【2024年創作大賞応募用】【短編小説】傘花火 ~初夏の夜に咲く恋の花~ Chapter-1
あらすじ 大学に入学して初めての夏休みに、沙羅は同級生のくるみ、花蓮、翔、海斗と共に花蓮のおばあちゃんの家に泊まりに行き、傘花火の伝説をおばあちゃんから聞く。打ち上がった花火がそのまま傘になる不思議な伝説は、女性が男性に告白するために使ったものだという。単なる伝説だと思っていた沙羅は、夢の中で傘花火を手にする。
翌日、海で遊ぶも恋心を秘めた駆け引きが始まる中、夜に花火をすることになったが、沙羅が持っている傘花火は、雨の日でないと伝説は成立しないという。実際に伝説のようになる