6月13日

大学の授業で大手企業で勤めているという方の話を聞く授業がある。火曜日はそれと演劇の授業と英語の授業、あと2つ取っているがどちらも行っていない。手の抜き方を探っている。遅咲きの反抗期だとしたら恥ずかしい。大手コンサルに勤めている今回の登壇者は、長々と会社について語ったあとにふふふと少し笑っていた。彼女の会社では年に一度パーティーを行うそうだ。彼女は就活の際にいくつかの大企業から声がかかり、偉い方々に食事をご馳走になる日々を過ごしたそうだ。華のある企業だ。ホテルを貸し切ってパーティーをしていたらディズニーのキャラクターがやってきたそうだ。微塵も興味が持てなかった。微塵も興味が持てないことに気づいたのが収穫だった。

その後受けた英語の授業では英単語のクロスワードパズルを解いた。出席者は5,6人。あまり互いに喋らない。グループワークを一人で終わらせて、先生が難しい問題の答えを聞くときに自分は口を開いた。自慢気でいる訳ではない、誰か答えてくれ、の沈黙が苦手なだけだ。それだけだと信じたい。

サークルの顔合わせがあった。ほぼ初めて会う後輩もいるのに今日の身なりは少し派手で怖い印象を与えるかもしれないと思った。派手な身なりは良い。自分の好きなものの中でなるべく派手なものを見に纏えば、内面の弱さを好きなもので隠せる。

後輩に対して同期を自慢気に語っている自分がいた。その時だけ少し声が大きかった。先の授業の登壇者に自分が抱いたそれと、同じものが見えてしまった。

授業の最後に、お話してくださった企業の方に質問をするコーナーが毎回ある。今日の授業だけ質問が少なかった。

自分のしている仕事はいくらでもあるのに、何故自身を誇る気にならないのだろうか。自分に対してそう思った。

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