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【KONAN SDGs Studios】DAY2フィードバック

こんにちは!立命館大学の豊田です。

今回は、「こなんSDGsカレッジ」の一環として11月7日に行われた「KONAN SDGs Studios」の様子をお伝えします。

こなんSDGsカレッジとは

「こなんSDGsカレッジ」は、大学生や高校生などの若者が主体的にまちづくりに参加できる「たまり場」を作ることを目的に今年度から始動しています。湖南市は、滋賀県南部に位置し、自然に恵まれた地域です。「エネルギー」をテーマに市町村として滋賀県内で唯一、SDGs未来都市に認定されています。「こなんSDGsカレッジ」では、そのような湖南市を盛り上げようという若者とセミナーやワークショップを通じて湖南市の未来を考えます。
※「湖南市若者まちづくり課」の通称として「こなんSDGsカレッジ」に決定しました。

レクチャー・全体講評

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 はじめに、本プログラムの講師を担当されている朝日新聞社の外園周二さんから、参加者全体に向けて、記事を添削しての感想やコメントをいただきました。

 外園さんおっしゃっていたのは取材した人の『視点』『考え方』が重要だということです。”一般的なもの”にならないためには、どのようなところに着目するのか、どこを深めるのか、オリジナリティを大切にしてほしいとお話しされました。

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 さらに、文章の構成として、時系列で説明してしまう傾向があるという指摘もありました。”時系列で説明する”とは、「きっかけ」「取材先の説明」「これまでの経験」から始まって「取材者の考え方」「今後の展望」といった順番に説明していくことです。「順番になっていることががわかりやすいことももちろんあるが、一番大切にしたい部分を最初に持ってくることが効果的なこともある。ぜひ構成にまでこだわってみてほしい。」と参加者の皆さんにアドバイスをされました。

グループワーク第1弾|記事ブラッシュアップ

その後、8グループを4つに分けて、グループワークを行いました。

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 最初に、お互いのグループの記事を記事を読み、コメントをしあいました。お互いの記事から「これってどうなんだろう」「初めて知って驚きだった」「ここはもっと知りたい」とった意見がたくさん聞こえました。
 取材先のことについて0しか知らない状態である読み手に伝わるように書きたいことを整理する必要があることは、DAY1の外園さんのレクチャーで学びました。参加者の皆さんは、そのことを思い出しながらより良い記事にする新たなヒントをお互いに得ることができたのではないかと思います。

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 それと同時に、外園さんからチームごとに個別フィードバックもしていただきました。グループでは、取材に行ってみて改めて難しいと感じたことや、書き方で悩んでいるところなどをそれぞれ相談したりしていました。外園さんからは、それぞれのチームに寄り添ったアドバイスをしていただき、より良い記事に向けてのモチベーションを一段とあげることができているように見えました。

グループワーク第2弾|アイデア共有

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 お互いのグループの記事を読んだ後は、ファシリテーターとして成安造形大学の田口真太郎さんがチームに入り、他のチームからの気づきや発見を共有しました。それぞれの疑問など様々な気づきを付箋に書き出し、模造紙に貼っていきました。

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 記事のフィードバックと同じように、他のグループの意見も聞くことで新しい視点に気づくことができていたようでした。

ワークショップ|シナリオプランニング

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 記事のブラッシュアップと気づきの整理ができたところで、シナリオプランニングワークショップに移りました。

 KONAN SDGs Studiosでは、取材での学びや発見を湖南市の未来につなげる「こなん未来シナリオ」を考えます。今回はその準備として、3つのステップに分けて付箋や模造紙を使いながら考えていきました。
(「こなん未来シナリオ」については、成果報告会である「KONAN SDGs FES」で発表する予定です。)

 湖南市の未来について考える前に、一般社団法人インパクトラボの上田隼也さんからSDGsと2つの思考法についてのレクチャーがありました。SDGsも2030年の理想の社会を実現するために、思考はバックキャスティング(目標とする未来を起点として逆算して考える方法)でありながら、今からできるアクションはフォアキャスティング(現在を起点に現状や過去のデータをもとにしながら未来を予測する方法)であることを説明していただきました。

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 その後、グループワークで書き出した付箋も使いながら、2つの軸をもとに4つの状況に当てはめて整理していきました。取材で得た情報をもとにしたことで、それぞれの視点から様々な湖南市の様子が見えており、「愛のある湖南市」「子供がいきいきできる湖南市」などグループごとにオリジナルなテーマ設定がされていました。
 情報を見える化したことで、様々な湖南市の現状や課題、未来に向けた可能性が見えてきてとても面白かったです。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました!
参加者の皆さんでより良い記事にすることや、未来についてアイデアを考えることができたのでないかと思います。成果発表会まで引き続き頑張っていきますので、ぜひ若者が考えた湖南市の未来の姿に関心を持っていただけますと幸いです。

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