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#63 私の口癖/泖

【往復書簡 #63 のやりとり】
月曜日:及川恵子〈肉とお洒落は生きる糧〉
水曜日:泖〈知らない自分〉
金曜日:くろさわかな

知らない自分

いまねー、だいぶ酔っ払ってます。えへへ。

今日は、職場近くの、仙台の、ビジネスホテルに泊まるんです。家にいたくなくてね。なんと、今は、宮城県民だと仙台のホテルに安く泊まれるらしいのです。喫煙ルームが1000円です。やす。わたしは何にお金を払っているんだろう。と、お金の行く末が気になるくらい安い。
19時に仕事が終わってから、大好きなマルショウでおでんとモツ焼きとビールと日本酒を流し込んで、大満足。ただし、おでんの男爵芋がすでに切れていたからまたすぐに食べに行かないと。たまにはこういう日を月一くらいで作ってもいいかもしれない。すごく心が穏やか。びっくりするくらい穏やか。ふわふわする。えへへ。

で、わたしの口癖ね。
最近(と言っても、もう3ヶ月くらい前)、友人からわたしの口癖について言及されたばっかりでした。いきなり言われたんです。
「あやか(わたしの本名)ってさー、”あのね”とか”ねぇねぇ”ってめっちゃ言うよね」って。

うそ、まじで。
そんな言ってるつもりないんだけど。

って思ったんですけど。
言われてから意識すると、めっちゃ言ってんな、って気づきました。

”あのね” ”ねぇねぇ”を封印すると、なんと話を切り出していいのかがわからない。

大・混・乱!

オーマイガっ!!

なんか、”あのね” ”ねぇねぇ”が口癖のアラサーって、やだ。もう使うのやめよ、と思うのですが、無意識にNGワードを発してから「あ、やべ!」ってあたふたするほど自分に染み付いているのがわかると、もうこれもわたしの一部として受け入れていったほうが自然だしラクなのでは、と開き直る自分もいます。

友人からわたしの口癖を言及されるまで、自分には口癖なんてないと思っていたけれど。案外わからないものですね、自分自身のことって。わたしの友人のほうが、わたしのことをわかってくれていたりする。

辛いときや悲しいときに「電話していいよ」とか「あなたが落ち込む&怒るなんて、よっぽどのことなんだろう」とか言ってくれると、思いのほか感動してる自分がいて、「あ、わたし、けっこう落ち込んでるんだな」と客観視することができます。意外と、自分自身の負の感情を、自分で見ないふりをしていることに気がつくんです。忙しさを理由にするんじゃなくて、もっと自分自身を振り返ることもしていかないと、自分をコントロールできなくなってしまうから気をつけないと。

しかしね。
わたしよりも、友人が自分自身を注意深くみてくれているおかげで、毎度救われております。口癖もそうだし、いろいろ本当にありがたい。なんなの。”あのね” ”ねぇねぇ”って。ははは。他にもわたしの口癖ってあるんだろうか。

これからお風呂に入って、また缶ビールをあおります。
ホテルのフロントで、チェックインするときに最後の手続きとして
「佐藤さま(わたしの本名)は、ハイボール飲まれますか?」って聞かれたので
「えへへへ」と笑ってみせたら、
「うふふふふ。こちらサンプルですので2本ともお部屋でしっかり冷やして飲んでください…」と言ってもらえました。
最高だぜ!サンキュー!

もう、今日は酔っ払ってるから、これでお許しください。
本日はヘベレケでお届けしました。
(明日、これを読み直して後悔する自信がある)


追伸。
今日からNBA開幕です。サイコウ!
ヒャッホーーーーーーーー!
月一のビジネスホテル、ほんとアリだな。

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