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トランスジェンダーの選手の出場は不公平

会社経営の傍ら、心理カウンセリング・コンサルタント講演・コンプライアンスに基づく講義なども行っています、りゅうこころです。ryukokoro

アメリカの女子高生が提訴した問題について書きたいと思います。

機会均等の権利

「男性の身体的特徴を持ったトランスジェンダーの選手が女子の競技に参加した結果、大会で上位に入り、奨学金を得ることができなかったとして女性が教育とスポーツの機会を受ける権利を定めた連邦法に違反していると提訴した」と記事にありました。

性転換手術による性別の変更

心と身体が一致しない障害(性同一性障害)に於いて性転換手術をうけ、「女性が男性になった場合に男性ホルモンを体内に取り込むことで男性的身体的特徴を得て男性として生きる」という観点と今回は違い、「男性ホルモンの値が先天的に高い女子選手」に対してその身体的能力の違いから「機会均等の権利に違反している」と提訴されたものです。

選手の心

これに対してトランスジェンダーの選手の1人は「私は女性として、周りと同じように競技に出場しているだけだ。勝利によって批判され、努力が認められないのは不公平で心が痛む」と話しているということです。

二つの問題点

「性の同一性についての考え方と生物学的な公平さは別問題だ。すべての女性は公平な競技環境を与えられるべきだ」という考え方と、「本人が認識する性別で扱われるべきだという州法に基づいた判断」という二つの異なった考え方が問題点として挙げられます。

今回の問題整理

今回の問題は「男性の身体的特徴を持った」という点が問題になるのでしょう。トランスジェンダーの方を否定する気も批判する気もありませんが、男性の身体的特徴を持っているという事は、生物学的に肉体的に女性よりも筋肉や骨格は男性として発達してしまっている訳で、男性と女性という区切りの中で争わなければならない競技でなければ問題はなかったわけです。

ゴルフでも「女性専用ティー」は男性よりもピンの近くに造られています。同じ100メートルを走るのでもタイムの差はどうしても出てしまいます。今のところ何の競技だったのかは明確になっていませんが、奨学金がもらえなかったとなれば女性が提訴する気持ちもわからなくもないです。

ポイント

しかし根本はそこではなく、「トランスジェンダーの人でも平等に参加できる権利」が確立されているかどうかだと考えるのです。ここのポイントは「協議で勝つか負けるか」ではなく、「参加できるかどうか」だという点です。スッキリしないポイントだと思うのですが、トランスジェンダーに対する認識や受け入れ態勢がまだはっきりと確立されていないのも事実です。性の問題は非常にデリケートで難しい問題です。世の中から肌の色に対する人種差別が無くなる事を祈ると共に、性の対立という問題も無くなってくれることを願います。

りゅうこころでした。ryukokoro

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重度のうつ病を経験し、立ち直った今発信できることがあります。サポートして戴けましたら子供達の育成に使わせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。