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「本能」を知らないと、あなたはハムスター

ハムスターが車輪を回す理由

ハムスターが車輪を回す姿を見たことがありますか?その理由をご存知でしょうか。実は、ハムスターは本能的に走ることがプログラムされています。走ることによって気持ち良くなり、ストレスが解消されるようになっているのです。

本能の背景

なぜハムスターはこのように走ることが本能として備わっているのでしょうか。それは、ハムスターが超長距離を移動することによって、餌をよく取れるようになり、生存確率が非常に高まるからです。野生の環境では、移動距離が長いほど、餌をたくさん採ることができるため、走ることが生存に直結しているのです。

家で飼う場合

しかし、家で飼われるハムスターには、このような長距離移動は必要ありません。飼い主が餌を与えてくれるため、走らなくても生存できます。
しかし、本能ではそうプログラミングをされている為、ハムスターは本能が余ってしまうのです。この余った本能が原因で、走ることができないとストレスが溜まり、最終的には死んでしまうこともあります。

本能の進化

もし、ハムスターがずっとペットとして飼われ続けると、この本能はいつか消えるかもしれません。生存に直接関係しないため、本能として不要になる可能性があります。しかし、現時点ではまだ野生の本能が残っているため、走ることが必要なのです。

ストレス解消のための車輪

そのため、ハムスターのストレスを解消するために、飼い主は回し車を設置します。これは一見すると無駄な本能のように見えますが、ハムスターにとっては重要なストレス解消手段です。回し車があることで、ハムスターは走るという本能を満たし、健康でストレスのない生活を送ることができるのです。

人間と同じような本能

このハムスターの例は、人間にも当てはまる部分があります。
本来なら、何か必要な事を成し遂げる為に、本能にプログラミングされていたものを、現在の文化や習慣の他の行いによって、本能を充足してしまい、本来成し遂げるべき事だった事象をおざなりにしていることがあります。

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