自動車事故直後を目撃
年末にさしかかり、何かと気忙しいことと思います。
昨日は年末の挨拶周りの途中、信号の無い交差点で、軽自動車と小型乗用車が衝突しているところを通りかかった。
パトカーも来ていない、救急車も来ていない。
二台の車はぶつかったままの状態で、ほんの数分前の事故のようだった。
軽自動車の運転手と思われる男性が車から降りてスマホで電話をしていた。
現場は見通しはよい十字路だが、その十字路は90度の十字路ではなくて、角度が付いていて一時停止側にすると、左右の確認がしにくいところだ。
自分は走行しながらの確認だったが、軽自動車はまだ新しそうで前部がそこそこグッシャリ。もう一方の車はそれほどでもなかったようだ。
「この年末にやっちまったな・・・」
実はよく見かけるのだ。毎年のように。
その度に「当事者でなくてよかった」と、当事者にならないように、気を付けるモードをリセットしている。
先日、全国ニュースで見たが、車検で預かったお客さんの車で歩行者の母子を轢いてしまった自動車整備工場の事故は痛ましい。
自分も整備士の経験があるので。
その事故は古い外車で、整備士が試運転に出る時に起きた。
仕事柄いろいろな種類の車を運転するとはいえ、誤操作が原因だろう。
自分が経験してきた仕事柄、いろいろなことが勝手に頭に浮かんでくる。
遺族の気持ち、遺族への賠償、その車の所有者への対応。車の賠償。
保険はその車の自賠責を使うのか、整備工場向けに「自動車管理者賠償責任保険」という保険があるが、それで対応するのか、それで十分な補償が補えるのか、会社にも大きな責任もあるが、整備士の家族全員が一生をかけて償っていかなければならないだろう。
つい他人事のように平和ボケしてしまいがちなのだが、いつ加害者になってしまうか、いつ被害者になってしまうか、そうなるとどうなってしまうのかをその事故は教えてくれていると思う。
今年もあとわずかですが、笑顔で新年が迎えられますように。
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