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冬に飲食店で出される氷水に文句を言いたい

寒い冬、飲食店に行くと必ず不快に思うのが、なにも考えずに出されるあの氷水だ。

 外気温0度とかで、ダウンジャケットきてマフラー巻いて完全武装してきて、店内は温かいからとりあえず脱いだけど、おしぼりと一緒に出てくるのは冷たい水。氷たっぷりのキンキンに冷えた水。夏のビールじゃあるまいし!

 嫌がらせですか?こっちは冷え切ってるんだよ。だって、みんなジャケットきて温かい服装できてるじゃん。やっと辿り着いて落ち着いたと思ったら、追い打ちをかける氷水。

 いや、待てよ。だれも文句を言わず、普通に何食わぬ顔でしったげしゃっこい水のんでる。私がおかしいのか?みんな、実は体ぽっかぽかで、店内はいったら「これこれ、寒い冬に氷水だよね〜」って思っているのか?

 たしかに、アイス消費量全国1位の石川県でも、実は冬こそアイスは美味しいという。でも、それはこたつがあるからでしょ。あったか〜いこたつにくるまって、頭寒足熱でお茶と一緒にアイスを食べるから美味しいのであって、外で雷雨に吹雪くなかでアイスなんか食ってるわけない。

 いや、もしかして、あったかいお湯を出すって難しいのか?たしかに、熱すぎてやけどしたら大変だ。もしかして、味覚が飲食店の人たちは敏感過ぎて、水を温めると味が変わってしまうのか?鉄瓶で沸かさないと、水の味が落ちるとかあるのか?

 実験したよ。T-fal、電子レンジ、ガス、給湯器、薪ストーブ、それぞれでお湯作ってみたよ。味変わんねえ!わからない!とりあえず、電子レンジの速さとT-falの一瞬でたっぷりのお湯ができることはわかった。

 「こんなに冬寒いのに、なんでみんな飲食店で冷たい水飲むんだよ。」

 33年間考えてきたけど、私と同じことを思っている町があった。そう、それは盛岡。盛岡のレストランにはいったとき、すべてが変わった。席につくと厚手のガラスコップがでてくる。何気なく飲んでびっくりした。

「お、、お湯だ!!!」

 食事がはじまる前から感動した。きっと、このレストランはいいところだ。でも、いいのはこのレストランだけではなかった。次に入ったカフェでも、お水の変わりにお湯がでてきた。そう、あの厚手のガラスに入れてだ。

「盛岡ではお湯を出すんですか?」

「そうですね、だいたいのお店がお湯を出すと思います。」

 普通に水を入れるスレンレス製のポットに、50−60度のお湯をいれてた。熱いけど決してやけどをするほどでもなく、口に入れるとほっとするくらいの温度。盛岡はほっとする町だ。ありがとう盛岡!


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