【PDCA】まだやってる?即行動する経営者の頭の中
今回は行動力に関する話を書いていきます。
私は日頃、以下のような言葉をよく聞きます。
「もう少し考えます」
「私は石橋を叩きますから」
「まず計画を立てます」
と。これらの言葉を発する人は、慎重派と言えば聞こえが良いですが、単純に行動することができない人が多いように感じています。
PDCAのサイクルを回しましょう!
と、多くのコンサルタントが声高々に言いますが、本当にそれで全てがうまくいくのでしょうか?
P・・・計画(目標の設定も含む)
D・・・実行(計画を実行に移す)
C・・・評価(計画の通りに進んでいるか確認する)
A・・・改善(進める or 計画変更 or 中止の判断)
まずスタートが一番問題です。なぜ計画から始まるのか・・・。
私は理解ができません。確かに計画は大切かもしれません。しかし、常に計画重視の姿勢は考えものです。
計画重視の姿勢は、即断即決という最強の武器を手放すようなものです。
何もわからない分野へ飛び込む時に、正確無比な計画なんて立てられるのでしょうか?データを必死で集めて、空論の精度を高めるのでしょうか?
私は時間の無駄だと思っています。
高度経済成長期の日本人はトコトン貪欲でした。
日本の家電メーカーは他国の製品を取り寄せ、即分解して自分たちの技術にしていく。即分解です。
(例)
あの国のあのメーカーのあの製品を仕入れて分解しませんか?
メンバーは〇〇、〇〇、〇〇、〇〇、〇〇の5人。
分解して未知の部品があった時、どうしますか?
予想できる部品に関係する専門家たちを呼んでおきましょうか・・・。
他社はこの価格です。同等の商品ができた時、私たちはいくらで販売しますか?
市場規模はこのくらいです。
関税がこのくらいで・・・
(終わり)
こんなこと、やってたと思えますか?
思えないですよね。
高度経済成長期の日本は、とにかく勝負あるのみでした。
二の足を踏んでたら取り残されてしまうからです。
「高度経済成長期は変化のスピードが速かったからだ!」
なんてことを言う人は、今後は生き残れないのではないかと思っています。
AI(人工知能)が普及されるにつれ、高度経済成長期なんて比較にならないほどの変化が世の中に起こると言われています。
そんな大変革の時代に、行動力のない人が生き残れるとは思いません。
計画はAIが立ててくれます。それはそれは見事な空論以上の計画を立てるでしょう。
では人間は何を身につけるべきか?
行動力です。行動力一択です。
だからまず、行動することを一番に考えましょう。
するとPDCAサイクルが変わるはずです。
① まず行動する (D・・・Do)
これが鉄則。次に
② 分析する (A・・・Analysis)
そしてまた
③ 行動する (D・・・Do)
そしてまた
④ 分析する (A・・・Analysis)
行動して取得したデータこそが生きた真実のデータです。
そのデータを分析し、もう一度即行動してデータを取得する。
大胆な行動でなくてもかまいません。小さい行動でもデータはデータです。まず行動することに意味があります。
このサイクルを繰り返し、少しだけ全容が見えてきて初めて
⑤ 計画を立てる (P・・・Plan)
ことができるようになります。そこからようやく
⑥ 行動する (D・・・Do)
⑦ 評価する (C・・・Check)
⑧ 改善する (A・・・Action)
の通常サイクルに入ることができるでしょう。
DADAPDCA
このサイクルを繰り返すのです。いかにDo(行動)が多いかがわかると思います。PDCAと比較すると格段に覚えにくいですが・・・(笑)
しかし、現代の社会はこれだけではいけません。
このサイクルを回しながら、
⑨ 広める(S・・・Share)
ということが必要です。
自らが作り上げた経験をシェアすることで、多くの仲間が出来、活躍の場も一気に広がります。
世の中はSNS時代です。
世の中に情報を解放し、自分自身の領域を広げましょう!
そして最後に
⑩ 継続する(C・・・Continue)
継続できる人が少なくなっている世の中です。継続力も行動力と同じくらい必要です。
まとめると、
DADAPDCA-S-C
となります。はっきり言って覚えにくいです。(笑)
ですが、一度でいいからこのサイクルを回してみてください。
小さくてもいいんです。
まず行動ありきのサイクルを回してみてください。
格段に成果に変化が出てきますから!
常に同じことばかりやってても人生は変わりません。
慎重過ぎ・優柔不断でも人生は変わりません。人もついてきません。
さぁ皆さん!騙されたと思って、
行動してみませんか?