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厚労省記者クラブの苦悩

会社経営の傍ら、心理カウンセリング・コンサルタント講演・コンプライアンスに基づく講義なども行っています、りゅうこころです。ryukokoro

パンク寸前コールセンター

今回の新型コロナウィルス非常事態宣言を受け、厚生労働省は問い合わせコールセンターを開設していますが、これがパンク状態だという話です。一般市民から議員から、各市の職員からなど電話は鳴りっぱなし。中には「苦情を延々怒鳴りまくる人」もいらっしゃるようで、精神的パンデミックになっているのはわかりますが、コールセンターの厚労省職員だってそれ専門の人ばかりではない所から集められているのですから、心無い電話は避けて欲しいものです。

毎日記者会見

こんな状態ですから、国民の「知る権利」にしっかりと対応すべく厚労省は毎日記者会見を行うわけです。その職員に対する記者の質問が余りにも酷いとTwitterにも上がっていました。『総理がこの様に言っているけれど、厚労省としてはどうなのか?』とか『今日の総理の発言について厚労省の意見はどうなのか?』など。実際かなり困っていらっしゃるようです、だって職員全員が総理の一言一句をタイムリーに聞いている時間がどこにあるのでしょうか?

視聴率重視

番組として他局よりも視聴率を稼ごうと思ったら、視聴者がより興味を持つような番組を作らなければならない訳です。となると、マスコミ各社はテレビの前の人が喰いついやすい質問をしないとチャンネルを替えられてしまうわけです。必然的に攻撃的な質問になる、なぜならその方がうけるから。そうすると攻撃の的にされた厚労省はたまったものではないのです。うけの為なら攻撃手法はいとわない、いじめの様な質問ですよ、会見を聞いていると。会見する人が厚労省の情報すべてを把握している訳ではないですし、政府のそれも内閣総理大臣の意向である改憲についてなんて答えられるわけはないのです。

病んで出勤できない

「休日出勤やめましょう」「残業ゼロを目指しましょう」がスローガンの厚労省に於いては庁舎内に『終業時間終了の放送です』などのアナウンスが流れるそうです。でもこの緊急事態の現在は、「終電乗れなくて当たり前」、「朝五時に帰宅してお風呂だけ入って出勤する」などとても普通ではない生活を職員の方々は送っていらっしゃるという話です。それだけ頑張ってくれているのに心無い罵声とか浴びせられる日々、議員から呼びつけられて体裁の為だけに怒鳴りつけられるなど、それは心が病んでも仕方ない現状です。内閣官房では実際に自殺者も出ています、保身や不安になる気持ちもわかりますが、こんな状態だからこそ優しい気持ちを持ってほしいものです。

野党の保身

国会予算員会を見ていると、野党として与党に反対しなければいけない保身でしょうか。一国民の私にはよくわかりませんが、総理が決断した事に対して『遅かった』だの『前回の二の舞』だの、「そんな事を質問している暇があったら街の消毒手伝え!」と思ってしまう質問ばかりです。そんな彼等でも我々国民の一票で選んでしまったのですから国政に関しては議員の責任ではなく国民の責任であることを忘れてはなりません。国民の我々が『政治はおかみの仕事』と政治的無関心になってしまう事が最も懸念されるところです。デマに踊らされず、冷静な判断でお互いを守り合いましょうよ。

りゅうこころでした。ryukokoro

重度のうつ病を経験し、立ち直った今発信できることがあります。サポートして戴けましたら子供達の育成に使わせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。