移住のあれこれのお話③
一軒目の古民家を訪ねていってから、私は度々その地域を訪れるようになりました。
同居していた世帯主は、誰かとドライブを楽しむなんてことをする人ではなかったので、子育ての終わった主婦がやっと解放されてひとりドライブを楽しむといった感じでしょうか。
地元の農家さんやクリエーターさんが企画されてるイベントに参加したりもしました。午前に出発し、世帯主が帰宅するまでに家に戻っていたのです。内緒で行動するのがちょっとドキドキワクワクでした。
そのようにして山に向かい慣れてくると、違う道を走りたくなりますよね。今回はこっちから行ってみようか、次回はここを通ろう、てな感じで。
そうしていろんな道を通るうちに、道沿いに空き家の立て看板のある古民家を見つけました。ネットには写真が載っておらず、古民家とは判別できない物件でした。こんなふうに出合うこともあるか、と思ったそれは、平屋の、見た目それほど傷んでいないお家でした。
よし!不動産屋さんに内覧申し込んでみよう!
という気分になりました。
予算的にはちょっとお高めでしたが、見せてもらうだけでも今は必要なんじゃないか…という気持ちで電話しました。
しかしながら、結論から言うと、
その物件の前の道路が拡張工事するため、お家を壊すか、移動させるか、部分解体するかしなくてはならない物件であるため、内覧さえ実現しませんでした。
う~ん がっかり やっぱり不動産探しって根気良く・・・だな
こうして2軒目の物件との出合いもあっさり終了となりましたが、ここでひとつ思うことがありました。
拡張工事など必要なのかと思える山の道。不動産屋さんも不思議に思われてました。
以下は私の脳内での考察です。
考察A側
うっわ!これって2040さんの話にリンクするんじゃ!今後を見越して山間部の整備が始まってる?
考察B側
いやいやダンプたくさん通ってるやん。安全確保のためでしょうよ。
考察A側
確かに。けどダンプ通らない道も拡張対象だって。
考察B側
・・・ ほなそうか~
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