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with 人見知りさん


自分の中にボケとツッコミを作る(特にツッコミ)


○なぜ人見知るのか?

人見知ってしまっているその瞬間って、何が起こっているのでしょうかね?

おそらく必要以上に自分のことを過小評価して比べてしまったり、足りない部分を埋めようと背伸びしてる状態。自分は相手や集団からどう見られているのか?どう見られたいのか?目の前の人間と釣り合うためには背伸びしなきゃなど…とにかくベクトルが自分の内側に向き過ぎちゃってると思うんです。

結果、相手とのコミュニケーションバランスがズレてしまう。だから緊張もしてしまうし、声も小さくなるし、カミカミになる笑、相手にも気持ちが届かない。

これ、僕自身がそうだったし、今もなってしまうから良〜くわかります。

○バカになる、は謙虚な姿勢

要は自分の小さなプライドが邪魔していたことが原因だったんだと思うんです。

でもそんな小さなプライドはなくてもいいんです。相手をもっと知りたいのなら、相手にもっと知ってもらいたいなら、少しでもコミュニケーションが取れる人間になりたいのなら、カッコつけずオープンになってありのままの自分で向き合った方がいい。そうすればちゃんと相手と交流できる(自分にも言い聞かせていますw)。

つまりバカになれた方が得なんです。自分を受け入れ背伸びせずバカになるってすごく謙虚な姿勢だと思うんです。

とはいえこれは簡単なことじゃないし、簡単にできたら何も苦労はない。


○ツッコミを育てよう!

ではどうするか?これはちょっとした意識で変えられるものだと思います。

そんなバカな自分を笑ってやれる自分を持てばいい

つまり芸人さんでいうところのボケ(=バカな自分)とツッコミ(=冷静な自分)のコンビを自分の中で成立させ、成長させることだと思います。

僕らがバカになれないのはそれをツッコんでくれる人が常にいるとは限らないから。たとえ頑張ってバカになれたとしても誰かがそれを拾ってくれないと大きな割合でスベるわけです。スベるって恥ずかしいし、ツラいじゃないですか?だから僕らは怖くてバカになれないんです。バカになれれば楽なのに…。

だけどそのボケを拾ってくれる人(ツッコミ)がいたらどうでしょう?

堂々とバカになれませんか?楽に考えられませんか?

そうなんです。ツッコミって非常に重要で、人見知りのままでもオープンにみせる大事なポジション。セーフティネットなんです。

ではそのツッコミはどうやって作るか?ですが…

日々自分事を他人事としてみるクセをつけることだと思うんです。

つまり客観力をつけることだと思うんです。

バカをやっている自分を一歩引いて俯瞰して、時には鋭いツッコミを入れてやる役割。人見知ってしまっているなぁと感じたらそんなイメージを持つようにして思い切ってバカになっちゃってください。そして心の中で常にツッコミを入れ続けてください。そうすれば少しは安心して心が開けると思います。これを習慣づけていくうちに段々楽になると思います。相手からも受け入れやすくなると思います。

こうして俯瞰で自分自身を見る訓練ができてくると人見知りだけでなく、いろんな困難にも立ち向かえるようになるんじゃないかなと常々思っています。

そして人見知りは克服しなくていいんです。
上手く付き合ってそれを力に変えていけば良いんだと思います。だから僕は人見知りの人の方が爆発力があって好きです。むしろ僕なんかそういう人見知りがバカしているのをみると勇気をもらうし、カッコいいなって思っちゃいます。

だから人見知りさんは受け入れましょう!

最後に…ぶっちゃけ人見知りじゃない人なんていないと思います。天性のバカ(めちゃくちゃ良い意味で!)は別としてw大抵の人は人見知りだと思いますし。普段明るくて社交性のある人も実は人一倍人見知りだったりする。いや、人見知りだからこそ道化になる道をどこかで選択したんじゃないかと思います。
そもそも自分で意識している程他人は自分のことを見てません。本当はそんな意識しなくても大丈夫なんです。


これが僕が役者という仕事を通して見つけ、実感してきたことでした。実際に舞台に立つ時にもこのような精神状態を心がけています。

もっともっとここに至るまでにはエピソードがあるのですが長くなりそうなので続きは解説ボイスコメンタリーでゆるりと話してみます。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

楽しみましょう!


河合龍之介


〜解説ボイスコメンタリーに続く〜

※更に詳しい内容はこの記事の後にアップする解説ボイスコメンタリーをお聴きください。僕自身のエピソードなどを絡めながらゆる〜く話しています。

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