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人物クロッキーやデッサンに使う、おすすめの画材は? その2

こんにちは、Rontaです。

前回は描く道具、ということで鉛筆や木炭を紹介しました。
https://note.mu/ryukraft/n/n3ab254df1249
今回は、前回からの追加分となります。いわゆる色鉛筆と呼ばれる道具に焦点を当ててみます。さっそく始めましょう。

油性色鉛筆

線 ★★★★
陰影 ★★★
表現の幅 ★★★
(初心者おすすめ度) ★★★★

良いところ
鉛筆のように扱いやすく、携帯性が高い。
鉛筆よりも紙が汚れにくく、嫌なギラつきが無い。
鉛筆と同じく、寝かせてざっくりしたトーンをのせることができる。

イマイチな点
練りゴム程度だと消しづらい。
鉛筆よりも堅牢さがなく折れやすい。
油性のため、他のをはじく。

ほぼ、鉛筆の代用になります。自分の場合は、鉛筆代わりに使う時が多いです。茶色などの色だと、スケッチブックなどクリーム系の紙に色馴染みが良く、鉛筆より落ち着いた感じが◎です。
また、トーンは影部分のみなどモノクロでざっくりと入れる程度です。色味が欲しい時は色鉛筆の線の上からパステル(線の部分は弾くので注意)や水彩を入れます。


水彩色鉛筆


色鉛筆で描いたところに水で濡らすと、水彩のようなタッチになります。
便利な道具なのですが、歴史が浅いので意外とマイナーな画材なようです。

線 ★★(弱い)
陰影 ★★★★(水で溶かしてつかう)
表現の幅 ★★★★(可能性は大)
(初心者おすすめ度)★★

良いところ
扱いやすい。普通に色鉛筆としても使える。
水彩のタッチになり、水彩と混ぜて使える。
水で消せる。

欠点
油性に比べ芯が硬く、線がやや弱い。
支持体によっては、描きにくい、描けないものがある。
他の画材と混ぜにくい。
消しゴムでは消しにくい。


水で消えることを生かし、大きめに面を塗りたい時やぼかしたい時、または水彩の下書きによく使ったりします。薄い紙に描くと水分で紙がヨレヨレになるので注意(上の絵)。



ダーマトグラフ


色鉛筆の一種ですが、やや扱いが違います。水性と油性があります。

線 ★★★
陰影 ★★★(色鉛筆並み)
表現の幅 ★★★★(可能性は大)
(初心者おすすめ度)★★(消せない)

良いところ
巻き軸を剥くので手軽に芯を出せる。
支持体を選ばないのでいろんなものに描ける。

イマイチな点
消えない。色鉛筆よりも消えない。
柔らかいので折れやすい。
色の種類が少ない。

あまり使っている人見かけないです。やはり消せないのが難点でしょうか。
程よい柔らかさと程よい太さがあるので、自分には扱いやすく、5分程度の短い時間で描くようなほとんど線を消さないクロッキーの時によく使います。


パステル、パステル鉛筆

モノトーンで描く範囲では、前回のコンテとほぼ同じ。

線 ★★★★
陰影 ★★★★★
表現の幅 ★★★★★
(初心者おすすめ度)★★★★(パステル鉛筆の場合)

良いところ
パステル鉛筆は扱いやすい。
軽くトーンを入れやすく、ボカシやすい。
他の画像とも併用しやすい。

イマイチな点
折れやすい。
鉛筆などと比べると、少し柔らかいのでコントロールが必要。

割とオールマイティ。パステルにはハードパステルと、ソフトパステルがあるのですが、線というよりは塗る段階で使う画材になるかと思います。
後のエントリーで紹介したいと思います。

まとめ
・色鉛筆は鉛筆よりも表現に幅がある。
・色の付きの紙とは見え方の点で美しさがある(鉛筆よりも)。
・色鉛筆は消しずらい。
・水彩色鉛筆は意外に奥が深い(可能性がある)
・パステル鉛筆がオールマイティで扱いやすい


鉛筆でマンネリを感じている人は、とりあえず鉛筆のような使い方から始めてみて、描き進めてみるうちに表現の幅に気づくのではないでしょうか。
まずは「デッサン=鉛筆」という思い込みを捨ててください。

他にもおすすめの画材があれば、是非コメント欄で紹介してくださいね。
質問も受け付けています。

それでは今回はこんなところで!


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