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人を武器にする暴れ青年、偶然出会ったモジャ髪青年を武器にせんとす

社会に適合できぬ駄目だこりゃ俺先行き真っ暗ドンガドンガと悩める
悩めるモジャ髪青年の部屋の壁ブチ破って、コスプレイヤーみたいな
珍妙な格好した青年が出現!その途端世界が変わる!狭いアパートが
異世界に!しかしハーレム形成してくれる美少女軍団は無し!目の前にあるのは、やたらでかい魔獣であった!そうですね、スカイツリーくらい。そんで歯の間から人の手みたいなのが見えてます。怖いですね。~解説fin~

奇妙な格好をした青年は自分より背の高いモジャ髪青年を軽々と持ち上げるとこう言い放った。
「人間は生きてるだけですごいんじゃ!」
「…!」
モジャ髪青年、一瞬感動。嗚呼、存在許容の言葉はかくも心に響…
「なぜならおどれは俺の武器になる!!」
「はあ!???てか何か生えてきた何これ!???」
モジャ髪青年の10年物の毛玉いっぱいスウェットから、ニョキニョキニョンニョキアンテナっぽいのが生えるわ、腕に目が浮かぶわとデゴデゴデゴと大変化!!
「オッケークリアー、ナンニモナッシング、ブチカマセオーライ」
ハチャメチャ青年の周囲を飛ぶ鳥っぽい何かが双眼鏡片手に合図を出す。
「よっしゃああ行くぜえええええ!!!!」
「待ってくれええええええ!!!!」
武器と化したモジャ髪青年からビームが発射され、魔獣消滅。めでたしめでたし。

「お前武器としてええ性能持っとるのう、俺の武器になれや!のう!」
「いや、ちょっと考えさせて、つか頭働かない」
「考エルナ、感ジロ、ソーラ良カッタネ、世界ニ居場所ノ無イオマエニ居場所ガ出来タヨ、ヨカッタネヨカッタネ満タサレマスヨ、イイコトナンデスヨヨカッタネ…」
「すんません、後ろで囁き続けるのやめて」

●終わり●

絵を描いてたら浮かんだ小話を書いてみました。

おまけの筆ペン原画。


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