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美術

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美術に関する記事についてまとめています。
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記事一覧

見るのが100倍オモロくなる西洋美術史 PART-12【後期ルネサンス美術】1530年~1590年

一般的にマンネリというと、「ワンパターン」だとか、「新鮮味がない」、「ありきたり」など、…

イトケン
4か月前
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見るのが100倍オモロくなる西洋美術史 PART-11【盛期ルネサンス美術】1500年~1530年

容姿端麗、運動能力抜群、人類史上最高とも言われる頭脳を持ち、かつ人類史上最高のアーティス…

イトケン
8か月前
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自然の手によって切り取られた世界の痕跡 サム・フォールズの哲学

自然の煌めきと滅びのアート 壊れることは生まれることだ。絶えまない消滅と創造のくりかえし…

イトケン
9か月前
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見るのが100倍オモロくなる西洋美術史 PART-10【初期ルネサンス】 1400年~1500年

美術といえば「ルネサンス」、なんて言ったら大袈裟でしょうか? とはいえ「ルネサンス」美術…

イトケン
9か月前
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もっとおもしろくなる西洋美術史PART-9《国際ゴシック美術》 1300年~1400年

美術の歴史を知って、美術鑑賞をもっとおもしろく見てみましょうと始めたこの企画。これまでタ…

イトケン
1年前
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モネ『リアル地獄変』/狂気の天才絵師

地獄絵図を描くために、火刑で炎にあぶられ悶絶しながら焼け焦げていく愛娘の姿を目に焼きつけ…

イトケン
1年前
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見るのが100倍オモロくなる西洋美術史PART-8 〈ゴシック美術/イタリア〉  ~絵画時代の幕開け~

美術の歴史を知って、美術鑑賞をもっとおもしろく見てみましょうと始めたこの企画。 今回は第8弾、初期中世の美術についてです。   * 前回は1100年~1300年代中ごろまでのゴシック美術についてお話をしました。今回はイタリアのゴシックについてお話します。美術の大きな転換点となる回になりますので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。 フィレンツェ派とシエナ派の台頭 イタリアでは300年ころから始まったビザンティン様式の影響が長らく続いてました。ですが、1300年半

静かな宣告 DIC川村記念美術館『ロスコ・ルーム』

変形七角形の部屋には仄かな光源に照らされた巨大な赤褐色の絵画が、それぞれの壁に1点ずつ展…

イトケン
1年前
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見るのが100倍オモロくなる西洋美術史PART-7 〈ゴシック美術〉

美術の歴史を知って、美術鑑賞をもっとおもしろく見てみましょうと始めたこの企画。 今回は第7…

イトケン
1年前
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見るのが100倍オモロくなる西洋美術史PART-6 〈ロマネスク美術〉

美術の歴史を知って、美術鑑賞をもっとおもしろく見てみましょうと始めたこの企画。 今回は第6…

イトケン
1年前
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眩しい闇 アド・ラインハート

アド・ラインハート(1913-1969)は米国ニューヨーク州バッファローに生まれました。 上の作…

イトケン
1年前
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見るのが100倍オモロくなる西洋美術史PART-5 〈初期中世の美術〉

美術の歴史を知って、美術鑑賞をもっとおもしろく見てみましょうと始めたこの企画。 今回は第5…

イトケン
1年前
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十字架の歴史 掘れば掘るほど深い磔刑図

磔刑(十字架刑)はイエスが生きていた当時もっとも残忍な刑罰でした。 張り付けられ身体はしだ…

イトケン
1年前
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『ライトニング・フィールド 稲妻の平原』 ウォルター・デ・マリア

1977年にニューメキシコ州の砂漠の一帯に作られた『ライトニング・フィールド(砂漠の平原)』。1マイル×1kmの範囲に400本のステンレス製のポールが220フィート間隔で格子状に設置された巨大なランド・アートだ。 『ライトニングフィールド』の鑑賞者は、間近で闇を切り裂く凄まじい光と轟音を体感することとなる。 作者は1935年10月1日 - 2013年7月25日)は、アメリカ・カリフォルニア州出身の彫刻家、ウォルター・デ・マリア(1935年〜2013年)。 デ・マリアは6