フォードvsフェラーリ
フェラーリを観た勢いでネットフリックスで観ました。
映画「フェラーリ」の監督、マイケル・マンはプロデューサーで参加してます。
バットマンシリーズのクリスチャン・ベイルが、全く違った派手さのない、車の整備とドライバーに徹するオタクのマイルズ役を演じてます。はっきり言って、バットマンの時のようなカッコよさは全くないのですが、これを観て彼の演技の幅の広さがよく分かりました。
マット・デイモンは、フォードチームの監督であり、マイルズの親友でもあるシェルビーを演じて、リアルで魅力的な役柄でした。彼のファッションが、サングラスを含め、カッコよかった。
フォードという車の大量生産で成功した会社と、フェラーリという手作りで車を製造する手工業者のような会社との闘いがテーマです。しかし、フォードは大会社だけあって、官僚組織のような壁があり、上だけを見てる嫌な役員とかいて、フォードチームには様々な形で圧力がかかります。しかし、チームを率いるシェルビーは、体を張ったり、無茶苦茶やったりして、マイルズらがレースに打ち込めるよう策を弄する。どんな世界でも、仕事の内容という本筋だけでの闘いだけでなく、内部での争いを勝ち残らないと、外の世界で成果を上げられないということですね。
ラストで納得できなかったのは、嫌な上司の作戦で、マイルズはわざと減速してフォードチームの他の車と一緒にゴールするも、実はスタート時の差からトップにならなかったところ、記者たちがマイルスをチャンピオン扱いしないということがありましたが、それまでのレース展開をみてたら、マイルズが勝ったのはあきらかだろ!と突っ込みを入れたくなりました。
車やレースに詳しくありませんが、フォードはまだ本格的なレースカーを作っているんでしょうか?
なお、マイルズの奥さんがとても魅力的でした。カトリーナ・バルフという女優です。とても素敵でした。
フェラーリは敵役ですが、やっぱりイタリア車はカッコええ!
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