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スピリチュアルの王道:セルフナレッジの奥深さ

【スピリチュアルの王道:セルフナレッジの奥深さ】
~西洋と東洋のアプローチの違いと人生の本質~


100日修行など本格的なスピリチュアルな行を行う場合、必ず内観のプロセスを伴います。スピリチュアリティを高めるためにはどうしても避けては通れない道なんですね?

なぜ内観するかというと、それは「己を知ること」がとても重要だからです。これをやらないで覚醒できたり悟ったりできればいいのですが、残念ながらこのプロセスをやらないで覚醒した場合、インドでは気が狂った生ける神「アヴァドゥドゥ」になると言われています。日本だったら確実に精神病棟に隔離されてしまいます。でもスピリチュアル好きな人の多くはどうしても自分を観ないで外ばかり観たがる人が多いです。なぜなら西洋的なアプローチの方が一般的だからです。

しかし、なぜ「己を知ること」=セルフナレッジが大切なのでしょうか?

現実的な分野においても、スピリチュアルな道においても、セルフナレッジを高めることは個人の成長と人生の目的や使命、そして自分を理解するにあたって必要不可欠な要素です。

ただ、スピリチュアルな道においては、ザックリ言うと西洋と東洋のアプローチにはセルフナレッジや個人の自己成長へのアプローチの違いがあるようです。

西洋のアプローチの傾向(砂漠の民の教えの傾向)

・聖なる存在や能力者への依存

西洋の一部のスピリチュアルな伝統では、聖なる存在や霊的指導者への依存が強調されることがあります。

個人は神聖な存在に対して信仰や帰依を強調し、指導者や教えに依存することが期待されることもあります。

こうすることで教会や教祖の力や権威のピラミッド体制が維持しやすくなるから、組織運営(組織経営)にとっては都合が良くコントロールしやすくなるメリットもあります。
(組織の頂点や秘教では真逆の東洋のアプローチと共通の教育を受ける場合もあります。)

・サイキック能力の開発

西洋の一部のスピリチュアルな伝統では、サイキック能力や直感力の開発が重視されることもあります。

これは未来を予知し、超自然的な力を利用して現実に影響を与えることを目指すことが含まれます。

第三の眼を開くことでその能力を開花するプロセスを行う場合もあります。
(組織の頂点や秘教では別の覚醒が行われる場合もあります。)


東洋のアプローチの傾向(杜の民の教えの傾向)

・自己創造と意志の力

東洋のスピリチュアルな伝統、特に仏教やヒンドゥー教、道教などでは、自己創造と個々の意志の力が強調されます。

個人は自らの意識と行動によって、現実を創り出し、成長することが強調されます。

・依存からの離脱

東洋の哲学では、依存から離れ、自分の内面に向き合い、内なる平和と理解を見つけることが重視されます。
瞑想や精神修行を通じて、個人は自らの内なる本質や魂とのつながりを見つけることが奨励される傾向があります。


スピリチュアルの分野を離れて眺めてみると
(現実的な分野では)
セルフナレッジの重要性は、どの文化や伝統においても共通していることだと思います。

個人が自分自身を知り、成長することは、◯◯道においてもそれ以外の人生の度やスピリチュアリティの旅において中心的な要素といってもいいでしょう。

スピリチュアルな分野での西洋と東洋のアプローチの(傾向の)違いは、その成長のための「手段」や受け入れやすい教えにするための強調するポイントの違いだといってもいいでしょう。

私が伝授された秘教のスートラに対する個人的な見解では、セルフナレッジの重要性を強調し、個人の内なる力や意志を発展させることが、真のスピリチュアルな成長につながると受け止めています。

そのためにも、日本の文化というのは、他の地域には見られない異なる文化や伝統が提供する洞察を理解し、尊重することが自然にできているので、かつてインドの聖者が新しい時代は日本人から意識が変わり世界をリードするといったのもそういった理由からなのでしょう。

(実際には、戦後のメディア誘導や教育、農薬や添加剤(化学物質)や薬(処方薬や市販薬)や環境ホルモン(電磁波や高周波ノイズ等を含む)などの複合汚染の影響により海外に比べ日本人は情報統制でコントロールしやすい状況にあるため、“セルフナレッジという分野において”2023年現在では日本人の9割以上は世界よりも意識の成長が水準が遅れているという観方もあるようです。そのためインドの聖者が行ったムーブメントは特に日本では失敗したというニュアンスを聖者自身が発言しています。)


セルフナレッジを高めることが人生において不可欠なのは

・自律心が養われる:

セルフナレッジが高いと原因を外部のせいだけにはしません。

従って被害者意識や完璧主義にもなりづらくなります。

セルフナレッジが高いほど柔軟性を発揮し
自分の知恵を発揮できるようになるため
困った時などは自分の力でなんとか乗り切れると信じられるようにもなります。

そのため外部の助けに依存することもなくなり
自己規律の能力を高まっていきます。

・自己理解の基盤:

セルフナレッジは、自分自身を知るための基盤です。
これはコーチングでもカウンセリングでもヒーリングでも大切な部分になりますが、
自分の価値観、信念、感情、強み、弱みなどを理解することで、
より意識的かつバランスの取れた人生を構築することができます。

・悟りや成長への道:

セルフナレッジが深まると、人は自己超越※に向かって進むことができます。
ここでの自己とは自分の事をどう思っているか?を指しますが
自己は多くの場合刷り込まれた思い込みのエゴであり、
過去の出来事の意味づけをした自己認識そのものが錯覚です。

錯覚した自己を超越することが人生の目的そのものであり
悟りへの道になります。(◯◯道のほとんどは自己成長の旅です。)

自分自身を知り尽くすことで、悟りや深い洞察を得るための“道”が開かれ、個人の成長が促進されます。

・葛藤の理解と克服:

セルフナレッジは、葛藤や困難に対処する力を強化します。
そしてメンタル的に倒れたとしても本来の自分に戻るレジリエンス能力を高めます。
自分の弱みや課題を理解することで、それらに対処する方法なども見つけやすくなります。
セルフナレッジがあることで、葛藤が生じたり、ネガティブな状況に出会っても、それを克服し、学びと成長に変える手助けになります。

・他者との良好な関係:

セルフナレッジは他者との関係にも深い影響を与えます。
自分を理解することで他者も理解しやすくなります。
これによってコミュニケーションが円滑になります。
自分の欠点を受け止めているので他人の欠点やネガティブな出来事だと感じられることなども受け止められるため
対人関係においても、冷静かつ理解のある態度を保つことができます。

・目標の達成:

セルフナレッジを持つことで、自分の目標や夢に向かって進む方向が明確になります。
自分の強みを活かし、弱みを補強することで、効果的かつ持続可能な方法で目標を達成することができます。

総じて、セルフナレッジは個人の豊かな人間性の発展や人生の意味づけに寄与すると考えられます。

ただし、それを得る過程には努力や葛藤が伴うこともありますが、それが成長と深化に繋がると信じられています。

では具体的にどうしたらいいのでしょうか?

それについては以下の記事をご覧ください。


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