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どんなに遠くても行きたいギャラリー・カフェ巡りの記録

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「車でしか行けない場所で20年以上続いているギャラリー・カフェ」を求めて旅した記録。
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#日記

静かな楽器のような空間

1度会っただけなのに、ずっと前から友だちだと思える人ってたまにいる。(相手がどう思っているかは知らない)その1人であるいっしーのnoteに"Starnet"の馬場さんの言葉が書いてあった。 それを読んで、馬場さんが残したものを見てみたいと思った。もう馬場さんはいない。でも、手を入れ続けた場所はどう残っていくのだろうか。 Starnetも車でないと辿り着けない場所にあった。店舗は山を背負っていて、となりには大きな池のある公園。開店前にたどり着くと、スタッフの方が公園まで一所

ものとひとが関わる時間

岐阜県多治見市。多治見焼、意匠研究所、モザイクタイルミュージアムなど陶磁器の町として有名。焼き物の原料となる土や粘土の生産地でもある。 友だちが意匠研究所に通っているとき、多治見に遊びにきたことがあった。そのとき行けなかったのが、ギャルリ百草だった。陶芸家の友人はとっても癖があって、普通のカフェには見向きもしない。音楽にも詳しく、陶芸と音楽は似ていると話していた。その時、私にはちっとも意味なんてわからなかった。 多治見の端っこにあるカフェを目指す。丘の上にある小さな住宅街