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最近のアニメ・漫画って残酷に死にすぎじゃありませんか? 他人事じゃない!!

会社経営の傍ら、心理カウンセリング・コンサルタント講演・コンプライアンスに基づく講義なども行っています、りゅうこころです。ryukokoro

こんな事を考えたのも、私が子供の頃は「俗悪番組だから子供は見てはいけません」なんて決まりのあった番組が結構あったものなのですが、最近は「コンプライアンス上問題になるので」と制作側が気を付けている一方、アニメ、漫画の中で余りにも残虐で酷い死に方をするシーンが大過ぎるのでは?と目に余ったのです。

私の幼少期、「俗悪番組」と言われて見られなかったものは

・ 人をこづいたりする番組

・ 食べ物を粗末にする番組

・ 青少年の視聴に相応しくない番組(大人向け)

だったのですが、現在の漫画やアニメでは上記全てが解禁されていますよね。勿論『審査機構』がありますから、テレビで放映されるものに関してはそれなりの配慮がされていたり、番組が終了したりしている訳ですが、最近の子供はテレビを見ないです。入ってくる情報は主にネットです。テレビ番組もネットも人間が作っている訳ですが、ある程度までは「セーフティーネット」や「見守り」などで親が子供の視聴できるコンテンツを制限したりできますが、アニメ・漫画がどうでしょうか?R15やR18といった指定のある物、所謂成人物に関してはそれもできるでしょう。ゲームなどもそうですよね。でも、アニメや漫画でグロいシーン多すぎませんか?

先日事件になりました、「東尋坊集団リンチ殺人事件」をみてみるとあまりにも残虐すぎるし、なにかの漫画で見たことあるようなことばかり。主犯格の39歳と未成年6名が検挙されましたが、未成年6名なんてまさにこの漫画世代な訳です。私が漫画を見ていた頃にグロかったといえば、人体にある秘孔を突く事で身体が爆発する拳法漫画位でしたが、子供心に「こんな事実際にあるわけない」と思うものでした。でも今のアニメ・漫画の残虐さは実際に起こり得る、出来てしまうものなのです。この事件から拾いますと

・ 自動車で被害男性の足を車でひいた

・ 火の付いたたばこを鼻の穴に入れた

・ ハンマーで前歯を折った

・ 顔や背中などを木製バッドやフライパン、ハンガーで殴打した

・ 火の付いたたばこを口の中に入れた

・ 指を手の甲側に折り曲げた

・ 崖から飛び降りて死ぬよう追い詰めた

など、想像を絶する恐ろしさです。しかも「集団で1人を」です。

これらの描写はイラストやアニメ・漫画としてネットの中にゴロゴロ転がっています。そういう本やアニメがあるという事なんですよ。『俗悪番組』よりもこちらの方がよっぽど怖いと思うのは私だけでしょうか?なぜ皆さん恐怖に思わないのでしょうか?他人事だからですか?これだけ毎日の様に残酷な殺人事件が発生しているのに。

1989年の「天安門事件」の時、政府や軍に反乱する一人の男性が戦車の前に立ちはだかり動こうとしませんでした。結果、戦車は彼をひき殺しました。非常に残虐な映像で、その部分はもちろん放送されることはありません。でも現実に起こったこの残虐で惨い現実を隠ぺいする一方で、子供達が興味を持つような残虐非道な描写を「フィクション」だから・・・と公開していいのでしょうか?それこそ「戦場で育った子供は何の迷いもなく引き金を引く」と何ら変わりはない気がするのですが。

人間の心理とは不思議なもので、皆さんよく耳にされると思います「群集心理」です。「1対1」ならやらなくても、「1対多数」なら感覚がマヒして上記の様な怖い事が出来てしまうのです。人間は恐怖の一線を超えると麻痺する様に出来ているのです。だからこそ、それらをちゃんと知る必要があるし、何でやってはいけないかを教わらなければならないのです。

子供に実際にヒアリングしてみると「うわぁ、痛そう!」と言いました。「痛そう」じゃなくて「絶命」している描写です。わからないのですよ、子供には。そんなものばかり見て育った子供は将来どうなるか。『痛みを知らない人間』になります。すなわち『人に与えた痛みがわからないから、漫画みたいにやってしまう』となるのです。

脅しでも何でもなく、あなたのお子さんがこの様になったらどうしますか?

この悲しい事件の様に、老いてなお我が子をその手で殺めますか?他人事じゃない。これを知ってほしくて記事を書きました。

りゅうこころでした ryukokoro




重度のうつ病を経験し、立ち直った今発信できることがあります。サポートして戴けましたら子供達の育成に使わせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。