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効果的なダッシュボード作成の3つのコツ

Tableauのサイトでは、多くのベストプラクティスが公開されています。

「効果的なダッシュボードを作成するための10のベストプラクティス」というホワイトペーパーを参考に、3つのコツを紹介します。


1.誰が見るのか?を明らかにする

ダッシュボードを作成する際に最も重要なのは、「誰が見るのかを明らかにすること」です。「誰が」というのは抽象的ですが、いかにその解像度を高めるかがポイントです。

以下のような観点で「誰」を捉えることで解像度を高めることができます。
どのくらいの頻度で見るのか?
・見るために使える時間はどのくらいか?
・対象に関する知識レベルはどの程度
どういう媒体・デバイスで見るのか?

15秒しか時間が取れない人と、30分時間を取って見たい人では、効果的なダッシュボードは違いますし、スマートフォンとPCのどちらかによっても全く違ってきます。


2.無駄をなくす

多くの色を使ったり、多くのビューを1画面に表示することは、ユーザの負担を高め、ストーリーをわかりにくくします
また、パフォーマンスに影響するためレスポンスが遅くなり、思考の妨げになります。
ビューの数は2~3枚にとどめ、ビュー内での色や情報量(凡例やストーリーに無関係なデータ)を減らし、ストーリーを明確に示すことが理想です。


3.インタラクティブ性を高める

ダッシュボード分析の中で、最も効果的で有益な要素は、そのインタラクティブ性にあると考えます。例えば、特定のグラフの一部を選択することで、同じ条件のデータに絞り込んだ他のグラフを生成できる機能がその代表です。
それ以外にも、ツールヒントによる追加情報の表示も有益です。

誰に何を伝えるのか?を明確にしたうえで、どのようなインタラクティブ性を持たせるのかをしっかりと考えていくことが重要です。
絞り込みアクションの設計、無駄なくわかりやすいツールヒントの設計にも気を配る必要があります。


DATASaberでもホワイトペーパーが紹介されていましたが、当時余裕がなく読めていませんでした。読んでおけばより理解が深まったなと今さら思いました。
多くの示唆があるのでときどき読んでまとめていこうと思います。


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