静かな山奥での散歩
北アルプスに来て2週間くらいが経過しました。
特に何もなくのーんびり暮らしています。
今年は宇奈月からのトロッコが石川地震の影響で破損したためお隣の山小屋が営業しない影響もあり例年以上に静かな日常になっております。
特にすることもなく毎日カメラ持ってお散歩に行っています。
今年は中古で小さいカメラを買ったので遠くにもカメラを持っていけます。
やっぱり、小さい軽いは正義ですね。
見てるのは同じ景色でも一日の中で色々な表情に変わる自然を楽しんでいます。
朝に木道を歩けば、朝露を纏ったチングルマが宝石の様な輝きを魅せてくれます。
蜘蛛の巣にも水滴が付いて虹色に光っていました。
振り返ればまるで雲の中に住んでいる様な景色。
晴れていれば後立山連邦が一望できます。
そして夜は満天の星空。
残念ながら今年は天気が悪くペルセウス流星群はほとんど見ることができませんでした。
しかし、ここまで山奥にくれば流星群ではなくても流れ星を見る事ができます。
夜も昼もいい景色を探して歩き回っています。
もちろん天気がいい日はソワソワしますが、
山に住んでいて思うのは、
いい景色は天気の悪い日の方がチャンスがあるということです。
台風の前後や荒れた天候が回復してゆく過程で思わぬ絶景を見ることがあります。
先日もそんな事を改めて実感しました。
それは、雨が降っていてもう山は見えないと思っていた矢先の出来事でした。
時間にして数分の一瞬だけ雲が抜けて素晴らしい夕焼けになりました。
池の水面を見れば雨が降っているのが分かるかと思います。
こんな景色は初めて見ました。
たまに信じられない瞬間に出会う事があります。
人知れず信じられない景色があるんだと思います。
体験はお金に変えられないなと改めて感じる瞬間でした。
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