精液瘤(SER)体験記 #7

私は精液瘤という病気を経験しましたが、この病気についての情報が世の中には非常に少なく、少しでも同じ病気の方のお役に立てればと思い、こちらで発信しようと思いました。
情報が少ない理由として、この病気になる人は少なく、大きな病院でも手術する人は年に2、3人しかいないことや、命に関わる病気ではないからだと思います。
はじめにお伝えしますが、この記事はデリケートな表現もある為、この病気について知りたい方以外は見ないことをお勧めします。
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朝8時の回診で、出血はしておらず状態は順調とのことで今日の退院が決まりました。稀に切除したところから出血する事があるそうです。
回診の時、先生は尿道カテーテルを抜いてはくれませんでした。

8時半ごろ女性の看護師さんが来て、尿道カテーテルを抜きますとのこと。恥ずかしいなど言ってられません。
ネット上では尿道カテーテルを抜くとき痛いとのコメントが多かったのですが、実際には、「抜きますよー」と言われてドロッと温かいものが通過したので尿が漏れた!と思ったら「終わりましたー」って感じで、自分の場合は痛くなかったです。
看護師さんに「おしっこ漏れたかも・・・」と言ってシーツを確認するも漏れてなく、そのドロッとした温かい感覚が尿道カテーテルが通過した瞬間だったようでした。

陰嚢は腫れているためか、瘤のある手術前と変わらないか、むしろ大きい感じでした。まだ痛くて、とても触る気にはなりませんでした。

9時半に請求書が届けられて、処方された薬を受け取り会計で支払いをしました。3割負担で67,000円程でした(高額医療費の限度額適用認定はしておきました)。
そして朝10時ごろには無事に退院できました。結果的に2泊3日。予定より1日早く退院できました。
歩くことはできましたが、ゆっくり、ゆっくり、そしてガニ股で。

病院を出る前に院内のトイレでおしっこをしましたが、初めの方はゼリー状で血が混じっていました。尿道カテーテルのせいだと思いますが、少し痛みを感じるのでゆっくり出しました。
出きったとこで膀胱に溜まった空気が抜けたようで、ゲコッゲコッと音がしました。カエル?と思いながらひとりで笑い、チ〇コが愛らしくなりました。

11時すぎ、家族と隣駅で待ち合わせ、近くのそば屋でそばを食べて帰りました。なんと40時間ほど何も食べていなかったから、一斉に胃や腸が動き、ゴロゴロ鳴り始めました。
13時には家に戻りましたが、37度台の熱があったので処方された解熱剤を飲みました。
便が出ず、力むと患部が痛む。
病院で眠れなかったので眠くなり、22時頃には就寝しました。

つづく


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