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体型の悩みと向き合った話と3月3日のちらし寿司

アプリで体重計を起動して乗ると、体重はもちろん体脂肪率や筋肉量などいろいろな情報をすぐに出してくれる。そしてそれが多いのか少ないのかまで教えてくれる……。便利である。

鬱で休職して3週間が経った頃、少し余裕ができたのか久しぶりに体重計に乗ってみた。仕事を休んでいるのである。今思えば当たり前だが結果は惨敗。人生で初めて「肥満」と告知を受けた。衝撃的だった。

もともと痩せにくい体質である。人間痩せてなくても魅力的であればいいと思って生きてきた。そのつもりだった。

しかし鬱のせいなのか何なのか、私は人生初の肥満宣告にガックリきてしまった。肥満の自分が許せなかった。

ダイエットが始まった。まずは運動から。でもすぐに効果は出ない。それどころか体重は増えるばかりである。間食を抜いた。もちろんすぐに効果は出ない。ついに食事を抜いた。

このnoteを読んでいる人には容易に察せられるだろうが、私の人生の楽しみは食べることである。それを奪われては何も残らないのである。実際本当に何も残らなかった。

空腹感が無いと不安になる時さえあった。体重は少し減った。でもそれ以上に元気が無くなった。

このままじゃいけないとうっすら思った私の元に妹からLINEがあった。他愛のない話の流れで、妹に助けを求めた。ダイエットをやめたい。妹は丁寧に話を聞いてくれて、ダイエットの動機が健康的じゃない、と言ってくれた。はっとした。肥満じゃなければ何でもいいと思っていた。

鬱の療養中、目指すべきは健康だ。ダイエットだって健康のためにやるものだ。それが私は何だろう。せっかくの休職中にわざわざ不健康に向かっていた。別にちょっとくらい太ってたって肥満だっていいじゃないか。それより元気で健康で魅力的でいたらいいじゃないか。その全てを失うところだった。危ないところだった。

それが昨日の話で今日は3月3日、ひな祭りである。なんだか気分が吹っ切れて元気だ。昼にご飯を食べた。おやつにおはぎも食べた。そして夜にはちらし寿司を食べた!

久しぶりにご飯をモリモリ食べて最高の気分だ。

ダイエットは完全にやめるわけではないけれど、人生が楽しい範囲でとどめておこうと思う。

元気で健康で魅力的であればいい。

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