見出し画像

令和五年六月七日 露 天神社(つゆのてんじんしゃ) 通称「お初天神(おはつてんじん)」/歯神社(はじんじゃ) 大阪市北区


大阪出張。例によって目的地近辺の神社を検索し、御朱印が頂ける神社を選択。「露 天神社」。「露」と「天」の字間は空ける。見出し画像は、いささか神社には不釣り合いな、中々インパクトのあるアニメ風男女。さすが大阪。ご存知の方も多いと思うが『曽根崎心中』の「お初」と「徳兵衛」である。

元禄十六年(1703年)に境内でおこった堂島新地天満屋の遊女「お初」と内本町平野屋の手代「徳兵衛」による心中事件を題材に、近松門左衛門が人形浄瑠璃「曽根崎心中」として劇化。露 天神社は「お初天神」の名で広く知られるようになる。この作品は当時の人々の間で大評判となり、参詣回向の老若男女が大勢押しかけたといわれている。広く民衆の涙を誘うこの作品はその後も繰返し上演され、今日でも回向とともに、恋の成就を願う多くの人々が訪れる。

御由緒は、公式サイトに次のようにある。
「社伝によると、当社は上古、大阪湾に浮かぶ小島の一つであった現在の地に、「住吉須牟地曽根ノ神」を祀り御鎮座されたと伝えられており、「難波八十島祭(なにわやそしままつり)」旧跡の一社である。曽根崎(古くは曽根洲と呼ばれた)の地名は、この御神名によるとされている。
創建年代は定かではないが、「難波八十島祭」が文徳天皇の嘉祥三年(850年)にまで遡ることができ、六世紀の欽明天皇の頃には形が整っていたとされることから、当社の起源もその頃と推察できる。なお、承徳元年(1097年)に描かれた「浪華の古図」には、当社の所在が記されている。」

御祭神は、少彦名大神(すくなひこなのおおかみ)、大己貴大神(おおむなちのおおかみ)、天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)、豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)、菅原道真公(すがわらみちざねこう)の五柱。


拝殿右手には、水天宮(すいてんぐう)と金刀比羅宮(ことひらぐう)が鎮座する。

境内のあちらこちらで目にするピンクのハート型絵馬。「結構すごいことが書かれていますよ」と参拝の後にお会いしたクライアントが教えてくれた。

開運稲荷社(かいうんいなりしゃ)
難波神明社(なにわしんめいしゃ)
神牛舎



参拝を終え、打ち合わせ場所に移動。ふと見るとビルの隣に小さな神社が鎮座していた。日本でここだけの歯の神様、「歯神社」。主祭神は「歯神大神」。

昔、近くを流れる淀川の決壊をこのお社の御神体であった巨石が歯止めしたことから「歯止めの神様」と慕われるようになり、それがいつしか「歯痛止めの神様」に変化したらしい。

御朱印は、徒歩5分の「綱敷天神社」の御旅社*で頂けるが土日に限られるとのことで本日は断念。(*御旅社というのは神様の休憩所や別荘のような場所)





龍神ボニーとともに、龍神様の神社を巡る 57

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?