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最後は運任せ?王妃選抜試験【教養版】

こんにちは! 伊江朝恭です。

はじめに

数あるnoteの投稿の中からいつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

昨日の投稿につきまして、「少し難しかった」などのご意見もいただきました。現段階ではどのような方針にするか手探りな部分がありますので、このようなご意見は非常にありがたいです!
今回は【教養版】と設定いたしましたが、どちらかというと豆知識に近いです(笑)

王妃の父は出世争い有利

さて今回のテーマ「王妃選抜試験」ということですが、これは昨日ご紹介した「第二尚氏王統」における王妃の選抜試験を記述してきたいと思います。

第二尚氏王統では三代国王尚真が驚異の在位50年間という長い期間をかけ、琉球王国の基盤を作り上げました。
その一環として冠位を設け、王府の体制を盤石なものにしました。
それにより士族階級(士:サムレー)の家柄は最高位である親方(うぇーかた)を、王子・按司(あじ:国王の孫以上離れている子孫)で構成される王族の中でも、按司たちは王子に昇格する(陛る)ことをそれぞれ目指すようになりました。

そのような思惑を持った士族や王族のとる行動の1つとして、娘を国王に嫁がせるという選択肢がありました。
日本でも藤原道長が娘を4人天皇に嫁がせていますし、考えることはどの国でも同じなのかもしれませんね(笑)

しかし琉球王国では他国には見られない非常に難関な試験を合格しなければ、「王妃」の座に君臨することができなかったのです。

王妃選抜試験,,,その内容は!?

試験内容の一部は仲間由紀恵さん主演の「テンペスト」の中でも紹介されているため、ご存じの方も多くいらっしゃるかもしれません。

王妃の候補者は王族や士族の娘の中で才色兼備であり、健康な女性が応募資格を持ちました。役員や女官が審査員を務める中、ユニークな選考が始まります。

選考内容は、庭遊び(一次試験)、廊下歩き(二次試験)、個別面接(三次試験)、食事(四次試験)、(最終試験)といった長い道のりで王妃が決定されるのでした。

国王は基本的に16、17歳で結婚をしており、この王妃選抜試験は国家として非常に大切なイベントであったことがうかがえます。


一次試験、二次試験では、健康状態・礼儀作法・性格など詳しくチェックがされます。
「庭遊び」なんて小学校受験の科目みたいで、個人的には驚きました。実際にはマリつきや二人一組での運動などを行なっていたようです。

「個人面接」(三次試験)では、実際に会話の中での言葉遣いや教養のレベルが確認されていました。

「食事」(四次試験)では、食事をとらせ、食後には使用した箸を米糠に差し込むことで箸をどのあたりまで舐めていたかをチェックしました。これは箸の舐めた部分が長ければ長いほど無作法とされていたためです。

ここまでの非常に難易度の高い試験を乗り越えることができた2~3名がいよいよ最終試験に挑戦することができるのです。

この最終試験が「運」というものであり、とてもユニークなものでした。

その内容は畳だけの一室に通され、「自由にこの中から畳を選んで座りなさい」というものでした。室内の1つの畳の下には黄金のハサミ(クガニンバサン)が置かれており、その上に座ることができた候補者が王妃に合格するのでした。

終わりに

いかがでしたか?

王族や士族の出世争いにつきましては、また後日取り上げようかと思いますが、その権力者たちの娘にもかかるプレッシャーは相当なものがあったようですね。

最後の「運」に関しては対策の立て方があったのかどうか個人的に気になります(笑)


今回の記事も最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!

また次回の記事でお会いしましょう!

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