見出し画像

ベルリン一人旅②🇩🇪 歴史の証人、ベルリンの壁【ドイツ】

こんにちは。

ベルリン旅2日目です。前日はベルリン料理「アイスバイン」で致死量の豚肉を摂取し胃もたれ状態で就寝。

今日は主にベルリンの中心街を観光します。


ドイツの歴史を象徴するベルリンの名所

前日早めに寝たこともあって、朝7時頃に目が覚める。

特にやることもないので、早々にチェックアウトして街に繰り出ることに。

ベルリン中心部ともあって、街は結構煌びやか。それでも、垢抜けすぎない、どこか落ち着いた雰囲気も同時に感じられる。

チェックポイントチャーリー。ソ連軍の肖像。
逆側はアメリカ軍


まず最初にやってきたのはチェックポイントチャーリー。

西ドイツと東ドイツに分断されていた時代に、検問所として機能していた場所だ。

片側にはアメリカ軍の、もう片側にはソ連軍の肖像が飾られている。

テロのトポグラフィー。早朝で開いておらず。
すぐ側にはベルリンの壁

続いてやってきたのはテロのトポグラフィー。ナチス政権の、ユダヤ人虐殺の歴史がまとめられている地だ。

少し朝早く来すぎたせいでこのときはまだ開いていなかった。

付近にはベルリンの壁も聳え立っている。

昨日もやってきたポツダム広場
ベルリンの壁が展示されている

続いて昨日の夜もやってきたポツダム広場。ベルリンの壁が展示されており、実際に手で触れることもできる。

こちらはホロコースト記念碑。虐殺されたユダヤ人達を追悼する場であるとのこと。

およそ2700個の石碑が並べられており、石碑の間を通り抜けることもできる。


なぜドイツが戦後復興できたのか

チェックポイントチャーリー、テロのトポグラフィー、ホロコースト記念碑、そしてベルリンの壁など、ドイツには戦争や虐殺の歴史を象徴する名所が多い。

ドイツの街並みを歩いているだけで、自然とドイツの歴史に思いが馳せられる。

ヨーロッパを代表する大都市でありながら、どこか落ち着きを感じる様子なのは、こうした歴史に対する自省の雰囲気が感じられるからだろうか。

2度の世界大戦や冷戦を通じ深刻な傷を負った過去があるにも関わらず、今ヨーロッパを代表する国としてドイツが繁栄しているのは何故か。

それはきっと、悲惨な過去を忘れず、反省して今度こそ真っ当な人権国家を作ろうという、ドイツの強い決意があってのものなんじゃないかと思う。

僕が昔読んだ本によると、ドイツは戦後世界に先駆けて社会権を保障したことに加え、全人教育に力を入れたことが復興の足がかりになったのだという。

似たような戦争の歴史を持つ日本がこれから世界を引っ張っていくために出来ることはなんなのか。

色々考えさせられる。


ちょっとシュールなベルリンの壁

華やかなブランデンブルク門
ベルリンの国会議事堂は生憎工事中
ベルリンの壁がすぐ側に

ブランデンブルク門、国会議事堂と華やかな建築を巡り、ベルリンの壁が展示されている公園へ。

昔はこの壁が西ドイツと東ドイツを隔てていたのだろうか。

大都市にベルリンの壁が混在している様子は、見ようによってはシュールだ。

ムゼーウムス島のペルガモン博物館。

続いて、橋を渡りムゼーウムス島、別名博物館島へ。

ここには5つの博物館が集まっている。そのうちの一つが、このペルガモン博物館。

世界遺産にも登録されている。

旧博物館
厳かなベルリン大聖堂
2つの建物に囲まれる広場

こちらは旧博物館。
すぐ側には厳かなベルリン大聖堂がある。

大聖堂と博物館に囲まれる広場は何とも格式の高さを感じさせられる場所だ。

ドイツテレビ塔。入場料を払えばベルリン市街を見渡せるが今回はスルー。
ウーラーニアー世界時計。世界の標準時間が記載されている。

テレビ塔や、ウーラーニアー世界時計を巡り、いよいよ最後の名所、イーストサイドストリートへ。

イーストサイドギャラリー。風刺的な絵が多い。

ここのベルリンの壁には、100名以上の画家による壁画が描かれている。

ドイツの歴史を風刺するような絵が多い。

日本語の絵。ユダヤ人達の避難を表しているのだろうか。

中には日本語の絵もある。ホロコーストから逃れ日本へ避難するユダヤ人達を象徴する絵であろうか。

有名な絵。社会主義国の友愛を表す。

こちらはおそらくイーストサイドギャラリーで1番有名な絵。

見たことあるという人も多いのではないだろうか。

旧東ドイツと旧ソ連の政治家の接吻は、社会主義の友愛を表しているという。


ジャンキーなドイツ料理

お腹を空いてきたので、お昼ご飯。

ドイツで有名なファストフード店だというcurry 36にやってきた。

注文したのはカレーソーセージ。

ハンブルク編でも書いたが、ドイツのソーセージはとにかく肉肉しい。

カレーソースのスパイシーさも相まって食欲がそそられる。

そういえば、ドイツに来たのにプレッツェルを食べてなかったので、最後にいただくことに。

外はカリカリ中はモチモチで香ばしい。

岩塩との相性もとても良い。

ドイツ料理は全体的に、保存食系が発達していて、塩っ気脂っ気の強いジャンキーな食べ物が多いイメージだ。

酒飲みにはたまらない国なのかもしれない。



こんな感じで、ベルリン観光終了。あとは空港へ行き、コペンハーゲンまで直で帰りました。

余談だけど、飛行機の値段が3000円。ヨーロッパの飛行機は驚くほど安い。

文中にも書いたけど、ベルリンは戦争の歴史が感じられるスポットが多い。

パリやローマのような華やかさには欠けるのかもしれないけど、独自の味を持つ都市であるのは間違いないだろう。

今回行けなかったケルンやミュンヘンなどの都市もまた別の機会に行ってみようと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?