精液瘤(SER)体験記 #8

私は精液瘤という病気を経験しましたが、この病気についての情報が世の中には非常に少なく、少しでも同じ病気の方のお役に立てればと思い、こちらで発信しようと思いました。
情報が少ない理由として、この病気になる人は少なく、大きな病院でも手術する人は年に2、3人しかいないことや、命に関わる病気ではないからだと思います。
はじめにお伝えしますが、この記事はデリケートな表現もある為、この病気について知りたい方以外は見ないことをお勧めします。
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退院の翌日(手術から2日目)、寝ている体制から起きる体制をとると患部が痛みます。タマを握られたような痛みでした。
まだ便が出ず漢方薬を服用しました。
一旦下がった熱も、また37度後半になったのでベッドで休みました。
12時頃、熱が下がらないので解熱剤を飲みました。
15時頃に便も出始め、熱も下がり、普通の生活に戻り始めました。
寝ている状態から立つ、座っている状態から立つなどの時にタマが動くようで、その時痛いのがしばらく続きます。

手術から5日目、痛みについては大分楽になりましたが、痛み止めをやめると痛みます。
この日は診察。傷口から少量の出血はあるものの、タマ内部からは出血しておらず順調なのでお風呂も入ってよいとのことでした。
因みにタマ内部が出血していたら狸のキ〇タマのように大きくなるそうです。
タマ袋の大きさは、手術後から変わらない感じですが、これから2、3か月かけて腫れが引いて元の大きさに戻るとの事でひと安心しました。
今後は何かあったら近くの提携先のクリニックに行くよう説明を受け、紹介状をいただきました。

手術から7日目、ガニ股で歩くようなことはなくなりました。
痛み止めを服用中ではありますが、寝ている状態から立つ、座っている状態から立つなどの動作でも、痛みはなくなりました。
最初に処方された1週間分の痛み止めを飲み切ってからは痛み止めを飲んでいませんが、触らなければ痛みはない状態でした。

手術から2週間後、キ〇タマに触れる程度では痛くはなくなりましたが、つまんだりするとまだ痛みがあります。

1か月後に提携先のクリニックで術後の経過観察をしてもらいました。
経過は順調とのこと。
自分は卵料理が大好きであること、薄毛防止のため亜鉛サプリを頻繁に飲んでいたことが関係しているのではと質問しましたが、まったく関係ないとの事で、原因は謎のままです。

提携先のクリニックにはその後も1回、計2回行きました。
この精液瘤の手術前の診察から術後観察までにかかった費用は、全部で85,000円ほどでした。

そして今、手術から1年以上が経ちましたが、再発はしていません。

精液瘤経験者としては、瘤が小さいうちに手術して取るのがよかったのかもしれないと思っています。

おわり

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