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【ネタバレ注意】実写版ゴールデンカムイの感想

初日に観てきました

あらゆるネタバレを食らいたくなくて、その日はネットを封じて21時に仕事を終えてから最後の回をギリギリ滑り込みで観てきました。
原作は連載当時、木曜日の0時に更新される最新話を更新時間になった瞬間に読むくらい大好きで、すでに彼らの旅を見届けて結末も知っているのですが、結論から言いますと、実写映画化してくれて本当によかったです。

好きなジャンルがいろんなコンテンツで展開されるのは嬉しいと思うタイプのオタクなので、実写映画化の発表があった時は素直に喜びました。
しかし、漫画の実写化をポジティブに考えられない人たちがいるのもわかります。私も好きな漫画が実写化の際にめちゃくちゃな改変をされて悲しんだ経験があるので、不安な気持ちはよくわかっているつもりです。
実写映画化の発表直後、喜んでいる私の気持ちよりも周りの企画反対の声が大きくて、喜んでいる私が間違っているのか?と錯覚してしまうほど厳しい意見が多く、このまま本当に企画がなくなってしまうかもしれないと、公開日まで心配で仕方ありませんでした。

観てない奴に文句言える権利はねえ!!

と思っているので、自分が好きじゃないからって観る前から叩く人たちのことは企画運営してる方々は気にしなくていいと思うんですよ。なんならクリエイティブな活動をしてる人までめちゃくちゃ文句言っていたので、「あなたの作品が嫌いだからもう作るな」と他人から自分が言われたらどう思うか?を考えられない人だったんだなぁと悲しくなってしまいました。

どんな作品にも各々好き嫌い、気に入った気に入らないは必ずあるはずですが、観たくなければ観なければいいだけなので、実写映画化の発表だけで企画を潰そうする人たち及び、映画に限らず作品の新しい試みにいちいち文句を言う人には、今後どんなコンテンツを体験しても満足できないかわいそうな体になる呪いをかけておきます。

前置きが長くなりましたが、映画の内容に触れていきたいと思います。まだ2回しか観ていないので、記憶違いがあるかもしれませんがご了承下さい。
以下、ほぼ自分のために書いた頭が悪い感想とネタバレしかないのでご注意ください。











ちゃんとグロい

冒頭の戦場のシーンから気合い入ってましたね!血が飛び散るわ人が吹っ飛ぶわ、土煙や耳鳴りの演出、平面の漫画じゃ描ききれない実写ならではのいいところが序盤から盛りだくさんで、すでに勝ち確でした。
杉元の戦場での暴れっぷりも、鶴見が「鬼神の如し」と言うのも納得の動きで、まさに不死身の杉元を体現していました。カメラワークも天才。

“キングダム”の剣で凪払うと人が吹っ飛ぶような演出も爽快で良かったんですけど、杉元は確実に仕留めていくという描写がしっかりしていて、出世のための戦いではなく、今死なないための戦いって感じで、生きようとする必死さが伝わってきて良かったです。

杉元を追ってきた玉井伍長たち3人がヒグマに殺されるシーン、杉元がヒグマの巣穴から見ているような構図でこれも天才でしたね。
顔面リアルヘブンズ・ドアも再現されていて、引きのカメラでちゃんと顔面から血が垂れていたのが見えたし、内心で手を叩いて喜びました。
ヒグマVS杉元だと杉元が勝ってしまってどうにもヒグマのヤバさが伝わりにくいのですが、軍人3人があっという間に殺される描写はヒグマのヤバさを際立たせているのでいいですね。
あと、玉井伍長の「もういい撃とう撃とう」の言い方、人を殺すの慣れてる軍人って感じで良かったです。


子熊ちゃんが思ってたより小さきいのちだった

杉元が子熊ちゃんを胸に入れてるのめちゃくちゃ好きなんですけど、漫画だともうちょっと丸みがあってすでに熊だとわかる顔立ちだったのに、生まれたてのような赤ちゃんが出てきて、あまりの可愛さに興奮してしまいました。
そりゃ杉元も母性が爆発してしまうよ。


個性的な美形を理解した

尾形のことは個性的な美形って言及されてましたけど、ごーどんの顔で納得ですよ。尾形の顔をごーどんでやろうと言った人に金一封あげたいです。
今後はオールバックで出てくるんですよね?楽しみにしてますからね?


💩って何回言いました?

内容がぎゅっと2時間ちょっとにまとめてるので、やたら💩言ってた気がしました。体感15回。いやめちゃくちゃ言ってた気がする。なんならフチも言ってますからね。今度数えてみようと思います。
杉元の「💩ばっかり」の表情と言い方が個人的にすごいツボってます。周りからくすくす笑い声が聞こえたので、同じような人が他にもいてほっとしました。いい歳して💩で笑っちゃうとか恥ずかしいので。


月島軍曹でかい

180センチらしいんですけど、鶴見よりでかい。軍曹の良さってあの凝縮された筋肉の塊みたいな小ささもあるじゃないですか。発育がいい軍曹はちょっと解釈違いなところもあるんですけど、まぁそんなことより、馬に乗った鶴見の後ろを走ってついていく軍曹見ました?走り方が思い描いていた月島軍曹の走り方で「ワ…ァ」ってちいかわみたいなリアクションしてしまいました。
走り方でこんなキャラを体現できることなんてあるんですか?あの走り方だけで大好きになってしまったので、180センチの軍曹も愛します。


のぼりべつクマ牧場

動物園とコラボができるならもうなんかコラボしてください。でもヒグマ殺されちゃうからダメか…。でも実際の動物には危害加えられてないから…。ヒグマもリスも馬もカワウソも食べられちゃったけど…。


審神者業もやらせてもらっている身なので

和泉守兼定という名前がしっかり出たので、審神者の身としては嬉しくなってしまいました。土方さんありがとうございます。今後も存分に兼定で暴れてください。


壮大すぎる画面いっぱいの雪

あんな引きの画面で見せられるのは実写ならではだと思います。足跡ひとつない雪景色は圧巻でした。この自然の壮大さがゴールデンカムイって感じでワクワクするので、今後も引きの画面で北海道の雪景色を見せつけて欲しい。
吹雪のシーンもぜひ見てみたいです。
夏の緑が映える描写も楽しみです。バッタの大群に襲われるシーンを何卒…。そしたらおのずとあの名シーンが見れるはずなので…。


続編期待してます

あんだけチラ見せしてきたってことは、もう確実にやりますよね?だってあんな中途半端なところで終わってますし。まだ何も解決していないどころか始まったばかりですよ。
囚人の中で辺見ちゃん大好きなので、エンディングでチラッとそれっぽい人が出てきてひっくり返りそうになりました。他にもこの人が出てきたということはあのエピソードをやる気か…?という匂わせがすごいので、もう続編作るしかないですよね。
全部のエピソードを実写化するのは難しいと思いますが、私は鯉登が出るまで続きを諦めませんよ。あんなに丁寧に作ってくれるなら、何も心配していません。

原作を全部読んだ人なら「この設定もう出てくるの!?」と思ったシーンもあって、連載が終わってから製作してくれて本当に良かったと思いました。
辻褄が合うなら全然細かいところは変わってもいいので、とにかくあのクオリティで続きを作っていただきたいです。エンターテイメントとして大成功だと思っています。


あと個人的にお気に入りの箇所は、
・お団子のタレが垂れてちょっと慌てる杉元の仕草
・牛山にブーメランみたいに投げられる遊女
・二階堂の双子ならではのシンクロした動き
・油まみれの白石が笑顔で滑ってくる気持ち悪さ
・鶴見の能汁の粘り具合
・アシリパさんのストゥの乱用
・雪を滑って杉元から逃げる白石
・男性陣のいい具合の顔の汚れ
・尾形の原作完コピの構え


それと初見の備忘録として、“キングダム”も全シリーズ観ているせいか、最後の北海道の地図が砂金になっていくシーンが壮大な音楽と相まって「北海道を統一する話だった…!?」と一瞬脳がバグってしまったのを記しておきます。

本当に頭の悪い感想ですみません。

これを書いているのは公開日3日目なのですが、時間が許す限り観たいですし、まだまだ細かいところが見えていないと思いますので、引き続きワクワクを楽しみたいと思います。

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