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これで分かる(?)ハワイ発ヒーリングメソッド「ホ・オポノポノ」解説② ホ・オポノポノとの出会い

 さて本題である解説に入る前に、私のホ・オポノポノとの出会いについて書かせてください。

ホ・オポノポノとの出会い

 今から10~15年前くらいでしょうか。自分の生きづらさを何とかしようと、既にスピリチュアルの勉強を始めていた自分の元に、ある衝撃的なニュースが飛び込んできました。

 それはかつて、ハワイにある触法精神障害者(法を犯したが、精神鑑定で異常ありと認定され、その結果減刑されたり無罪になった人間のこと)が収容される病棟のお話でした。そこに派遣されたある男性が一人でたった4つの言葉(ありがとう、ごめんなさい、許してください、愛しています)を唱え続けるだけで、精神障害者当人に直接会うこともなく彼らを癒し、最終的には病棟が不要になり閉鎖されたという、にわかには信じがたいお話でした。

 その男の名は、イハレアカラ・ヒューレン博士(以下ヒューレン博士)といい、彼の話が日本のスピリチュアル界で話題になったのが、丁度その頃であったと記憶しています。

 彼の取る立場は、目の前のどんな不都合な出来事も、自分の潜在意識のデータが反映されただけであり、その生みの親である自分が全責任を取って、潜在意識のデータを4つの言葉で清めていく。ただそれだけでした。

 「全ては自分の内側の反映だ」という言葉はスピリチュアルの世界では耳にタコが出来るほどのありふれた表現です。しかし、実際にその内側をこんなにもシンプルな手法で清めつつも、こんなにも大きな結果を出した事例は聞いたことがありませんでした。だからこそ、当時の私を含め多くの人を惹きつけたのでしょう。

 以前の私は人間関係が上手く行かず、嫌いな人間ばかりに囲まれていました。シンプルなメソッドでありながら、触法精神障害者すらも消せるようなこのメソッドであれば、自分の嫌いな人間など立ちどころに消えるはずだ!と期待に胸を膨らませて始めたものの、残念ながら効果は一切ありませんでした。24時間ぶっ通しで唱え続けるくらいの勢いを半年くらい続けても効果が見られなかったのは、今となっては苦くも良い思い出ですね。

 そうやって必死で唱えているうちに、当初4つの言葉を唱えるだけというシンプルなお話だったはずなのが、唱えるときに効果を期待してはいけないとか、潜在意識(ホ・オポノポノではウニヒピリと呼びます)を十分にケアしてあげないといけないなどの新たな縛りを見聞きするようになりました。

 センセーショナルな部分だけ切り取られて、大事な部分だけを後出しされるスタイルは自分としては興ざめで、まったく効果が出なかったことも相まって、ホ・オポノポノを面倒になっていつしか止めてしまったというのが、ホ・オポノポノとの最初の出会いでした。

 さて、次回はホ・オポノポノの歴史と仕組みについて簡単に紹介していきます。既にホ・オポノポノの実践をされている方にとっては聞いたことのある内容かもしれませんが、今後の布石にもなる内容なので読んでいただけると幸いです。

 

 

 

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