火災保険を使ったことないが無い方へ

こんにちは。

いきなりですが火災保険へ加入している皆様へ質問です。

あなたは火災保険が火災以外で使用できることをご存じでしょうか?

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『あたりまえ、何を今さら?』など答える方もいらっしゃると思いますが

火災保険の加入率は80%を超えているにも関わらず

火災保険の使用率は30%を下回っている統計データがあります。


ではなぜ保険の加入率に比べ使用率がこれほど下まわっているのか?

僕の中で要因は下記の3つ有ると考えられます。

名称による先入観

火災保険加入時の状況

保険請求する際の手間

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要因1つ目 名称による先入観です。これは僕が火災保険の見直し、

物件調査のヒヤリングの際に契約者様の口から一番多く聞いた言葉であり要因の1つと考えています。

火災保険はその他の損害保険と比べ名称が限定的すぎるのが契約者様に

補償される範囲の内容を改めて確認されずらい傾向があります。

例えば

自動車保険、医療保険、運送保険、海上保険と聞いてどこまでが補償範囲なのか分かりずらい点、

契約者様が個人で見直したり代理店へ相談に伺ったことがある割合が多いのではないでしょうか?

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次に要因2つ目 火災保険加入時の状況ですが

皆様、火災保険の加入時は何を考えて加入されてましたか?

おそらく、マイホームが建つまでの進捗ですとか室内をどうコーディネートしていくか

又は住宅ローン完済までの試算などその後の暮らしに理想を膨らませている時に

万が一『火災で家が焼けてしまったらどうしよう』と
深く考えられるのは極々少数だと思います。

2棟目の購入などの場合は購入目的が絞られており、

使用用途が限定的になる事が多いと思いますので

保険の補償内容まで確認された方が多いでしょうが、

1棟目で火災保険の補償内容まで目を通せている方は

統計データ全体の割合からすると2割~3割となっています。

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最後の要因3つ目 保険請求する際の手間ですね。

3つ目の要因までたどり着かない方がほとんどですが、ここからもう一苦労あります。

皆様、保険請求をする際に保険会社の窓口に連絡し現状の建物への被害を

伝えた旨、保険会社の担当者から『後日請求書を郵送します。』

と返答があり、後日郵送物を開封すると下記の写真に似た請求書が届きます。

note 添付用2

note 添付用


・火災保険証書の内容記載 ・銀行口座 ・事故内容 

ここまでは記載できる方はいらっしゃいますが、ここからが… 加えて

・被害状況 ・被害箇所の見積金額 

上記の2点は工務店やリフォーム業者でないとほとんどの方々が記載できない内容となっていますし

被害状況、見積金額に信憑性がないと保険会社から電話越しで
その場合は補償の対象外の可能性があります。

ですとか、鑑定士鑑定人と呼ばれる方に被害が確認された物件まで来訪し請求した箇所のみを確認される流れとなります。

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まとめますと火災保険の契約者様に改めて確認して頂きたいことは

・火災保険はいつ使えるのか?

・契約している保険の補償範囲は?

・保険を使う際に必要な資料は?

これらを確認し保険の見直し、物件の購入して頂ければ万が一の場合でも

損をしない状況が作れますので今一度ご自身の保険証券を確認して下さい!


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