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【KONAN SDGs Action】Aコース・山や森の役割について知る

こんにちは。留学フェローシップ・龍谷大学の戸簾(とみす)です。

10月23日(土)に行われた、KONAN SDGs Action・Aコースの様子をお伝えします。

KONAN SDGs Actionは、「こなんSDGsカレッジ」のプロジェクトの一つです。中高生の皆さんを対象に、森や木に関わるアクティビティとレクチャーを実施します。SDGs未来都市である湖南市は、自然豊かで森林に恵まれています。そこで、森林を通じて湖南市のことを楽しみながら学ぶ機会を設けました。

プログラムの詳細はこちらから

KONAN SDGs Action DAY1では、「じゅらくの里福祉パーク館・阿星山」のメイン会場でレクチャーとワークショップを行い、フィールドワークでは、実際に「阿星山」へ山登りを行いました。最後に、参加者一人ひとりが本日の学びをまとめた「MyこなんAction!」を宣言し、持続可能な社会に向けた決意を共有しました。

レクチャー | 山や森の役割について知ろう

最初に参加者や関係者全員の自己紹介をした後、山や森の役割について学びました。

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はじめに、今回のプログラムのコーディネーターであるNCL湖南の長砂伸也さんから山や森の特徴について考えるレクチャーをして頂きました。

参加者が考える山や森の役割として、「癒やし」「動物の居場所」「CO2削減」といった様々な意見を聴くことができました。長砂さんは「癒やし」を求め、自然に触れると教えて下さいました。

レクチャーの中で、特に印象的なお話として、森と林の違いについてです。「森」は盛りを意味し、「林」は生やすを意味しているということを学びました。諸説にもよりますが、自然に生えている木と人工的に植えた木で呼び方が違う面白さに気づきました。

さらに、登山ガイドの牧野森さんに実際に山を登る道の説明や注意点、危険な点を教えていただき、参加者と一緒に山登りへ行きました。

牧野さんは、アウトドアブランドの「モンベル」で働きながら、個人でも登山ガイドを行っていた経験から、山登りの魅力や登山ガイドの視点から森の面白さや楽しみ方についてもお話を頂きました。

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体験 | ハイキングで山の様子を見に行こう

今回は、「阿星山」という湖南市にある標高693mの山登ってきました。

段差の激しい道を進むと、たくさんの木々に囲まれ山に登っていることを実感することができました。また、途中で見える景色は素敵でした。しかし、山頂に着くと、木で囲まれていて景色が全く見えませんでした。それだけでなく、昼食をとった展望台では、ゴミが落ちており多くの課題があることを山登り体験で発見することができました。

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ワークショップ | 森林を守るためのアイディアを考えよう

山登りを経て、じゅらくの里で2チームに分かれてワークショップを実施しました。NPO法人グローバルな学びのコミュニティ・留学フェローシップの滋賀プロジェクトコーディネーターの田口真太郎がファシリテーターとなり、先ほど登った阿星山の課題やその解決アイディアを出しました。各チームには、中学生・高校生・大学生・さらには社会人も入ったグループで、それぞれが考えたアイディアの発表をしました。

山を登った感想の共有や率直に感じたことをそれぞれが意見しました。そこで出てきた意見を元に、30年後(2050年)の未来像をイメージしながら森林を守るためにやるべきことを考えました。山のライトアップやスタンプラリーの設置、地元の人・外の人に愛着を持ってもらうなど、たくさんのアイディアを見つけることができました。

それだけでなく、大きな気づきとして、同じテーマでもチームによって考える課題やアイディアが異なっており、それぞれの価値観を受け入れながら持続可能な森を作り上げる必要があるとワークショップを通して感じることができました。参加者も、今回のイベントを機に「森」について関心を持ってもらうことができました。

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最後に

ここまで、お読みいただきありがとうございました。
新型コロナウイルス感染予防対策を行いながら、森について深い学びを得る機会を設けることができたと思います。活動にあたって、協力していただいた皆様には大変お世話になり、誠にありがとうございました。

活動のダイジェスト映像や活動報告は、後日行われる成果報告会・12/18(土)にて公開されますので、そちらもチェックしてみてください。


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