きょうあったこと


魂の討論!飛び交う怒号の中。維新が政治改革法案で賛成→反対に転じた理由をすべて明かします>参議院本会議 反対討論(2024/6/19)

音喜多議員は、自民党の政治資金規正法改正案に反対。裏金問題の真相解明なく、企業団体献金禁止や旧文通費の領収書公開など抜本的な改革を怠る自民党を批判。衆院では旧文通費の領収書公開を合意したが、参院ではその約束を反故にし、国民を裏切ったと非難。改革の必要性を訴え、問責決議案提出も表明。

本文

日本維新の会の音喜多駿です。教育無償化を実現する会との共同会派を代表して、自民党提出「政治資金規正法の一部を改正する法律案」に反対の立場から討論を行います。

80名以上の国会議員が関与した自民党による意図的な組織的・長期的な法行為である「裏金問題」が発覚後、岸田総理は国民に対して徹底的な調査を行うと約束しました。しかし実際には、調査の進展はほとんどなく、関係者への厳しい処罰や責任の追及も行われていません。

結局、裏金問題がいつから、なぜ、何のために引き起こされたのか、未だに不明なままです。原因が分からなければ、適切な再発防止策など講じられるはずがありません。

案の定、裏金問題の震源地となった自民党は、その問題の範囲を派閥の政治資金パーティーに限定した上で、さらにその中の収支報告書の不記載という点のみに矮小化し、そこに対する的外れで小手先の対応策を提示するばかりです。

不透明な政治と金のつながりを一層強固にしたいと願う国民の期待とはかけ離れた法案が、自民党案として提示されるに至りました。

本来、今回の裏金事件を契機として断行すべき改革の本丸は、不透明・不公正な「入り」つまり収入と、「で」つまり支出の双方を改革することです。「入り」とは言うまでもなく、企業団体献金や業界団体に対するパーティー券販売です。

特に、政策の歪みや政治家の金銭感覚・倫理規範の歪みに直結しかねない巨額の企業団体献金は、かねてよりその存在の是非が議論されていましたが、その禁止に踏み込まなかったことは、完全な落第点であると言わざるを得ません。

そもそも、政党助成金制度の導入とともに廃止されるべきであった企業団体献金は、いわば妥協すべき金銭の二重取りであり、結党以来企業団体献金を受け取らないという姿勢を堅持してきた日本維新の会として、一刻も早く廃止されるべきであると改めて申し上げます。

一方で、「で」、支出の問題は、政治資金における政治家個人のブラックボックスである「旧文書通信交通滞在費」と、政党のブラックボックスである「政策活動費」の二つです。

この、国民の目から全く理解できない議員特権としか言いようのない二つの壁を打ち破り、公正で透明な政治資金の流れを作る、政治家や政党の狂ってしまった金銭感覚や倫理意識を正していくこと。これが今般の政治改革議論における私たちの最大の目標の一つでした。

衆議院で法案審議が開始された当初、自民党は建設的な協議を行うと建前で言いながら、他党の意見に耳を傾ける姿勢をほとんど見せませんでした。しかし、そうした中で与党の一角である公明党が政治的理念を重視し、自民党の政治的圧力に屈しない粘り強さを見せたこと。そして立憲民主党・国民民主党の皆様が踏み込んだ法案を提出し、他の野党とともに厳しい姿勢で自民党と対峙し続けたことが大きく影響し、自民党の対応に変化が生じます。この点、他党の皆様の尽力に心から敬意を表するものです。

そして、衆議院における審議の終盤、「旧文書通信交通滞在費」の領収書公開と「政策活動費」の将来的な領収書公開、この2点を法改正によって実現し、透明性を高めるという自民党からの申し出、歩み寄りを受けて、合意文書を交わした上で、我が党は衆議院では法案に賛成し、その成立に協力をいたしました。

ブラックボックスを打ち破り、政界から不透明な政治資金を一掃していく。政治家の感覚を狂わせる議員特権をなくしていくというのは、維新が結党以来目指している最重要事項の一つです。とりわけ「旧文通費」については、2015年から領収書の自主公開を開始し、何としても改革を実現すべく私たちはもがき続けてきました。

ですから、今回総理や自民党が合意項目として「旧文通費」の改革を承諾したと聞いた時は、非常に驚くとともに、改めてこの改革をやり遂げる使命を感じ、不十分だ、自民党にすり寄ったという批判を受けてでも前に突き進もうと決意をいたしました。

ところが、衆議院で法案が通過し、国会の会期末が迫る中にわかに自民党内から「旧分通費」の領収書公開を今国会中に成し遂げることは困難だとの声が上がり始めます。

「旧分通費」の改革は、その名称が変更された2年前の通常国会で、今国会中に結論を得ると既に約束をされていたはずです。そこから2年以上の棚晒しが続き、その不透明性と特権性に国民の不満は頂点に達しています。

自民党の党内でも心ある議員からは、今回こそ「旧文通費」改革を行うべきだとの声も上がっていたはずです。月100万円という現金が非課税で支給される「旧文通費」は、国会議員に関わる、国会議員全員に関わる巨大な議員特権です。

その改革、領収書公開に強く抵抗する議員が、与野党問わずおられることは承知をしております。だからこそ、高い熱量と強い推進力を持って、改革を断行しなければならず、今回の政治改革からの流れは、その最大のチャンスでした。

それをただただ、野党の一角を法案賛成に引き込むことに利用し、事が終われば、約束を破棄にして、議員特権を温存する。これは、後出しジャンケンで約束を違えたということにとどまらない、国民に対する重大な裏切り行為であります。

「旧文通費」は、最高の改正項目であり、今回審議されている政治資金規正法とは別問題との指摘もあります。しかし、不透明な政治資金をなくすという観点から明らかにこれは「政策活動費」とも持続となるものであり、党史観の合意の通り、それらがセットで法改正されなければ、法案に賛成することはできません。

衆議院と参議院で採決態度が異なることはおかしいとの声もあります。しかるならば、参議院の存在意義とは何でしょうか。

現状では任期が敷かれる中、法案審議を行う過程で新たな事実や状況の変化が分かれば、法案に対する対応も変わる。論じるまでもなく当然の話であって、今回の総理及び自民党が参議院の審議中に見せた「今国会中の再交付法改正を諦める」という不誠実な態度は、法案に反対し、また総理に対する問責決議を出すに十分な理由を与えるものだと確信をしています。

そして現在、我が党から提出した異例ともいえる総理に対する問責決議案は、野党の皆様からは理解が得られたにも関わらず、与党の意向で審議採決すら図られることなく、宙ぶらりんにされています。

総理に対する問責決議案を数の力で審議採決すらさせない姿勢は、まさに多数派の横暴、民主主義の根幹を揺るがすものだと、また裏金問題に全く反省のない姿勢を示すものだと強く指摘をいたします。

今回の法改正における政治闘争において、我々はまだあまりにも力不足でした。数倍の議席を保有する巨大政党と対峙し、協議し得たものはあまりに少ないとの批判はあるでしょう。

それでもなお、政策活動については、不十分ながらも一定の進展が見られました。

「旧文通費」の領収書公開が明記され、その制度設計は法実施日の令和8年1月1日までに行われると総理も明確に答弁をされています。抜け穴はなお残されているものの、何ら公開ルールが存在しなかった現状よりは明らかな前進であって、本法案が成立するならば、まずはこれまで公然と行われてきた権力者によるお金配り、領収書公開という網をかけて、それをさらに網羅的にするよう、抜本的な制度改善が行われることを強く求めるものです。

日本維新の会は、古い政治に対する国民の怒りから発足した政党です。したがって、政策決定においては、常に国民の理解を重視し、永田町や霞ヶ関をはじめとした政治行政側の論理や慣行に迎合することなく、常に国民の目線に立ち、国民が納得のいく政策の実現を志向する。これは、結党時に制定された我が党の綱領に刻まれている言葉です。

今回の政治闘争において、必ずしも満足の結果が残せなかった。それでもなお、国民の目線に立ち、永田町の論理に取り込まれることなく、この怒りを胸に刻み込み、政治改革に邁進していく。勝ち取ったその一歩を足掛かりとして、必ずや近い将来の抜本改革へと繋げていく。その決意をお誓い申し上げまして、私の反対討論といたします。ありがとうございました。

令和6年6月19日(水)藤田文武幹事長 記者会見

藤田幹事長は、参議院での問責決議案提出や分通費問題、政治資金規制法成立について説明。立憲民主党の不信任案提出検討に対し、維新は独自に判断し、討論で意思表明すると表明。自民党との今後の関係は、今回の対応を踏まえ厳しくなる見通し。また、政治塾の開校は、政治に興味を持つ人材の発掘・擁立に繋げたいと意気込みを語った。

本文

皆様、お待たせいたしました。 それでは、藤田幹事長の記者会見を始めたいと思います。
まず、藤田幹事長から報告事項をどうぞよろしくお願いいたします。
お疲れ様です。 先ほど、国会議員団の役員会を開催させていただきました。

旧文通費(文書通信交通滞在費)について

どちらも我々少数でありますから、本会議までは行かずという形であります。 議員の委員長に関しては、これ分通費もそもそも論で言うとスケジュールをハンドリングしているのは議員の委員長ですから、自民党の議員の委員長の責任というのは非常に重いと思いますし、今回の分通費、最後の最後まで粘って我々も戦いましたが、今国会で成立ならずというところで、 この我々の議員数も含めて力の力不足を感じたところでありますけれども、我々周年向かいですから、このまま今国会で終わらずにやり続けたいとこのように考えております。
今日はこの後、馬場代表も登壇してのQT党首討論がありますので、しっかりとこの総理について、今国会の特にこの政治改革についてしっかりと質問したいというふうに考えておりますので、私も委員の一人でありますからしっかりと応援したいと思います。

政治資金規正法について

それから、我々ずっとこの身を切る改革、そして言ったからには、提案したからには先駆けてやるという、こういうことを愚直にやってきました。 その一つとして、この回期末には期末手当、民間でいうボーナスが出ます。 我々もずっと取り組んできた取組として、手取り額の3割、これは寄付という形で被災地等の支援に回したいとこのように思っています。
結局のところ、こういう地味ですけど愚直な、まずは自分たちからエリを正そうというそういう姿勢が、国家国民の国民の皆さんにしっかりとご理解いただけるように、引き続きブレずにやりたいとこのように思います。
成立しましたこの政治資金規制法につきましては、いろいろ思うところもありますが、我々もアイデアが一部取り入れられ、 なかなか骨抜きになる恐れもあったところを、大きな穴を塞ぎ、100%とは言えないまでも、この小さな穴は無数にあると言われていますけれども、法律はそういうものですから、できる限りこの制度設計の中で実効性のあるものにしていくという努力は引き続きやりたいと思うし、自民党のやり方はよう分かりましたので、我々も厳しくこの制度設計に関わっていきたいと、このように考えております。
昨日の私の総理質疑、決算委員会ですが、の中で、総理は施行日である令和8年の1月に向けて、そこに間に合うように制度設計を行うと。 第三者機関もそうだし、政策活動費の公開に向けての仕組みもそうだし、これについては当然ですよね、このスケジュールに間に合うように、そして実効性のあるものになるように我々も取り組んでいきたいと考えております。

地方選挙について

地方選挙がありまして、沖縄の県議会議員選挙がありました。 3人の公認候補を擁立しまして、現職1名の新人1人の2名の当選となりました。 なかなか擁立が3名にとどまったわけでありますけれども、我々沖縄の県議会においてもしっかりと主張し、そしてご支持を得られるようにしっかりと頑張っていきたいとこのように考えております。
私からは以上です。 それでは、ご質問ある方。

記者からの質問と回答

NHKの谷井さん

この後の党首討論を受けて、立憲民主党は内閣不信任案の提出を検討する見通しです。 不信任案が提出された場合の維新の会の対応と、仮にの話になりますが、共同提出を打診された場合、どのようにお考えになるかお聞かせください。

正式にはですね、それが提出された段階で、明日予定として午前中にですね、 委員総会を開催するスケジュールで、明日のことなので、皆さんに通達を回す予定にしております。 そのとき皆さんからいろいろお聞きすることになると思いますが、岸田総理については不信任に当然なると思います。 我々としても許せませんし、参議院でも同州の問責決議という形でありますから、当然そのようになると思います。
それから、共同提案するかどうかは、立憲さんからは特にそういう打診はないみたいなので、 あったとしても、これは別に一緒にご一緒する必要もないかなとも思いますし、それはそれでその内容はしっかりと見させていただいた上で、ただ我々としてはその討論でしっかりと我々の意思を表明したいとこのように思います。

朝日新聞小林さん

今日午前中に規制法を成立して、家庭で意思には自民党との調整があったかと思います。 辺りで、自民党の対応を受けて、今後自民党との政策協議とかに、今回の問題というのは何か影響が出るというふうにお考えでしょうか。

明らかに変わりますね。 要は、ある種、我々も今回でいうと、我々は一切主張を変えずに、一審判政治改革を出して理想を求め、そしてその中で委員会の質疑が始まる前に、10の要求項目を出し、それについては、 今国会で受け入れられることは難しいという、一旦その交渉が終了した後にですね、いろいろ今日も報道出てましたけれども、総理やそれから麻生さんと茂木さんですか、その会談の中で意思に取り込もうという話があって連絡があったというふうに報道されてますけれども、その通りだと思いますし、その中で分通費をやる、それから政策活動費の改革に大きく踏み込むといったことから、私質疑で申し上げましたが、政策活動費はもう権力の源泉なわけですよ。

数十億レベルが数年間にわたって、二階官庁に代表されるように、額で50億と言われていますけれども、そういったものが不透明でブラックボックス、それがいろんなところに、おそらく現金でいろんな人を支援してきたものに使われてきたというものを、その蛇口をきっちりと締め上げたいという思いから、それについては我々としてはそこは飲んでいただけるんだったら、その製造設計に一緒に入りましょうということで受け入れたわけであります。

この分通費をするという前提が覆されたということについては、深く我々と自民党の交渉の歴史の中で刻まれるし、今後については、もっと厳しい態度でやらないといけないし、もっと言うと、議会の構成を変えないといけない思いを強く持っています。 具体的に言うと、自民党、公明党の関数割れを全力で取り組みたいと思います。

共同通信の遠藤さん

内閣府審議案についてお伺いします。 冒頭、幹事長、立憲から共同提案するかどうかの対策はない、あったとしても一緒にする必要はないかなと思うとおっしゃいましたけれども、あったとしても一緒にする必要はない、共同提出する必要はないと現時点でお考えになられている、もう少し詳しく理由をお聞かせください。

一緒に法案を出さなかったのは、途中立憲さんが腰折れした原因の一つである、有言実行でやってくださいと、パーティーも廃止というならせめて解散まで、次の解散まで根吉はやらないでほしいということを申し上げて、それでやったら一緒に戦えるということもお願いしてきましたが、結局それはうやむやにして、結局世論から叩かれたら党内からも批判が噴出して途中で腰折れのようにやめるという、 そういう、僕らは、とにかく執念を持って、この改革を一歩でも進めたいという思いで、捨て身でやってきたわけであります。難しいことを承知の上で。ですから、この熱量とか熱意については、我々は立憲さん以上で取り組んできたという自負がありますので、そことのつながりで、今回、政治改革について全くダメだという思いで、立憲さんもこの不信任を脱検としているのでしょうから、 それまでの経緯も含めて判断したいなというふうには思います。

ただ何か話があったら、今日この会見を持ってそれはしませんというつもりはなくて、遠藤国対委員長が主に判断していただいて、我々と協議すると、こういう形ですね。 我々から打診して一緒にやりましょうということはないです。お願いされたら検討するという形です。

NBSの親木さん

先ほど藤田幹事長も言及されていたんですけど、 今日参院本会議で通過しましたが、先ほどの幹事長の言葉で言うと衆院と参院で歪な対応にはなったんですが、法案として通過したことは一定評価できる、良かったと受け取ってよろしいんでしょうか。

私はこの法案の中身については、一定評価していいと思っています。 そもそもこれ数日前の会見でもありましたが、 改革全体でいうと、例えばもう一つのお玉である企業団体献金やパーティー圏の企業への販売、こういうことによる政策が歪められるんじゃないかという一部の人の利益のためのステージ、こういうものを立っていかないといけないという思いから提案してきたわけでありますが、これについては成し得ませんでした。

活動費の件については、皆さんの中でもご評価あると思うんですけれども、私は相当大きな改革だったと思います。ただその法案の中で、さまざまな抜け道やトラップみたいな、そういうものが仕掛けられてきたというのは、これ事実あると思うし、その大きな部分については、何とか交渉時点で押し返したというところまでは、私は一定構成に評価を委ねますけれども、ここからそういう数十億の、 おそらくその規模で行われることは、今回の法案が成立し制度設計が完成したらなくなると思います。
というような生徒設計にしないといけませんから。 だからそこは粘り強くやりたいとは思います。
ゼロじゃなかったとはもちろん思います。 ただ全体としては非常に悔しい結末になったなと思っています。

毎日新聞の松田さん

自身としては、立憲さんなんかの動きも捉えて、こういったやり方やり口っていうのを批判もされてきたかと思うんですけども、今回それを取られたというところはどういうふうに整理されているんですか?

要は僕らがずっと批判してきたのは、毎度毎度の国会で定期行事のように不信任を出し、委員長の解任道義を出すということは、値打ちないよと。 ですから、その毎度毎度のメディアを盛り上げ、国民の皆さんにパフォーマンスするためのものというのはいらないというふうに申し上げてきたわけであります。 ですから、実を取る、是正非非で、政策面で進められるところは進めるという交渉を、今回についても高い球投げて最初から反対ありきでやるんだったら、我々もここまで血みどろにならなかったと思いますけれども。

最終最後は裏切られた形になって、分通費は獲得できずに、獲得できなかった我々も責めを受けるという形でありますけれども、でもその過程というのは、私は間違ってなかったとまず思います。 それからこの手法については、きれいな手法じゃないですし、もともと少数野党でありますから、野党第一党の下の野党第二党でありますから、でもそれぐらい我々は執念を持って取り組んできたと、 という意思を今国会に残さないといけないし、自民党にも見せつけないといけないし、簡単に言うと、自民党は一心は言ってきたこと本当だったら大事に真摯に受け取ってたら、とにかく関係者一丸となって今国会中に取り組めるように動いたと思いますね。

でもそれは俺のせいじゃない、誰々が止めている、この日程上こうだとかいうふうないろんな理由をつけて、日程が間に合わないと言い出したのは先週、つまり1週間の攻防だったわけでありますよ。 でもそれはずっと言ってきて、もっと言うと10年以上言ってきて、我々は自主公開も10年続けてきて、そして2年半たらざらしになって、その2年半前も裏切られという形でやってきたわけでありますから、そこから逃げられないように、とにかくがんじがらめにして一歩進めようと思ってやってきて、それぐらいの執念でやってきたわけであります。 でもこれだけ苔にされたわけでありますから、

その主な責任は、今回進まなかったことに関しては自民党にあるというご主張をお考えだと思うんですけれども、一方で、大阪の吉村教頭代表なんかも、 吉田政権のやり方を批判しつつも、今回維新としてもこの合意がある種保護にされたこと、その経緯も含めて総括すべきだというふうにおっしゃっているんですけれども、それは幹事長としては党内でやられるおつもりはあるのかというのと、維新としての問題としてはどこにあったかというのを、今の時点のお考えを。

前日に全部お話し電話でもしていて、どういう会話をやったかというと、記事の書かれ方がすごい切り取られて、要はよくある国会議員団と大阪を中心とする吉村さんや地方議員の皆さんの分断を煽るような書かれ方をしているのはちょっと心外ですね。 吉村さんと話していたのは、これについてこうですと、それはその通りだなということは納得していただいた上で、 市部長の皆さんも今後戦うにあたって、ちゃんと理解しておいてもらった方がいいよねと、総括の会でもやったらどうかなという提案をいただきました。 それはもちろん望むところで、むしろやらせてくださいという形で、吉山さんも入ってくださいという形でもう既に来週セットします。

それで、 そういうことを言わない責務も多いし、言ったら漏れていってご破産になるかもしれないから、それは各種各種の判断で、重要な判断は、例えば国会議員団のことですから、国会議員団の役員会に諮り、そしてコアメンバーには事前に相談し、こういう適切なプロセスを踏みながらやるもんです。 ですから、最初から聞いていない、俺先に聞いていないみたいなのは、松井代表がかつて一番嫌った行為でありますけれども、そういうことを言う人はいないと思っています。
毎日で報道もいろいろ出て、そして、こうか不こうか、この3日間ぐらいはずっと露出もしていただいて、いい面も悪い面もあると思います。

共同通信の佐藤さん

今後、分通費改革っていうのを、どうやって今後進めていかれるおつもりなんでしょうか?

これはどういう形でっていうのは複数のルートあると思いますが、我々の姿勢としては愚直にこれを議会で訴え、民意に訴えていくということがまず大原則です。その上で、総裁選挙もあるようですから、そういうことに前向きな人がなるかもしれないし、後ろ向きな人が新たになるかもしれないし、 岸田総理がそのままになるかもしれません。 今回については、私自民党のガバナンスが崩壊しているというのも一因あるなと思っていて、簡単に言うと、例えば交渉担当者の幹事長である私が担当だったとするじゃないですか、立憲さんともそうですけど、そこで握ったことは国会議員団は全部まとめるという責任は僕にあって、今までまとめられなかったことはないです。

それは国会国対委員長も含めて、それは事前にもいろんな人にも相談したり、 そういうことをやるということ。それから普段の信頼関係を積み重ねたりするということですね。 でも立憲さんもたまにありますけど、自民党はそれは窓口で話してこうしようと言っても持ち帰ったらできないということですから、それは規模が違うからと言ったらそれまでですけど、でも規模が大きい小さい関係なく信頼関係でやってますから、そういうところはあるなというのはよく分かりました。

与党の過半数割れ

この小さな約束すら守れない我々にしたら大きいかもしれないけど、向こうからしたら小さな約束やったのかもしれませんね。 そういうことを守れないという自民党については、やっぱりこのまま多数与党でいてもらうのは国家国民のためにならないというふうに思いますので、とにかく我々も一人でも多くの議席を目指して次の選挙を戦って、与党の過半数割れを目指すということに尽きると思います。

日経新聞の田中さん

先ほどの質問とちょっと重複しますけれども、橋本副知事なんかもSNSなんかで政治改革の一連の中について、執行部の責任というものについて言及していますけれども、幹事長は責任という点についてどのようにお考えでしょうか?

その時に皆さんの特別党員の会で、 そのときに藤田をやめろと言われるのなら、別にいいですよ。馬場代表が任命権限がありますから、馬場代表が藤田を今回責任を取ってやめると言ったら、すぐやめますよ。それぐらいの覚悟でやっているし、自分が粘り強くやってきたことについては自信を持って間違いないと思っているし、ただ結果が出なかったから、それについてはその責任でどうこうしろというのであれば、それは当然じゃないですか。手続き論に基づいてやったらいいと思います。
今、やめるって言ってないから、ちゃんと書いてな。

京都新聞の岡田さん

教育の消化を実現する会見の関係においてお尋ねします。 教育の前原代表は、会見でこの統一会派について、例えば年内に臨時国会があった際にも継続したいという意向を示されていますが、維新としては今後の会派継続についてどうお考えでしょうか?

もう一回言ってもらっていいですか。 教育務省課の前原代表は、今後統一会派を継続したいという意向を示されているんですが、自身としてはどうお考えでしょうか?
改めて結束してやりたいと思っています。 今後も継続評価としては、どういう点が良かったと評価されている点でしょうか? それぞれ党の立場もあるし、ただ今回の意思決定においては、我々の方が数が多いということを向こうも立ててくださって、我々の経緯を払いながら、例えば国会議員団の役員会なんかでは、 決定したことを協議するのではなくて、我々の意思決定機関の中に入っていただいて、その中でいろいろご意見も表明していただいたりしながら、心合わせができてきたということなので、大きな、例えば法案の態度、それから提出する法案の内容なんかで、関係が悪くなったこともないし、逆に言うと、それは結束が強まっていった方だったというふうに思いますので、 この統一会派でありましたが、一つ関係性は深まったとこのように認識してますけど。

ちょっとだから事実が違くて、我々は分通費はもう10年言ってきて、この2年半ずっと言ってきたと。 それを先送りにしてきたのは、これ僕も国会質疑でやりましたけど、立憲さんがどこまでやる気だったかっていうのは、この参議院の議員の態度を見てちょっと疑問に思いましたけどね、思いましたが、外形上は彼らは法案を一緒に我々と一緒に出している、国民民主党も出している、公明党も賛成、共産党も賛成、どこも反対しないんですから、自民党がやると言ったら即日できると、我々の法案に賛成してもらったらもう即日完了ですよ。 それの前提を、とにかくやるという意思を見せてくれたということをもってテーブルにつくと言っているから、バーターや交渉材料じゃないんですよこれ、前提です。 その前提の中で、政策活動費を踏み込みたいと、我々のアイデアをベースとして、我々の飲む形で制度設計に入るということを打診されたので、それは政策活動費改革も非常に大きな正解の闇の一つでありますから、 この政党の皆さんは、どたまになってどういう思いで見られていたかわかりませんけど、このまま事故案だったら今のままで使い放題だったわけですよ。 それがかなりキャップがかかって、国家の制度設計によってはもう撲滅できるかもしれないというところまで来ていたので、 関係はないと思います。

共同通信の遠藤さん

委員長、解任決議案提出がありましたけれども、維新として今国会での抵抗の手段は、これで一定尽くされたのか、それともまだ手元に残っている、用意しているカードがあるのか、言える範囲で教えてください。

今国会中はもう無理だというお答えもいただいているし、それはどういうことをやったとしても成立はしないと思います。延長する気もないみたいですから、これは無理だろうと。 私が諦めないと言ったのは、今国会だけじゃなくて、次の戦い、選挙もそうだし、 それから次の臨時国会も含めて、必ずここまでやったからにはダメだったからもう諦めて次の課題行こうとかじゃなくて、これについては毎回やりたいと思います。そういう意味で申し上げました。
珍しいですね。

朝日新聞小林さん

沖縄県議会議員選挙で、維新は3人の候補者を擁立し、うち2人が当選しました。 しかし、自民党は1議席減らして、首長選でも後継候補を通せなかったという結果について伺いたいんですけども、党政拡大を図る中で、首部長としての責任論も問われると思うんですけども、党としての捉え方はどうなのかお伺いできればと思います。

勝つに越したことはなかっただろうし、勝ってほしかったと思いますし、せっかく3人擁立ができてここまでボール負けじゃなくて、結構いいところまで行ったというふうには認識してますから、そういった意味で一心の会の赤嶺さんは実力があって、赤嶺さんが出たら取ったんでしょう、違う方を出されて一心の会の看板を背負って、この沖縄の地で我々の力がまた弱い沖縄の地で踏ん張っていただいているということは、むしろ私は敬意を払いたいと思います。

読売の金山さん

維新政治塾についてお伺いします。 6月もまもなく締め切りで、7月にキックオフだと思うんですけども、これまでもやってきていらっしゃると思うんですが、改めて開校する狙いと、7月からキックオフ、どういうふうな動きというか、今後の役割を期待されるかお願いします。

途中経過、人数何人集まっているのか、まだ報告を受けていないので、 どんな感じになるか分かりませんが、これまで通り気軽に来てくれる人もウェルカムだし、そしてその多くは政治に興味を持ち自分がもしかしたら出馬したいというような方が多いものでありますから、今から衆議院選挙まだ空いてる選挙がいっぱいありますし、それから参議院選挙はほとんどまだ今から選考が始まるということでもありますし、それから各議員選挙は毎年ありますから、ぜひともそういう候補者 発掘擁立に資するような、そんな塾運営にしてほしいとは担当者には当初から申し上げています。

ありがとうございます。 他にございますでしょうか? なければ、以上で藤田幹事長の記者会見を終わらせていただきます。 本日もありがとうございました。

#馬場伸幸代表 #日本維新の会  20240619 国家基本政策委員会合同審査会(党首討論)

維新の会馬場氏は、政治資金改革で自民党との合意文書作成は維新の主導だと主張。文通費や憲法改正への消極姿勢を批判し、岸田内閣のリーダーシップ不足を指摘、総辞職を促す。岸田首相は、改革を進める意向を示す一方、期限や方法論については曖昧な回答。具体的な行動を求める馬場氏に対し、課題解決に専念すると表明。

本文

馬場伸幸君

日本維新の会 馬場伸幸でございます。総理、あまり怖い顔をなさらずに、昨日の夜の会合から出てこられたときのようなにこやかな顔でこの討論をお願いしたいと思います。

まず、政治とお金の問題です。この問題は、もう言うまでもなく、自民党以外の政党には何の責任もありません。自民党が起こした不祥事事件で、これだけの大きな問題になっているということを、まず冒頭申し上げたいと思います。

そうすれば、もっと他党がついてこれないぐらい厳しい改革案を出すべきであったということを申し上げたいというふうに思います。我が党も内部ではですね、当初はこのあまり積極的に改革案を出すべきではないという意見もありました。しかし、途中でですね、この自民党さんの方から何か協議をしてくれないかという話があって、我が党からは10項目にわたる改正案というものを出させていただきましたが、それは二度もなく蹴られたんですね。

それなら、自民党さんは自民党さんでやってくださいと。我々は我が道を行きますということで、どんどん月日が経っていきました。時間が流れていきました。

そうしているうちにですね、これ5月の29日ですよ。総理の指示で、どなたかから維新の会の我が党の遠藤敬国対委員長に電話があったということなんですね。それを受けて、私と岸田総理で、この合意3項目にわたる合意文書を交わしました。

これは非常に大事なポイントだと思うんです。この私と岸田総理が合意を交わした、この文書をつくろうじゃないか、そして政治改革進めようじゃないかと言ったのは、どちらですか。維新の会なのか、自民党なのか、どちらでしょうか?

岸田文雄君

今おっしゃったように、この両党の議論の経緯の中でおっしゃるようなタイミングで、両党の関係者が文書を作ろう、ぜひ合意をしよう、こういった話になったと思います。ですから、どちらが働きかけたかということは、その前の段階からの流れの中で考えるべきでありますので、結果として両方、関係者が合意したということであると思っています。

馬場君

全然違いますね。29日の夜に、岸田総理が所属されている幹部の議員の方に、遠藤隆国対委員長に電話をして頼んでくれと言ったんでしょう。だから、私のところに30日に遠藤国対委員長、藤田幹事長から連絡があって、こういうお申し出があったから、この政治改革を前に少しでも進められるのであれば、やるべきではないですかという話がありました。

ですから、私はきちっとペーパーに残して、3項目について合意をすれば話し合いをしてもいいんじゃないかという決断をしたわけですね。それが最初の話の流れなんですよ。それをよく総理理解しておいていただいて、いろんな方がいろんな情報をおそらく総理に言っていると思いますが、これは間違いのない事実です。違うというのであれば、後日おっしゃっていただきたいと思いますが、今回今日、参議院の方で採決があって、政治資金規正法の採決がありました。

我が党は衆議院では賛成をしましたが、参議院では反対をさせていただきました。これね、おかしいおかしいという声がまたあるんですね。おかしくないんです。皆さんは永田町の前例慣例で考えているだけ。おかしいというなら一因にしたらいいじゃないですか。二院あるんだから、対応変わっても当たり前でしょう。ただ、私はなぜおかしいんですか。前提が変わったから対応変わっているんです。あなた方が変えたから変わったんです。

そして、まあいいですよ。政治資金改正法も文通費も、これから改革はやっていかなければなりません。今回は反対しましたけれども、この改革が前に進むのであれば、これからも協議していくということを拒否するものではありません。ただね、ははははじゃないんですよ。どなたですか、今はははって笑っているの。全然反省していないでしょう。自民党の皆さん。

ただね、文通費もね、これ総理本気でやる気あるんであれば、会期延長したらいいんじゃないですか。何でやらないんですか。会期の延長。政府の皆さんね、自分たちの都合のいい時に重要法案だとか補正予算だとか、そういうことがある時には会期延長してでもやるじゃないですか。なぜやらないんですか。重要だと思われていないからでしょう。それならやってください。会見長しますか?いや、答えなくて結構です。

まあね、先ほど総理憲法改正の話もされました。私は憲法審査会当選以来、12年間ずっと所属をしています。在籍をしています。これね、確かに憲法改正審査会の流れも大きく変わってきました。国民民主党さん、有志の会、私たち日本維新の会、緊急事態条項の中で国会の機能をいかに維持していけるか、これはもう法案もつくって法文もつくって出しているんですね。だからどんどん議論は煮詰まってきている。いろいろな拒否して、脅して、そんなことをする他党もあります。でも、もう今やるかやらないかなんです。憲法改正ね、やるかやらないか。総理がやろうということをおっしゃっているということは聞いています。

でも、現場にはいろいろな不安定要素があって、それを総理に申し上げているとでも、総理はやれとおっしゃっている。が、先ほど総理がおっしゃったように、それをやれば参議院でのいろいろな他の法案の審議が止まってしまう。だから、本当にいいんですかと言うといや、何とかやってくれということなんですね。

本来、総理が参議院の会長や議員の委員長やいろいろな方に直接電話されて、これをやってくれと、参議院の憲法審査会の会長に直接指示を出されたらいいんじゃないですか。ですから、私から見ていると、やるやる詐欺なんですよね。きちっとやらない、最後まで詰めを行わない。その結果、いろんな総理が対外的世間に対してやると約束されていることが全て止まってしまっていると。何も、あれもこれもみんなそうです。やらない。国民は今岸田内閣のことを何もやらないかくと言っています。だから、やらないのか、できないのか、よくわかりませんけれども、これどういう理由でできないんですか?なぜできないんですか?

岸田総理

まず、旧文通費につきましては、おっしゃるように2年間滞っていた議論を馬場代表との合意において動かしたわけであります。具体的な協議体をつくるなどプロセスを明らかにし、そしてこの使途を明らかにする。返金をする具体的な論点も明らかにした。こういった合意を行って議論をスタートさせたわけであります。

期日については、合意した時点から3週間余りしかなかったわけでありますから、こうした合意の後に協議会を立ち上げて、有識者の話を聞き、そして詳細を詰める、それを考えた場合に期限は明記しなかったわけでありますが、しかし、一刻も早く成立させたい、そういった思いは全く偽りありません。そして、プロセスが合意の結果始まったわけですから、ぜひやろうではないですか。これが始まったわけですから、ぜひやろうではないですか。これ、この会議延長あるいは平中審査等、これは国会で決めることではありますが、ぜひ議論今スタートしているわけですから、ぜひこの議論を進めることに同意をいただきたいと思います。

そして、憲法についてお話がありました。憲法についておっしゃるように、衆議院の憲法審査会において論点をしっかり示して、そして誤解派が賛同する、こういったところまで議論が進んできました。ぜひこれをつなげていきたいということで、先ほども衆議院の憲法審査会は明日テレビを迎えるわけですが、それも活用して議論を続けていきたい、そして結果につなげていきたい。このように申し上げた次第であります。ぜひ御協力をいただきたいと思います。

馬場君

それでは、この会見長をぜひやってください。今日指示を出してください。国会で決めることではありません。総理か官房長官か幹事長か、皆さんでより集まって、その会見長をするという相談をすぐにしてください。これ終わったらね、ぜひお願いしますね。

憲法改正の方も、これは閉会中審査がいつでもできるという特殊な審査会ですから、それを必ずやるように指示してください。これ審査会の場ではそういう話出てますけれども、一部の野党のこの辺に座っている皆さん方の反対でできないんですけれども、やればできます。だから、やるという指示をきちっと出してください。この討論会が終わったらね。

私は、この岸田内閣何もやらないかと言われている原因はですね、先越でありますけれども、岸田総理の私はリーダーシップが欠けていると思います。今の自民党さん、外から見せていただいて恐縮でありますけれども、もうガバナンス全然なっていないです。先ほども申し上げた、岸田総理がこの指示を出した5月29日の夜です。覚えておられるでしょう。本当はその指示を出した岸田派側近のこの議員さん、この議員さんね、もう我々に対して知らんふりですよ。今、政治家の前にね、私は人の道があると思います。記述が書いてるとか書いていないとかね、それは子どもの本当に言い訳ですよ。

だからね、やっぱりガバナンスがもう全く聞いていない。そして、平場でそちらにいらっしゃる自民党の議員さんと平場でいろいろな話し合いをしたら、皆さん総理の不平不満だらけです。ですからね、大変僭越でありますけれども、私は岸田内閣もう晩酢が尽きていると思います。もはやこれまで。立憲民主党さんは解散を迫っておられますけれども、我々はその人が落ち込んでいるときに隙をつく感激をつくというような、そんなことはやりたくない。だから、総理、明日明後日の間にもう内閣総辞職して総理を変えてください。責任を持って仕事ができる総理にバトンを渡してください。ぜひお願いします。

どうですか、岸田総理。簡潔にお願いします。

岸田総理

はい、旧文通費の問題、憲法の問題、ぜひ残された回帰わずかでありますが、この議論をしっかりと条文規案に向けて進める。まずこれを行うことが大事だと思います。その上で、それをどう次につなげていくか、しっかり判断をしたいと思います。その上で、こうした先送りできない課題に向けて、再選を尽くしてまいります。

第二の御要望でありますが、今先ほど言う、できない課題に専念する。私たちはそれに全力を注いでまいります。結果を出すことに全力を挙げてまいります。

これにて、馬場君の発言は終了いたしました。

令和6年6月19日(水)馬場伸幸代表 記者会見

馬場伸幸代表会見 論点抽出

  • 岸田政権および自民党のガバナンス不全を厳しく批判している。総理のリーダーシップ不足、党内の反省の欠如を指摘。

  • 旧文通費問題での合意不履行を批判。自民党に失望し、信頼できない状況。会期延長の提案もなかったと批判。

  • 憲法審査会の進め方について、自民党以外の賛同政党で前に進める考え。国民投票で最終的に決めるべき。

  • 合意文書の保護理由は不明。自民党から3週間の期限内で審議できなかったことを批判。

  • 問責決議案の提出は、内閣不信任への一里塚。今後の対応は仲間の意見を聞いて決める。

  • 岸田政権は評価できず、総理の交代を望む。しかし政権批判と重要法案協議は分けて対応する考え。

  • 自民党を完全に叩きつぶすつもりはなく、将来的には切磋琢磨する関係を望む。ただし現状の岸田自民党は信頼できない。

  • 政権批判は岸田政権下の自民党に限定されており、自民党全体に向けられたものではない。

本文

赤木: お待たせいたしました。代表会見を始めさせていただきます。質疑から入らせていただきます。質疑のある方、挙手をお願いいたします。

NHK 谷井記者: 投資討論を終わられて、岸田総理大臣とのやりとり、率直なご感想をお願いいたします。
馬場代表: 今、私が申し上げたように、この総理のリーダーシップ、そして、この自民党内のガバナンス、こういうものがもう全然ダメになっていると、機能していないということを、ご本人が分かっていないと。
谷井記者: いくつか場場代表ご指摘されていましたけれども、その中でも旧文通費の議論とそれに伴う会期延長などについては、ほとんど進展がなかったようにお見受けしますけれども、そのあたりはどのようにご評価されますでしょうか。
馬場代表: この問題全般について言えることではないかなと。全く自民党議員反省していないですし、そして我々が真摯にこの自民党からの頼み、雲の糸を垂らしたわけでありますけれども、それを切ったという自覚もないわけですよね。もしくは会期延長を示唆するとか、そういうことがあって叱るべきだと思いますが、そういうことを打ち出してこられないというのは、やる気がないというふうにしか考えられないということですね。

谷井記者: このあたりの総理の態度をどのように評価されるか、また今後の憲法審査会の進め方をどうしていくべきだとお考えかお聞かせください。

馬場代表: それを条文化していくという段階に入っているということは、この立憲民主党と共産党以外のすべての政党が認めているわけですね。昔ながらのやり方、55年体制のやり方については、我々は容認できないということでありますし、それをどうするかということになると、もうやる気のあるところでやっていくしかないと思います。繰り返しになりますけれども、この憲法改正をするかどうかは、最後は国民の皆さん方が投票によって決めるということですから、3つ目を発議する、発議するという権限のみであるわけですから、その作業をやるということは、これ別に国民に対する裏切りでも何でもないですから、半ばこの立憲民主党の合意が取れなくても前に進めていくべきであるというふうに思います。

次の質問の方: 投資討論の中でも聞かれていたと思うんですけども合意文書の経緯の点なんですけど、自民党の方から関係者通じて維新の方に打診があった、しかし合意文書そのものはできたんですけども、その合意文書の内容自体は保護にされたと投資討論通じてなぜ保護にされたのかという理由というのは見つけ出せましたでしょうか。

馬場代表: 総理はタイトなスケジュールの中で3週間とおっしゃっていましたが、3週間の中ではこの結論を見出すことができなかったと。これね、もう3週間で最初からわかっているんです。5月の31日に合意文書を作ってですね、残り3週間しかないというのは小学生でもわかります。ですから先ほど申し上げたように、その審議のタイムスケジュールをきちっとカレンダーにはめ込んでですね、やればよかったんです。他の法案とか、この補正予算とかは、そういう、本予算もそうですけれども、そういうきちっとカレンダーに当てはめて審議スケジュールというのを作っているわけですよね。だから5月31日に合意をすれば、6月3日からの、月曜日からのこの審議の進め方、タイムスケジュールについて、もう既に出来上がっていてもおかしくなかったわけですけれども、そこからああだこうだどうだと言い出してですね、いたずらに時間だけが過ぎていったというのが現実の姿ですから、それがはまらなかったというのであれば、今日も申し上げたように、回帰の延長をすべきであってですね、回帰の延長しないということは、この文通費についてもそれほど重要なことではないという自民党の考え方の現れだというふうに思います。
繰り返しになりますが、我々頼まれた方です。
大谷さんも誰かにものを頼まれて、それを真摯に受け止めてやるということで実行していて、途中でぷつんと糸が切られたらどういうことになりますか。そうでしょう。
それを検証するということは考えられることですけれども、我々が裏切られた方法がですね、責任を取るというのは個人レベルで考えたらおかしいでしょう。
これを考えるからこの永田町の変な理屈変な常識、それにとらわれていると思いますよ。大柳さんもね、一人間として考えてみてください。
はい、あの、まあ、憶測ですけれども、今解散をすれば立憲民主党の議席が大きく伸びるというまあ、判断からですね、解散を迫っていると思います。ただ、あの、我々はそうではなくてですね、この岸田さんがもう今やそのレイムダックになっているという判断なんです。ですから、いろいろまあ、課題は総理がおっしゃっていたようにありますし、時間を要する。
すなわちスピーディーに解決していかなければならない問題が山積しているわけですから、ここは岸田さんも他の代表もおっしゃってましたが、紙面疎下でもう打つ手はありません、我々から見てですね。
議論した上でできないということであれば次の判断をしていくということに我々はそういう方向で判断をしていると考えているということですね。それは自民党の中で新たな顔であればいいということで維新としては今選挙は望まないということと受け取っていいんですか、というのはちょっと意味が違う。
そういうことが政治と政治家に課せられている使命だと思いますから、私はそちらを優先したいという考えであります。

馬場代表:これはですね、完全ではない、100点満点でないということは我が党も分かっています。そういうふうにも判断しています。でも、この法律ができなければ何も変わらないんですね。繰り返し申し上げてまいりましたが、コップに水が半分入っていると、それを半分も入っていると思うか、半分しか入っていないと思うか、これは人それぞれの判断です。
価値観とか人生観、そういうものも絡んでくると思います。ただ、我々としては、この改革というものを一つの大きな目標と掲げて、どんな改革でもいいから一歩ずつ進めていくということを有限実行やってきましたから、この今日成立した法律に対して、満足感もありませんけれども、大きな不満を持っているものでもありません。
この先も機会あるごとに、令和8年1月1日施行という項目もありますから、まだそこに向けては時間がありますし、協議する場もあると思いますので、より完璧に向けた100点満点に近い法律になっていくように、これからも協議はしていくという考えであります。
この間の政治資金規正法の文通費などをめぐった自民党と維新の接触などもあったと思いますが改めて今QTの中で総理と対峙してお話しされて今後の自民党との対峙の仕方という点についてはどのようにお考えでしょうか。これからも自民党含めて他の政党とも是正非非でお付き合いをしていくということは今までもそうでしたしこれからもやっていきます。
このガヨークというんですかね、そういうものでこの政治をやっていくということは逆にこのバッジは国民の皆様方にお預かりしているバッジですからふさわしくないと思いますので、今回のことは記憶には刻んでおきますけれども、これからも是々非々の付き合いはしていくということになると思います。
昨日、参議院の方で総理への問責決議案を出しました。完全にテーブルには載りませんでしたけれども、この問責決議を出した以上、衆議院で、これまでのような内閣審議について反対をするということは非常に厳しくなってきているということが言えると思います。明日また会議役員会等、また領域議員総会等も予定がされていますので、その場で仲間の意見を聞かせていただいて最終決定をしたいというふうに考えています。

総辞職を求められて、先ほど世間がレイムダックともおっしゃいましたけれども、馬場代表個人としては岸田総理が今、信任できるとお考えかどうかということについてお願いします。

馬場代表: 現実になるということですね。
はい。おっしゃるように、今日の党首討論で自民党議員さんたくさんお見えになっていましたが、真摯に反省しているような顔をされている方はほとんどいらっしゃいませんでした。
ことについては、投資討論の場でも申し上げたように、きちっとコミットをして、逆にこの自民党のお尻に無知を入れていくということは、これからも続けていきたいと思います。

批判をしていた、昭和のやり方と批判していた立民のやり方を、医師がやっているのではないかというような批判もあるんですけれども、その点について馬場代表のご意見をお願いいたします。

馬場代表:はい。参議院で出したこの総理への問責決議、また議員委員長の解任決議、これは一つのストーリーになっています。
ということを受けたことなんですね。ですから、突発的に、私がいつも言うのは、夏になれば盆踊り、暮れになれば餅つき、年間の恒例行事のようにそういった不信任を出して、それを何か最終国会の定例行事のようにするのが良くないと言っているわけで、大体いつも大した理由もなく、とにかくダメととにかく信任できないというようなことしかありませんので、きちっとこれはずっと議論を続けてきた中での結論ですから、立憲さんがいつもされていることとは私は全く違うと思います。

ありがとうございます。

その他ご質問ありますでしょうか。

関西テレビの鈴木です。よろしくお願いします。
たしなめられるシーンもありましたけれども、今のお話の中でも自民党議員反省が見られないというお話がありましたけれども、今回いろいろ合意の履行しなかったことについて騙されたということで自民党を最大限の力で攻撃するというふうにもおっしゃっていたことがありました。今日も反省の態度もあまり見えなかったという中で、今、ぜひひっていうこともおっしゃったんですけども、今後どういうふうに自民党と接していくのかというのは、ちょっと今よく見えなかった部分があって、ちょっともう一度その辺お聞かせ願えますか。

馬場代表: 今の自民党の岸田政権、全くだから評価をしていません。できれば変わってほしいというふうに考えています。ただ、それは政党と政党との関係性の問題であって、先ほどから申し上げておりますように、今、日本の国の基礎ですね、おうちでいう基礎の部分はガタガタになっていると。これは国民全てが認めておられるところだと思うんですね。ですから、そこを直していきましょうということを維新の会は再三再始申し上げているわけで、そこは政治の部分、政局ではなしに政治の部分で、そういう内閣だから一切何もかも法案に反対するとかですね。やはり国家国民のためになることには協力はしますし、ならなければ反対すると。立憲の皆さん方がおっしゃることがこれからの国家国民になることであれば賛成します。ですからそこは一線を引いて考えていただかないと、政局と政治は違うということです。

という話がある前に、私、お尋ねしたことがあるんですが、立憲民主党については叩きつぶすというふうにおっしゃって、自民党に対しては叩きつぶすんですかと聞いたときに、そうではなくて、将来的に切磋琢磨の関係というようなことをおっしゃいましたけれども、今回こうして合意文書を保護にされたという出来事があった以降、同じく自民党は叩きつぶさない対象なのか、この辺はいかがでしょうか。

馬場代表: 岸田内閣のことは全く信用していませんし、これから何か重要なことを岸田内閣と行うということはほぼありえません。ただ、これから将来のことを考えていった場合に、やはり自民党全体がダメだということではありませんし、素晴らしいバッター総理が出てくる可能性もあります。私は、この政権を一国民として任せられる政党、野党第一党はそうではないという判断をしています。自民党についてやっているということではないということですね。

自民党についてガバナンスが全然できていないという話もされていましたけれども、それはあくまで岸田政権下の自民党に限った話ということなんですか。

馬場代表: はい、そういうことです。今日も党首討論で申し上げましたが、平場で自民党の議員さんと話をすると、ほとんど岸田総理に対する不平不満をおっしゃっていると。

お時間いただきましてありがとうございました。ありがとうございました。

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