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 はい、みなさんこんにちは!男性保育士のRyU先生です。写真はRyU先生ではありません。笑(PhotoACのクリエーターの皆様、モデルの皆様本当にお世話になっております)

 Twitterでコミュニケーションを取っている方からこんな質問を頂いたことがあるので、今回はその質問に対する僕なりの回答を解説していきたいと思います。

 Q.女性が多い職場環境の中で、男性保育士さんだからこそ大変なことはありますか?

 A.特に男性であることでの大変なことは僕は経験していません。男女関係なく同じ業務をこなすので、男女の差はほとんどありません。ですが、多くの場合に、男性保育士は職場に馴染む為の努力を初めに必要とされるケースがあると思います。

<保母から保育士へ名称変更~女性社会へ男性の進出~>

 保母という名称から保育士へと名称が変わって、男女の働き方に変革が起き始めてから男性の保育士は増えてきています。名称変更前までは「保父」と別称で呼ばれていたことを考えると、ほんの少し前までは男性の保育士は稀有な存在だったことが伺えますね。

 未だに男性保育士が居ない保育施設も少なくはないと思います。一方で1つの園に数人の男性保育士を意識的に雇う施設もあります。とりあえずは、男性保育士は増えてきているけれども、まだまだ女性が中心となって活躍する環境であると言っても過言ではなさそうです。

 だからこそ、女性社会とも言い換えることができる環境に、男性と言う「異性」が混ざることでの確執であったり、特別な苦労や、特有の悩みはないのか?という質問だったのだと受け取りました。

<RyU先生の経験談>

 結論から書くと、僕が働いた施設では本当に何の含みもなく、男性だからした苦労というものはありませんでした。職員の理解、保護者の理解があって逆に僕自身も「あれ?こんな普通に扱ってくれる感じ?」と思ったことも記憶しています。

 ですが、一方で後輩の男性保育士は2人居たのですが、2人とも半年と経たずに辞職をしてしまいました。この時にようやく初めて、気づいたことがありました。

 それは、僕自身は自分から職員と積極的にコミュニケーションを図り、かつ与えられた仕事に向き合っていたということです。

 辞めてしまった2人を後になって思い返すと、「男性」であることで遠慮をしていたのか、あまり職員とのコミュニケーションを図っておらず、いつしか女性職員から「関わりづらい」という評判が聞こえていた様に思います。

 2人とも子どもからの人気はありましたし、仕事も新卒ながらに頑張ってやっていました。なので、道を分けた場所があったのだとすれば「初めに職員や保護者とのコミュニケーションを意識して行っていたかどうか?」という点なのではないかと思います。

 勿論、性格面であったり、個人個人の中での相性というものはあったと思いますが、まず初めに信頼の基礎を作ろうとしたかどうかということは大きな違いだったことは間違いないでしょう。

<男性保育士としてではな【保育士】として認められる>

 今は「男性保育士」とどこか区別されて呼ばれることが多いですね。有している資格の名称に性別を付けただけのことなのですが、やはりどこか「(女性)保育士」との差別化が見え隠れしています。

 僕は個人的に「男性」という言葉を使われなくなった瞬間が、男性保育士が認められた瞬間なのかなという風に思っています。

 この先生は業務をしっかりとこなして、子どもと関わり、職員間の連携もできて、保護者対応もしっかりとしている。するといつの間にか「男性保育士」はという言葉が周りから無くなります。

 それには、日ごろの業務や子ども、保護者、職員とのコミュニケーションを円満に行っていくことが大切だと思います。

 僕はゆくゆくは「男性保育士」という呼称は消えてなくなれば良いと思っています。それは男性が保育士であるということが世間的な認知として認められた証で、保育士には男女が居ることが当たり前になった時だと思うからです。

 それなのに僕は冒頭で必ず「男性保育士の」と宣言しています。これが記事を見ている方や、少ないですがyoutube動画であったり、他のコンテンツを観てくれた方から「男性保育士って言葉使ってるのRyU先生くらいだよ?」と言われるようになったら、晴れて「保育士のRyU先生です」と名乗ろうと思います。

<これから保育士を目指す男の子達へ>

 これから保育士を目指す学生さんまたは、他業種から転身される男性の方。保育園には男性が必要です。それは生物学的に男女の得手不得手が分かれていることもありますし、思考のプロセスが男女でまた違うという脳科学的な知見からも言われています。また、女性社会に男性という「異物(心理学用語で既存の群に居ない人や物を表す言い方)」が混じることで既存のコミュニティーでは変革が起こり進化するとも言われています。

 そして子ども達はやんちゃ盛り。男の子も女の子もダイナミックな遊びを求めています。でもこの時にはしゃぎ過ぎたら同僚の目が光るので、危険はないか?子どもが集まり過ぎているリスクは考えているか?次の活動を見越していつ止めにするのか?少しだけ配慮しましょう。

 そして、まずは保育士として当たり前のことを、少しずつできるようになること。周りとコミュニケーションを自発的に取るよう意識すること。たまにチョコをあげること(これ、すごい大事。テストに出します。笑)。たったこれだけのことで男性保育士を見る目は変わります。

 最初のスタートで転んでしまわなければ、後はただ男性の「保育士」としての生活が待っています。その当たり前の保育士生活の中で男性が居ることで変革が起きる可能性があります。その変化が職員にとって良い物となるのか、悪い物となるのかはあなたと職員次第です。


 ということで、「女性社会の中で男性保育士は大変ですか?」に対する僕の答えはこんな形になります。若干僕は恵まれた環境だったようにも思うので、参考程度に男性はしてください。そして、女性はもしよろしければ少しのミスはチョコで大目に見て頂けたら嬉しいです。笑

 では、また学ぼうね!



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保育士りゅう先生

 保育士りゅう先生(「RyU先生」で子育てに関する記事の執筆を依頼を受けてしていました)

 保育現場で5年間正職員として働き、学生時代やライター活動時にも子どもとの関りがあるアルバイトをしていました。

 現在は現場を離れて、元々したかったママパパの心のケアや、保育士の心のケアをしていけるように自身のHP『保育士りゅう先生のあそびば!まなびば!』を作成・運営しています。

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