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スタバへの小さな文句

 土日の朝はいつもより早く家をでて、車で40分かけて保戸野のスタバにいく。秋田にスタバは7店舗くらいある。でも、私の選択は保戸野店一択。

 東通店は広いけど大学生が多くて会話がにぎやかすぎ。駅中店はよくできたテーブル配置だけど、人が多すぎるのとガラス越しに見えるぽぽろーどを歩く人が多すぎる。アルス店は女子高生が多いのとそこまで広くない。御所野イオン店は狭いので論外。

 保戸野は地域的にもファミリーから上の世代が多い地域。店内の席はソファ席が中心で、机もあるけど一人用ソファが人気。駅前などビジネスの中心地からも離れているのでスーツ客は少ない。車でしかこれない場所だから、学生はほぼいない。

 いつも朝一番に入店し、店内の左奥、壁を背負ったソファ席と小さな机を陣取る。頼むものはカフェラテのTallとチョコレートチャンクスコーン。今はスタバは紙コップのみの提供だけど、普段はマグを注文する。先にあったかいスコーンを食べきって、一口ラテを飲んで深呼吸をして作業をはじめる。1週間の振り返りをして、やるべきこと、やりたいことに6時間とりくむ。休日の作業はスタバでしかしない。1週間のうち、席に座って1人でものを考えられるほっとする時間。

 保戸野のスタバのスタッフさんたちは心地いい人が多い。挨拶も気持ちいいし掃除も行き届いている。マニュアル的な対応をそこまでしないと聞いたけど、1つオペレーションで不満に思っていることがある。

 それは、会計のときに支払いを済ませるより先に、チョコレートチャンクスコーンを温めるためにオーブンにいれ、私を待たせることだ。もちろん、理にかなった対応であることはわかる。注文をあずかって、お客さんがお金を出すまでの待ち時間を有効に使うために、スコーンをオーブンに先に入れてしまおうというマニュアルはよく理解できる。

 しかし、こちらは百戦錬磨でスタバのことを思って待ち時間をなくすために、クレジットカードと連携したスタバアプリの店内支払い用QRコードを出して店内にはいってくる。駐車場に車を置いた段階で、店内wifiと接続するまで時間がかかるから4G回線でアプリを開いてQRコードを出して店内にはいっている。

 注文をする前からアプリを開いて目の前に出しているけど、注文をするとかならずバーコードリーダーでピッとされる前に、

「スコーンを温めますね」

と私を背にしてオーブンにチョコレートチャンクスコーンをクッキングペーパーにのせて入れる間、私はその作業を眺めている。待たされるのが大嫌いな私としては、この数秒が数十秒に感じられる。

 どうせ店内だれもいない。ラテと一緒にスコーンは出てくる。ならば、ラテができるタイミングでスコーンも温めてくれればいいのに!松岡修造がマクドナルドでハンバーガーを注文するとき、一番美味しく食べたいから「いくらでも待つからできたてのハンバーガーをすぐ渡してください」と言ってた。まったくその通り!朝一番の私に熱々のラテとオーブンから出たてのスコーンください!そして、先にピッとして私を開放してください。


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