丼いっぱいの、大江戸(大黒家@浅草)
「そうだ、天丼食べよう」
そう思い立って浅草へ向かった。天丼にもいろいろあるけれど、今日はこてこての江戸風の天丼がいいんでぃ。
時刻は午後3時、お腹はペコペコ。雷門を脇目に、こんな時間にもこてこての江戸風の天丼を出してくれそうな大黒家に駆け込んだ。
海老がいっぱい乗った海老天丼も魅力的だけど、いろんな天ぷらを食べたいから、普通の天丼にした。
お、丼の蓋から尻尾がはみ出てる。丼のデザインも素敵だ。
蓋を開けると、ふわっとした茹でと共に天ぷらがお目見えした。真っ黒な天ぷらだ。見るからに濃そうな見た目に期待が高まる。
具は海老にきす、小柱のかき揚げ、ししとう。好きなものは最後に食べたいけど、この海老は大きいから最初にいっちゃう。あ、プリプリで美味しい。そして甘辛、味が濃い。思わずご飯が進む。きすはふわふわ。かき揚げは衣がタレをたっぷり吸っていて天国の味。ししとうで一息おいてまた海老へ。箸が止まらない。タレがとにかく後を引くのだ。
とにかくあっという間に食べ終わった。今までいろいろな天丼を食べたけれど、こんなにタレの存在感がある天丼は初めてだった。なんて美味しいんだろう。お茶で口をリセットするのがもったいない。
きすのようにふわふわほくほくな気持ちで店を出たのだった。天丼のためだけに浅草に出るのも乙なもんでぃ。
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