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R1年度BabameBase運営協議会を開催しました

 馬場目ベースの運営協議会を2月27日に開催しました。前職ではすべての会議(経営から財務まで)がOPENになっていたので、ドチャベンジャーズもウェブ上では積極的に透明性を発揮していきたいと思います!

 協議会はとってもいい時間になりました。馬場目ベースは地域なしでは役割を発揮できない。1年目は施設の運営、移住定住促進事業など町外に向けた仕事が多く、地域内とつながるきっかけがほとんどなかった。

 協議会委員のみんなが、馬場目ベースの役割を深く深く考えていることがとっても嬉しかった。過度な期待に多分な役割を求められることが多いな中、委員の方々からは馬場目ベースの役割を限定し、かつ連携して成果がでるように話をしてくれた。”共創”を土台に対話をしてくれたことに心から感謝。こんな会議なら毎月でもやりたい。

 元気をもらった会議なので、中身を簡単に公開します。馬場目ベースに関心がある人がいたら、見て聞いてみてください。委員のみなさま、本当にありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします!

〜〜会議のメモ〜〜

館長はHUBになればいい(Oさん)


 来年度の指定管理者スタッフが新しい顔ぶれになるようですね。いずれ、柳澤館長が動き過ぎず、館長だけが動くのではなく、例えば、「柳澤HUB」という形式をイメージして、目的ごとに動けるスタッフ構成になるよう進めてほしいですね。

馬場目の台風の目に(Kさん)

 地域への浸透率向上が課題である。今後はコミュニティ生活圏やGBビジネスなど、地域での取り組みについて盛んに話し合いや勉強の場を設けている。例えば、ここを農産物の販売所としてやってみたり、ビジネスでなくとも各種グループの人たちが気軽に利用できるセンター運営(雰囲気づくり)に努めて、馬場目を変えていく台風の目になってほしい。柳澤館長が主になって頑張らなくても、いろいろな目的でこのセンターを利用させ、それらの開催元(主催者)に責任を持たせてやらせればいいのだから、何でも背負い込まず、利便性の向上など、もっと全体的なことに集中して動いてもよいのでは?と思う。

馬場目だけではなく町全体のために(Kさん)

 この施設は馬場目だけのための施設ではなく、「五城目町地域活性化支援センター」なのだから、五城目町全体の活性化ための施設であること(根本)を忘れずに、業務にあたってほしい。
 時折、「五城目町地域活性化支援センターってどこですか?」という問い合わせがある。「馬場目ベース」と言えば分かる人が多い。正式名称は「五城目町地域活性化支援センター」であるにも関わらず、この敷地内には「馬場目ベース」という看板しかない。肝心の五城目町地域活性化支援センターを示す看板が無いので、何かしら検討してみてください。

つながらないところを、つなげる(Sさん)

 喫茶店などをセンター内に作ることは下水道の事情で難しいとのことだが、料理教室であったり、スローフードのような昔ながらのもの作り方教室などを開催できるよう仕掛けてみては。
 入居者の状況を見ると、県内外の大学との連携、新しい関係構築が進むようなので、「世界で一番こどもが育つ町」という想いもあるのだから、子どもを主としたイベントや交流の機会を作ってみてはどうか。もれなく親が付いてくる。口コミなどからもっともっと広がりができてくることを期待したい。
 地域活性化支援センターに人が来ない理由は、「来る理由がない」から。そう考えた時に、そういった層の人たちに刺激、キッカケをどう与えるのかが大切と思う。子どもを主に、軸に、ターゲットにすれば、人は集まりやすいし交流しやすい空気にもなる。

 出島としての役割はある。外向けだけでなく、町の人たちも絡め、こどもたちも、親も一緒に巻き込めるイベントにすることで、町の人たちも馬場目ベースの役割が
 「指定管理者が主催しなければ」に囚われず、入居企業、大学側が主催で行う企画もあってよい。むしろ、指定管理者は脇役、裏方になっていい。場として、いろいろなものを巻き込む、ブランドを考えていくのがいいかもしれない。そして、町の中で人と人をつなげるHUBが馬場目ベースの役割。

みんなが案内人になる(Uさん)

 地域活性化支援センターは「チェックイン機能」を持っている。町外、県外の方々で五城目を知りたい(視察)目的で最も訪問しやすいのがココだと思っているからだ。ただ、時にチェックインできても、龍くんが不在だと(案内人がいないと)地域活性化支援センターの見学だけで帰っちゃう人(団体)も少なくないと思っている。五城目の魅力は馬場目だけで完結するものではないので、龍くんのようなアテンド役を担える人を育てるべき。(みんなが案内人)
 龍くんだけが責任(ミッション)を負うのではなく、周りのスタッフに自分が抱えていること、いろいろな仕事をどんどん手放していいと思う。

出島からチェックアウトのデザインを(Kさん)

 ドチャベンジャーズの指針である”ドチャベンを実現する=ひとりひとりが主人公”になる、という部分はドチャベンジャーズが委託を受けた時点でデフォルト。これがどんどん起きていってほしい。

 1点目にプラスして、ある意味で委託した側の期待を越えていく部分として、『まちの「出島」としての機能』があるのでは。ババメベースには年間をとおして視察の数がとても多い。この方たちすべてをつかまえておく必要はないかもしれないけれど、相手側の関心に合わせていくつかの深さで関わりを維持していく方法があるといいのかも。町の「出島」であるババメにチェックインしてもらったので、そのあとどんなチェックアウトをしてもらうかのデザイン。

 例えば私が良い例で、ババメ→ShareVillage→朝市→いちカフェやHIKOBEなどとつながっていって、すっかり気に入ったし自分のいるところの留学生にも見てもらいたいし、自分たちの国の文脈で五城目でおきているような「ある町の展開」みたいなものを考えて欲しいので、毎年演習をやるようになっています。明治大の岸先生はじめ、大学の教員・研究者にとって魅力的な種類・深さの関わりがあるかと思います。

 そんなような感じで、内と外的に、内については「ひとりひとりがクリエイティブになる場所」、外についてはまちへのチェックイン機能-->つながりの醸成機能、みたいな感じのことが構想できるのかなぁと思います。


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