見出し画像

ロジカル的(論理的)な説明の仕方

 こんにちは。JIN先生からロジカル的(論理的)な説明の仕方について学びましたのでそれを説明したいと思います。

そもそもロジカル(論理的)とはどういうことか?

 それは理由が説明できること。自分が言う主張、仮説、説明についての理由が説明できること、その理由がきちんと他の人にも解ること、それがロジカルであるということです。ではロジカル的な説明とはどのように説明をすればいいのか、ホワイトボードのマーカーと日本のことわざにある「風が吹けば桶屋が儲かる」を例に挙げて説明をします。

【ロジカル的に説明をする】
①ホワイトボードのマーカー
<ロジカル的ではない説明>
Aさん:今使っているホワイトボードのマーカーが今まで使ってきた中では    
     このマーカーが一番使い易いです。
Bさん:何でそのマーカーが使い易いのですか?
Aさん:何でと言われても。とにかく今で使ってきた中では一番使い易いん     
    です!
 上記の会話では、BさんがもしAさんの大学の教授でホワイトボードのマーカーをたくさん使ってきた人ならば、そのマーカーが使い易いというのを解ってくれるかもしれません。しかしあまりマーカーを使ったことがない人にはそのマーカーがいかに使い易いのかは、その使い易い理由を説明しないと解りません。

<ロジカル的な説明>
Aさん:今使っているホワイトボードのマーカーが今まで使ってきた中では    
     このマーカーが一番使い易いです。
Bさん:何でそのマーカーが使い易いのですか?
Aさん:なぜなら、今まであらゆるメーカーのマーカーを全部使って試し書  
      きをしてみました。このマーカーが一番長く色も出るし、マーカの
              芯も崩れずに使えたからです。だからこのマーカーが一番使い易い                と思います。
 このように説明すると理由あり、かつあらゆるメーカーのマーカーを使って比べたという根拠もありますので、BさんもAさんの主張が解るようになります。これがロジカル的に説明するということです。当たり前のことですが、この説明が以外に抜けていることが多いので私も意識して気を付けたい思います。

②風が吹けば桶屋が儲かる(江戸時代のことわざ)
<ロジカル的ではない説明>A=D
 このことわざは、「一見なんの関係もないようなところから、意外なところに影響が出る。」という意味で使われますがロジカル的な観点では、全くロジカル的ではありません。なぜかというと、風が吹けば(原因)桶屋が儲かる(結果)は原因と結果のみを表しており、結果に至るまでの理由であるなぜそうなったのか?という説明が抜けているからです。

<ロジカル的な説明>A=B=C=D 
 風が吹くと砂埃が舞い上がり、それが目に入り目が失明します。失明したら江戸時代では琵琶法師になるしか職業の選択肢はなかったので、琵琶法師になります。その琵琶法師が増えると楽器の琵琶が必要になります。琵琶は猫の皮で作られていましたので猫を大量に殺さなくてはならなくなります。猫が少なくなると、鼠が増えます。増えた鼠は風呂屋の桶の留め具部分の藁をかじります。そうすると桶が壊れて桶の需要が増えます。なので桶屋が儲かるのです。更にこの理由を説明した論理内容がロジカル的かどうか、その確認の方法について説明をします。
補足:この説明についての細かさは、ニュアンスにもよりますが目安として7~8割の大人が理解できればOKです。

【ロジカル的な説明についての確認方法】
 桶屋が儲かる(結果)から風が吹けば(原因)について「なぜなら」「だから何?」という言葉を使い自問自答をしていきます。ではシンプルに説明の流れを見ていきます。主張は風が吹けば桶屋が儲かるです。桶屋が儲かる。→なぜなら、鼠が風呂屋の桶の留め具の藁をかじるから。→なぜなら、猫が減っているから。→・・・(琵琶法師が・・と続いていきます。)また今度は逆に、猫が減っているだから何?→鼠が風呂屋の桶の留め具の藁をかじるようになる。→だから何?桶屋が儲かるようになる。このように、「なぜなら」、「だから何?」という言葉で説明をした内容について自問自答をしてみて、それがスムーズにきちんと答えられているかどうかを考えてみます。きちんと答えられている内容ならば、この論理展開はロジカル的であると言えます。

まとめ
 ロジカル的に説明するとなると難しくてハードルが高いと思われますが、今回学んだように細かく理由を切り分けて「なぜなら」「だから何?」といった言葉で自問自答をして内容を確認できれば、簡単にロジカル的に説明ができるようになります。がんばりましょう!(できるようになってみせますとも!)😌







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?