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音楽業界に見る日本の北朝鮮化(JOYラジオ第13回)

 未だに。もはや令和5年の5月である。なのに未だに、マスク強要は続く。
 今や、音楽業界や演劇業界がその先頭を走っている。これまで最悪の人権侵害を続けてきた飛行機や百貨店もシレっとマスク強要を終わらせたというのに。もちろん彼らには、総懺悔して欲しい。すべきである。だが未来永劫そんなことはせず、マスク教と言うカルトによる支配を続けてきたことすらなかったことにするだろう。

 が、今回は、まさに現在進行形の話である。
 矢沢永吉、B’zがこれから始まるツアーでマスクを強要したことで炎上した。そして小田和正である。

 Twitterに投稿し、相当に炎上した話を、音楽業界の闇、黒歴史としてnoteに残しておく。
(この件については群衆心理の話も絡めてスペースでも話しているのでリンクを貼っておく)

 私は、彼の曲を30年以上にわたり聴いてきた。本当に好きだった。去年もコンサートに行った。真夏の広島、10月のさいたま。

 その際、私はマスクをどうしたか?特に8月の広島は普通に歩くだけでも苦しくなる酷暑である。その頃、私は既にほとんどの場面でマスクをしていなかった。しかしまだこの時点では、トラブルになるのが嫌で言われそうな場面だけ着用することはあった。
 このライブでもそうだった。マスクを着用しろと大声で命令する会場係の前を通るときだけ、着用した。私は顎・鼻出しは不快で耐えられないので、ストラップを常日頃から使用していた。入場後は首から下げている状態だったが誰からも何も言われなかった。それこそ、「ほんとはマスクするんだけど今ちょっとだけ外しています」と言う風に周りが「勝手に」理解していたのだろう。

 実にくだらない。

 そして今年の2月、FC会報にツアーの案内が郵送されてきた。小田さんは高齢だ。ツアーはいよいよ最後だろう。阿呆みたいに喜んだ私は早速申し込んだ。その際、「マスク不着用は入場させない」と言う注意書きがあったが、ツアーの日程から考えてももういい加減こんな強要は終わると勝手に楽観的に考えた。2月1日の話だ。

 その10日後、国は、「3月13日を以てマスクを任意とする」と言う摩訶不思議な宣言と、5月8日に特措法の扱いを止める、と言う発表をした。
 その後チケットは4枚当選した。5月4日の鯖江から、熊本2日、山口。
 そして3月13日、マスクが任意から任意へと変更される歴史的な日を過ぎても、サイトの「感染対策に関するお願い」は更新されない。引用しているガイドラインは昨年11月のもののままである。

ツアーサイトの感染対策に関するページ(2023年5月6日現在)
入場禁止と明記され、さらに電話でも禁止と明言した。

 ガイドラインは3月9日に改訂されているにも拘わらず、明確に「入場不可」と書いてあるのだ。
 「事業者はマスク着用を要請できる。」
 厚労省のこの文言を勝手に拡大解釈し、何をやってもいいという勘違い。小田氏程の大物アーティスト、ツアー主催者がこのザマなのだ。

 実際に会場に行けば追い返されないだろうとか、そういう問題ではない。こんなことを堂々と掲げている時点で、問題なのだ。世界の状況はとっくに変わり、日本すら何周も遅れてようやく阿呆なマスク強要を、とりあえず、終わらせようとしているのに、未だにこんなことを続けることが問題なのだ。

 まずツアーサイトの問い合わせにメールした。350字のも字数制限があったので多くは書けない。
 すると、返事は「各地の主催者に委ねているのでキョードー北陸に問い合わせろ」と言う内容であった。
 そしてキョードー北陸に問い合わせた。

 その返事がこれだ。会話は録音してある。

『5月8日以前はもちろんガイドライン廃止後も全公演を通じてノーマスク入場禁止という発売時の規約は変えない。』

「入場させない」と担当者は明言した。

さらに「皆さんの安心のため」を繰り返した。

それはすなわちノーマスクがいると安心安全な公演の催行が妨げられるという思想であり、あまりに非科学。

令和5年4月の時点で未だにノーマスクをウイルスをばらまくテロリストと見なし「安心のため」排除する。科学は1ミリも存在しない。3年間繰り返されたカルトを未だに続ける事業者。
 
 狂っている。

 北朝鮮と同じだ。権力者に従った者だけに与えられるご褒美としての娯楽。従わないものには与えない。
 観客は奴隷どころか家畜だ。

 30年以上にわたる小田さんへの愛が終わった。

 冗談じゃない。音楽は家畜のものではない。
 人間のものだ。
 魂の尊厳を侵されてまで、何が音楽だ。

 私はチケットを破いた写真を張り付けてtweetを流した。

 かなりの騒ぎになったようだ。
 一部のリプに「ヒステリー」「承認欲求の固まり」などと嘲笑するような書き込みがみられたが、完全に外れている。
 思考の次元が違う方たちの相手などする気はない。
 
 こんなことで方針が変わるとは微塵も思わない。何故なら、この3年間、どこに何を訴えても、全ての事業者はマスク強要を1㎜も変えなかった。私だけではない。マイノリティーではあるが、それでも多くの人たちが上げた声を、日本全体が潰してきたのだ。
 ただ、音楽業界、小田氏のツアー担当者の中にもこんなやり方はおかしいと思う人もいるはずだ。
 たかがマスクではない。これは猿轡だ。音楽を聴くのに猿轡を強要する、この国の恐ろしさを私は問題提起としてtweetした。
 案の定匿名の家畜の方々から知能のかけらもない攻撃を仕掛けられたが、賛同してくれる方は非常に多かった。

 残念なことはさらに続いた。4月23日、公式Twitterアカウントから、「マスクは着用していただきますが声出しOK!」と言うtweetが流された。
 ここでも「マスクしても歌えるなんでサイコー」と涎をたらさんばかりに喜ぶ家畜が群がったが、間もなく荒れ始めた。
 すると、なんと運営はこのtweetを削除したのだ。

 そして全く同じ文面でtweetしなおした。

 ここまで腐り果てたのか。
 言葉もなかった。

 公式tweetはまだ続く。5月1日のtweetがこれだ。

 一瞬方針転換したかと思わせてからの、リンクに飛ぶと「マスク強要続行」であった。
 30年以上愛したアーティストの凋落ぶり、腐れっぷりを前に、ただただ情けなかった。

 ちなみに、私自身は、あのtweetを流して自己満足で終わりではない。ファンクラブのサイトにもメールを送り、さらにはこの破いたチケットは直筆の手紙と共にファンクラブの宛先に郵送した。

 当然ながら、何の反応もないまま、ツアーは始まった。

 マスクのことなど全く触れず自由に声出しするコンサートも次々開催されるというのに、何十万の家畜を呼び入れながら小田氏のツアーはこれからも続く。8月の横浜アリーナまで。

~おわり~

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