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#88 父の日・母の日

【往復書簡 #88 のやりとり】
①(6/10):くろさわかな〈プレゼントが難しすぎる〉
②(6/13):及川恵子〈何が欲しい?〉
③(6/15):泖〈迷い中〉

迷い中

父の日と母の日のプレゼント。難しいですよね。

母の日にはコスメやスキンケアグッズを贈っていましたが、父の日や父の誕生日のプレゼント選びが特に難しい。

わたしの父はバイクに乗るので丈夫なシャツを贈ったり、農作業もするので風通しの良いキャップを贈ったり、いろいろ考えましたが結局は食べ物やお酒が一番喜んでいる気がします。

シャツを贈ったときは一番悩みました。何か着るものを贈ろうかなと漠然と考えてはいたのですが、わたしを特に悩ませたのが、父がファッションの参考にしている人物が笑福亭鶴瓶さんだということです。

NHKの番組『家族に乾杯』が大好きで、よく一緒に見ています。そこで父がよく言うのが「おれも鶴瓶みたいな格好をしたい」「あの服ってどこで買えるんだろう」。こんなことをよく言っていたので、わたしも探してみたのですが、なかなかピンとくるものは見つからない。父親の服を選ぶのってほんとうに難しい。

同世代だったらまだしも、相手は50代。まず感覚が違うから、わたしが良いと思っても相手が気に入らないかもしれない。しかも服選びのヒントは笑福亭鶴瓶。ようやく予算内で変えるシャツを見つけましたが、あまり着ているのを見たことがない。受け取るときはかなり喜んでいてくれましたものの、着ないということはちょっとわたしと父の感覚が違ったんだろうな〜と。

そう考えると、わたしの父には「形が残らないもの」をプレゼントしたほうが無難なのです。となれば、今年はお酒や食べ物が一番。わたしの父は食べることも、お酒を飲むことも好きなので。でも、なんだか味気ない気もする。

基本的に、わたしは人にプレゼントを贈るのが好きです。「喜んでくれるかな〜」とか「これ好きそうだな〜」とか「これ欲しいって言ってたな〜」とか。贈る人のことを考えながらものを選ぶのがとても楽しい。だからこそ、父の日のプレゼントに対して「妥協しているのでは?」とも思ってしまう。

ちなみに母の日には、育て始めたハーブを収穫してハーブ料理の特別メニューをプレゼントしました。その日のお昼頃から仕込んで、夕食にフルコースをプレゼントしたんです。自分も美味しく食べられたし、母も父も喜んでくれたので、とても満足。だから、父の日も特別メニューをプレゼントしても良いのかもしれない。

しかしどんな特別メニューにしようか。まだまだ考えることがたくさんありそう。


追伸。
今日、わたしが仕事をしている後ろで飼い猫のスミが高らかに「うわぁぁ〜〜〜」と寝言をしゃべり、手足をバタバタとさせていました。夢の中でなにがあったんでしょうね。

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