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【サッカー雑談#3】オフサイドは難しい?オフサイド嫌いを減らしたい

こんにちは、ryuです。
今回もサッカーについてのお話です。
本日のメインテーマは、「オフサイド」です。

サッカーを分かりにくくしている一番の元凶、これについての雑談になります。


そもそも何のため?

オフサイドがわかりにくくなっているのは、このルールがなぜ必要なのかが分からないことに原因がある気がします。
例えば、「ファール」は危険な行為を無くすため、野球での「スリーバント」のルールとかもなんとなく理由がわかると思います。

では、オフサイドはどうでしょう。
その名前からではあまりよく意味が見えてきません。
offsideと英語では表記しますが、逆にonsideという言葉もあります。
つまり、サイドに入っている(on)か出ている(off)か、という意味です。

オフサイドは反則の1つなので、出ていたら反則、アウトです。相手のフリーキックで再開されます。

サイド?入ってる?出てる?と何を基準にしているかが説明不足なので、そこら辺を少しお話していきたいと思います。

居残りを禁止するために

先に簡潔にルールを説明すると、「相手より相手キーパーに近い位置でパスをもらったらだめ」という感じのルールです。
厳密に言うと少し違いますが、大体この理解で大丈夫だと思います。(サッカー好きには怒られそうですが、、、)

ではまず、オフサイドがなかった場合を考えてみましょう。
オフサイドがない場合、先ほどの
「相手より相手キーパーに近い位置でパスをもらったらだめ」
というルールがないので、どこでもパスを受けていいことになります。

すると絶対相手ゴール手前で待ち伏せする選手が出てくると思いませんか?
サッカーは特にコートが広いので、一気にゴール前まで到達できるプレーは、ズルすぎると言うことで、禁止にしようと言うのがオフサイドです。

基準の線: オフサイドラインについて

それでは、ある程度理解できたところで、具体的にどこを基準としているかのお話です。

サッカーにはオフサイドラインというものがあります。
これより外側でパスをもらったら反則です。

では、オフサイドラインはどこでしょうか。
厳密に言うと、
「相手の後ろから2番目の選手がいる、ゴールから平行の線」
がオフサイドラインです。

相手の後ろから2番目と言うと、一番後ろにはキーパーがゴールを守ってるので、2番目の人は大体の場面でディフェンスの人になります。


https://www.jfa.jp/rule/#titOffside

ただし、ディフェンスの1番後ろにいる人、(キーパーの次に後ろにいる人)が真ん中の線(ハーフウェイライン)を超えたら、ハーフウェイラインがオフサイドラインになります。

いつ反則が確定するか

「パスをもらったらダメ」
と書きましたが、パスという行為にはボールを蹴る人とそれを受け取る人がいます。
なので、パスと一言で言っても、具体的にいつの時点での話かを決めなければいけません。

そこで、サッカーではパスを出す人がボールを蹴った瞬間が基準点になっています。
その時点で、オフサイドラインから出た位置にいる人が、パスをもらったら反則です。

オフサイドは必要か

もちろん、「そもそも」のところでもお話しましたが、オフサイドがないと待ち伏せをする人が出てくるので、必要だと思います。

ただそれ以外にも必要である理由があると思っています。
それは、「難易度の調整」のためです。

サッカーはかなり広いコートで試合をするので、相手との距離がプレーの難易度を左右します。

相手との距離が近いと難しくなり、遠いとかなり余裕を持ってプレーができます。

もしオフサイドがなかった場合、コート全面に選手が散らばり、かなり広々と余裕のあるプレーができそうです。
しかし、それだとあまり面白くない気がします。
選手同士がぶつかり合ってゴールを目指すシーンが見たいので、オフサイドラインというのを設定して、コートを擬似的に伸縮させます。
これで難易度が上がり、より激しい試合が見れるというわけです。

https://www.jfa.jp/rule/#titOffside

裏を返せば、オフサイドラインを極端に相手のゴールに近づけることもできます。
(先ほどもいいましたが、ハーフウェイラインが1番相手ゴールに近い位置になりますが)
そうすると、相手がボールを回そうとしても、普通のコートの半分で試合をすることになります。このオフサイドラインをいかに上手く利用するか、これをラインコントロールと言いますが、サッカーにおいてとても重要な戦術の一つです。

さらに詳しい解説を知りたい方は、JFA公式が紹介しているこちらのサイトをご覧ください。

番外編: オフサイドが適用されないとき

基本的なオフサイドのルールはこれでほとんど十分ですが、オフサイドにはさらに細かいルールがあります。

例えば、これほどオフサイドラインは相手の後ろから2番目の人を基準にすると言ってきました。

しかし、そのオフサイドラインを超えてボールが相手ゴールに出ると、そのボールがオフサイドラインの基準になります。

なので、オフサイドラインは基本的に守備者の後ろから2番目、そのラインをボールが越えるとボールが基準になります。

では、コーナーキックはどうでしょう。
コーナーキックは守備側のゴールと同じライン、つまりコートの1番端から蹴ります。
だから、蹴り出す時点ではオフサイドはないです。

ちなみにスローイングとゴールキックもオフサイドはありません。
詳しい理由は分かりませんが、なくてもそれほど変わらないからだと思います。 

おまけ

ここからは興味がある人だけ、読んでもらえると嬉しいです。
ここまで、オフサイドラインの話で「後ろから2番目」などとややこしい表記をしていますが、これには理由がありました。

それは、場面によってはキーパーが味方のディフェンスよりも前に出ることがあるからです。
仮に「キーパーに一番近い味方」をオフサイドラインに設定してしまうと、全ての事象に対処できないので、こんなややこしい表記になっています。

まとめ

ここまで複雑な話をしてきましたが、オフサイドのルールについては未だにあやふやなところがあります。

オフサイドラインを超えてはいけないとは、体のどの部分も超えてはいけないのか、それとも手は出てもいいのか、などなどです。
毎年のようにオフサイドの少しずつルールが変わっている気もします。

これほど複雑なルールを瞬時に判断しないといけない審判は大変ですよね。

今回は以上です。
ありがとうございました。

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