精液瘤(SER)体験記 #4

私は精液瘤という病気を経験しましたが、この病気についての情報が世の中には非常に少なく、少しでも同じ病気の方のお役に立てればと思い、こちらで発信しようと思いました。
情報が少ない理由として、この病気になる人は少なく、大きな病院でも手術する人は年に2、3人しかいないことや、命に関わる病気ではないからだと思います。
はじめにお伝えしますが、この記事はデリケートな表現もある為、この病気について知りたい方以外は見ないことをお勧めします。
--------------------------------------------------------------------------------------

大学病院の先生は自分よりひとまわりほど若いこともあって話がしやすく、今までの先生に聞けなかったことを聞けたり、不安であることを話したり、気持ちが楽になって前に進めた気がしました。
この日は手術の予約をしましたが、2か月後の4月でないと予約が取れない状況でした。
はじめ4月1週目を勧められましたが、その日は仕事の都合で入れられず、4月3週目にしてもらいました。手術日の前日に入院し、3泊4日の入院の計画です。

手術1か月前の3月3週目に診察と心電図、MRIを撮ることになりました。
この時の診察で、再度意思確認をされましたが、先生の「一度は手術をチャレンジしてみていいと思う」という一言で、さらに気持ちが前に進み、勇気をもらえた。
このころには6cm×4cm、ニワトリの卵大になっていた。

MRIは、足からMRIの装置に入ったためMRI特有の狭い感覚はありませんでした。
ビヨー、ビヨーとかいう音がエレキギターの音に聞こえたり、ドン、ドン、ドン、ドン、という一定間隔の音がドラムの音に聞こえたりと、退屈はしませんでした。

4月3週目の入院前日に、新型コロナウィルスに感染していないかの確認のため、PCR検査と肺のCTを撮りました。PCR検査は綿棒を入れるときと抜くとき、一瞬だけ少し痛く感じました。
PCR検査は陰性で、無事入院することができました。

つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?