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読書する場所

自室の机の上に本を広げて読書することは本当に有意義な時間です。
ゆったりとくつろぎながら本を読むことができます。
またコーヒーやお茶が飲みたくなればすぐに飲むことができますし。
自宅で読書することがもっとも効率的なのかもしれません。

しかし、現実には難しいことかもしれません。
自宅には本以外にも自分気を引くものがあふれているからです。
たとえばテレビ、ゲーム、スマホ、その他趣味的なものまで様々です。

たとえ多くの欲望を抑えて読書できたとしても、自宅には自分以外にも家族がいます。
家族とのコミュニケーションも大事ですが、その分の家事をこなす必要もあります。
また子供がいればさらに自分の時間は削られるでしょう。

なので独身で若い時に多くの本を読むべきなのです。
ですが若いうちは読書の重要性には気づきにくいのです。
なぜなら若いうちはまだまだ自分の人生やこれから携わっていく仕事のことがまだまだ分かってないからです。

若い頃から読書をしている人は周囲の人たちよりも先を行っているでしょう。
本を読んだ分だけ知識や視点を持っていますから。

では若い時から読書してないと駄目かと言われればノーです。
大人になって歳をとってからでも遅くはないです。
問題は読書する時間でしょう。
大人になってくるといつの間にか多くの事柄を背負って生きていかねばなりません。
その荷物を背負いながら本を読むとなると、読書の時間は限られてきます。

自室で読書することがもっとも有意ですが、そうもいかない時が必ずあります。
たとえば仕事から帰宅したら子供の面倒を見つつ家事をこなす。
そうこうしていたらいつの間にか寝る時間、という人は多いでしょう。
また遅く帰宅して次の日も早くから仕事という人も多いでしょう。
そうすると自宅で読書なんてほとんどできないかもしれません。

読書したくても自宅で読書ができない場合、やむを得ず出先で読書する必要がでてきます。
たとえば職場、カフェ、公園、電車、車などです。
このような場所で読書をせざるを得なくなると思います。
ですが、はたして自室以外の場所で落ち着いて読書はできるでしょうか?

私はできると思います。
自室という書斎以外でも読書を効率的に行うことはできると思います。
なぜならば集中することであらゆる場所は自室と同じ書斎になるからです。

公園で読書するときは他の利用者や街の騒音が気になるかもしれません。
しかし深い集中さえ得られれば、音は聞こえてきません。
あるいはイヤホンをすることで音を遮断できるかもしれません。
しかし公園には音だけではなく行き交う人や風景が目に入ってくるかもしれません。
目は覆うことはできません。
ですが目に入ってくる光景も集中することで気にならなくなります。

ではこのような深い集中はどのように得られるかというと、心の平静を保つことで得られます。
心が何ごとにも揺れ動かなければ、深い集中を自然と得ることができます。
そのための方法として、呼吸を整える、肩の力を抜く、鏡のような水面を思い浮かべるなど、さまざまな方法があります。
経験として呼吸を整える方法がもっとも効果があると思います。

意図的に集中しようとするとかえって集中できなくなります。
自然と集中するためには心を平静に保つように努力しないといけません。

心が平静になると、どこで読書しようがその場は自室と同じ書斎になります。
本に集中することができ、読書が自室と同じようにはかどるようになります。
すると時間も忘れてしまい、深い読書をどこでもすることができるようになります。

ですが経験上、街宣車や暴走族の音が聞こえてくると集中力は切れてしまいます。
さすがにあの音には慣れません。
もしそのような音が迫ってきたら、通り過ぎるのを待つか移動するしかないでしょう。

落ち着いて読書できる場所は人それぞれです。
できれば自分のお気に入りの場所で読書をしたいところですが、現実には難しいです。
ですが深い集中を得ることで、どこでも読書する場所はあなたの書斎にすることができます。
そのためには心の平静を保つ必要があります。
心が動じなくなれば、どこへ行っても読書はできるようになります。

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