見出し画像

【Edo】選挙行動とオーナー意識の高まりで感動した話(コーチ獲得選挙)

1.コーチ獲得選挙と報酬問題について

Edo All Unitedでは、コーチが不在だったこともありこの数か月間「コーチ探し」をしていました。

ここで問題が一つ。Edoでは、もろもろの役職者や監督、GM、選手には報酬や給与が払われません。Edoは都リーグ3部のチームです。このレベルだと選手や監督、コーチなどに給与を支払われるケースは少ないそうです。地元の人たちが手弁当(無償)でクラブ運営することも少なくないらしい。

Edoでも同じ。ほとんどの役職者が無償で動いていることが多かったこともあり、コーチ探しについてもひとまず無償でやってくれる人を探していました。

コーチ探しは難航しました。それもそのはずで、私のような立場であれば、本業(実は弁理士という仕事してます)の合間に、サロン向けの文章を書いたり、会議が必要ならオンラインで少し時間をとるくらいで対応できます。別に報酬があろうが無かろうが、楽しいしやりがいがあればいい

しかし、コーチになると「練習現場」に出ないといけないし、選手全員のことを日々考えながら練習メニューを考えたり、ケアをしないといけないです。練習は毎日ありますから、日中も含めて、週のほとんどがつぶれます。仕事をする時間が作れない状態で「無償」でコーチを引き受けることは現実的ではないです。

2.乙武GMからの提案

そこで、乙武GMから「コーチ」には報酬を支払うスタイルにするべきじゃないかという提案を頂きました。

「コーチを有償で呼ぶなんてそんなの当たり前じゃないか?」と思われるかもしれません。

しかし、Edoでは少し事情が異なります。各役職者や担当者は、現状、報酬なしで働いている状況で、監督、GM、選手も「現時点」では無償です。

なのにコーチだけ有償というのは果たしてよいのか、そもそもそのための予算はあるのか。そのあたりの議論が固まっていなかったことから、僕としても、有償での招聘には反対でした。

しかし、2月から練習は始まる。リーグも始まる。単に形式的な議論だけしていても、現場には不安しか残らない。選手には必要なのは議論よりも強くなるため、勝つための環境

乙武GMとしても苦渋の決断だった思います。GMの立場として、選手への強い思いから「速やかにコーチを呼べるようにしたい。そのため、コーチには報酬を払えるようにしたい」と提案を頂きました。

僕には何が正解かわからない。そこで乙武GMの思いをくみ、この提案をオーナー全員で審議すべく選挙に踏み切りました。

3.コーチ報酬選挙

選挙では、主に以下の4つの選択肢が提示されました。各自はどれかの案に1票だけ投票できます。

・月額30万円を上限とした報酬
・月額20万円を上限とした報酬
・月額10万円を上限とした報酬
・報酬なし

結果として「月額30万円」に最も票が集まり当選。加えて、すぐにコーチも見つかったので、乙武GMの提案は内容的にもタイミング的にも理想的でした(新コーチの詳細については公式ブログから別途発表があると思いますので、ここでは割愛)。

4.毎月の支出の怖さ

しかしこの選挙には、もう少し裏話が。

他にも会社経営をしている自分の立場としては、予算に余裕があるとしても、決算後の税金の支払いや、内部留保、運転資金、次年度の支払い計画の見通しがクリアになってはいない状況で、毎月固定での支出となる案には賛成できませんでした。

乙武GMの気持ちも汲みたいけど、ここは1オーナーとしてシビアに「月額10万円」に1票、としました。そして、本田さんやひろゆきさんもやはり支出に対してはシビアに判断すべきという立場だったのでしょう。私と同じく月額10万円に投票していました。

一応僕はCEOで、その人間が「10万円」に1票入れているんですよね。また、カリスマの本田さんも同じく10万円。サロン内のみんなから愛されてるひろゆきさんも10万円に1票に入れている。

しかし、選挙の結果は先に述べた通り「月額30万円」が最多得票でした。つまり、僕ら三人が支持する案は通らなかったわけです。

5.オーナーズがレベルアップ

ここからはなんか負け惜しみみたいに聞こえるかもだし、「あー、支出大きいなぁ」と思ったのは確かなのですが、実は、支出以上に価値がある出来事だったんじゃないか思い直すことができたんですよね。きっかけは、やはり本田さん。

選挙終了後、本田さんからは「世論に負けた(笑)」というメッセをもらいました。最初は「自分の思う通りの案が通らなかったから悲しんでいるのかな。かわいいところあるやないか」と思ったのですが、そのあと、加えて、「こういう選挙結果になったことと、その過程自体も外に発信していきたいです!」とのメッセが。

どういうことかというと、Edoの設立当初は、本田さんが投票した案に他のオーナーも投票するということが多かったのです。まぁ、仕方ないですよね。これは現在の選挙運営上のルールから匿名ではなく、だれがどの案に票を入れたかが見える仕組みになっているからです。本田さんがいれたなら、自分も入れよう、という心理が働くのもまぁわかる

しかし、今回は真逆の結論でした。本田さんや、ひろゆきさん、あるいはCEOの僕がいれている案が否決されたということは、各オーナーが「人」ではなく「案の内容」について考え、投票したということです。

これはオーナー全員の当事者意識のレベルアップを意味するのではないかと。これは、支出以上に価値のあることだったんじゃないかと。まぁ、そう思った次第です。

仮に、お金が少なったのであれば、全員で選んだ選挙結果です。新オーナー獲得のために全員一丸となって動きましょう。責任はみんなにある笑。

これがEdoにおける「選挙」の意味だし、使い方かなと感じます。

また、本田さんのことが好きでEdoに入っているのに、本田さんに忖度しないEdoオーナーズの雰囲気伝わりますかね?なかなかの骨太です。

そんなこともあり、今回の選挙、個人的にもおもしろい&感動したのでブログで紹介させてもらいました。

自分の投票した案が採用されなかった「負け惜しみ」じゃないよ。本当に。たぶん。きっと。

(最近、Edoに興味あるけど入ろうか悩んでいるという方からの連絡をもらうことが増えました。Twitterで私のことフォローしてもらい、リプライでEdoに興味あります!と言ってもらえれば、フォローバックします。Edoに入る前にDMなどで少し相談乗れるかもなので、お気軽にフォローください)

湯浅Twitter

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?