龍神と繋がる旅『魂の宮古島 その②』

「あんた、頭痛いね。」

唐突に始まった私の霊視。

東京からずっと続いていた頭痛は
たんなる寝不足ではなく
ちゃんと意味がありました。

昨年 義父が亡くなりました。
きっかけは脳内出血からの介護生活になり
直接の死因は肺炎でしたが。

その義父が 自分の位牌の扱いを変えてほしいと訴えているようでした。
(だから頭痛かよ)

えっと。
諸事情で位牌の取り扱いに関しては詳しい話は出来ません。
ただ、早急になんとかしないと家族に病気の人が出ると言われました。

そして私の御嶽についてお話をしてもらい
夫と子供の御嶽が同じだと判明しました。

先祖番の おばぁの話を詳しく書くには
あまりにリアルで個人情報がてんこ盛りなので
さくっと流します(笑)

私の話が終わってから
メンバーそれぞれの御嶽の話や
家族の話、これからの話を伺い

気付けばすっかり夕方です。

荷物はホテルに預けてあるので
みんなで食事を取りに出掛けました。

そこで明日の日程を確認。

と言っても
集合時間が何時で
準備するものはこれ。
というくらい。

どこに行くのかは
予定を立てていても
たいてい崩れるので
呼ばれるままに車を走らせる旅
になるようです。


食事が終わってホテルへ戻る時
一緒に荷物を置いてあるメンバーの部屋へ行こうとしたら
別ホテルに宿泊している
ともさんと入り口でばったり会いました。

「さやちゃんに呼ばれたんだよね」
「何かあったんですか?」
「ちょっと怖くなっちゃったみたい。この旅するとよくあるから。」

ともあれ ともさんと一緒に部屋へ入ると
さやちゃんは
「怖い 怖い」とおびえています。

とくに何があったとかそういうのではないみたいだけど
感受性が強くなっているために
これから過ごす毎日への変化に恐怖しているような感じかな。

ともさんが さやちゃんと話をしている間
私と他のメンバー二人はベッドに座って話を聞いていました。


しばらくすると・・・・

ん?

あれ・・・・?


なんだろう。
目の錯覚かな?

あの、ぼやっとした光は何だろう。


話してるともさんの身体の周りが
ぼんやりと光っています。

それだけじゃなく
椅子もテレビもベッドも

目に映るほとんどのものの輪郭が
ぼやっと光り始めました。

実は これは誰にも話してなかったのだけど
昔から なんとなく身体の輪郭が
ぼやっと光るようなことは見えたことはあります。

でも
「目の錯覚だよ。光の加減じゃない?」と思っていて。


ただ 今回の光は
ぼやっとしながらも しっかり光だと認識出来るものでした。

二人の話が一段落した時
ともさんに聞いてみました。


「波動だね~。美仲さん 波動が見えてるんだよ。」

波動・・・・?

これが
波動・・・・・!


見渡すと 意識してなくても
いろんなものに波動が見えることがわかりました。

面白くて面白くて
ついつい

許可もなくその場にいる人の波動の説明をしてしまいました。

すると

「そういうの勝手に見られるの好きじゃないです」


あ・・・・・

ごめんなさい。

これが波動なのかー!
なんて調子に乗って見てたけど
そりゃ怒られるのは当たり前。

むしろデリカシーのない自分に呆れました。


ただ・・・・

ちょっと言い訳をすると

意識してみようとしなくても
ダダ漏れ状態で見えてしまっていたということなんですよね。

だからなるべく
彼女の方は見ないようにして
ほかの人には見えていいか許可を頂いて
ちょっと反省しました。


部屋に戻ってから
同室のあやちゃんと色々とお話をしつつ
初日の夜は終わって行きました。

初日から おばぁの濃い話と
波動が見えてしまったり。

明日からどんなことが待ち受けているんだろう?

怖いような気持ちも抱えつつ
私たちは眠りにつきました。


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