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剱岳 空に生きる

相変わらず暑さにやられる毎日ですが、
そんな毎日とももうおさらばです。
1ヶ月も仕事もせず海に行って夏はもう十分に楽しみました。

今まで8割くらいは海の記事を書いて俗に言う「海派」の人間感を漂わせてきましたが、
僕の生活を占める時間や生活場所を考えると僕は間違いなく「山派」の人間です。

かれこれ10年くらいはずっと山で働いてそこで生活してきました。
季節労働というヤツです。
振り返れば10年という月日は早く感じますね。

今年も飽きもせず山に戻って来ました。

山には歩いて行きます当然ですが。
20kgちょいくらいの重さの荷物を背負って歩きます。
なぜか山の人は大きな荷物を背負ってます。

逆光で微妙な写真ですが
なぜか皆んな大きな荷物を背負ってます。
気持ちいい景色。

山に上がると街の暑さが嘘の様に涼しいです。
でも歩けば暑いんですけどね。
それでも湿度が低いので快適です。
2時間ほど歩いて小屋に到着します。
ここで小屋の手伝いをしつつ一泊します。

山も海も同じ様に日が沈みます。
1日は平等だなぁと思います。

雲海に日が沈む

夜は晴れていたので3人で星を見に行きました。
なんでもない話をしながら写真を撮ります。
雷雲が出ていました。
ピカピカ光る雲にカメラを向けます。

立山と天の川そして雷

なんとも盛り合わせな一枚が撮れました。

そしてまた平等に朝が来るんですね。

山がドーンと座ってます。

朝の掃除だけお手伝いして自分の働く小屋を目指します。

ここからが長い道のりになります。

谷を降りて雪渓を歩きます。
今年は雪解けが早く崩落が激しい
さらに歩いて尾根を登ります。

約5時間歩いてやっと到着します。
ここまで来ると人がほとんどいません。
秘境というヤツです。

今年もここに2ヶ月くらい滞在します。

数日たってやっと見れました。

天気が悪く数日たってようやく景色が見えました。
この景色を見れば山で暮らすのは贅沢な気がします。
そんなこんなで今年も山暮らしが始まります。

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