咲き初めるフラワーレイ       【ブルーアーカイブ考察】

※この記事には百花繚乱編、ブルーアーカイブのネタバレを含みます。

百花繚乱編を読んでいた。とても面白かった。だが登場するキャラクターの名前や出てくる言葉に少しの引っ掛かりを覚え、それを以前解釈を熱く語らせていただいた先生に話してみた。

そして2人の先生はオタクトークをしながら、互いの解像度を高め合い

ブルーアーカイブの恐ろしさを知ることになるのである。

※以下の内容は既出の内容が含まれている場合があります。又、2人の先生個人としての解釈が多く含まれている対話形式で進んでいきます。ご了承下さい。


1.口実

ことの始まりはVol.5 百花繚乱編を読んでいた時である。
百花繚乱編は解散した百花繚乱紛争調停委員会の生徒ユカリが先生と協力して、百花繚乱紛争調停委員会を復活させるという話だ。
そしてその委員会に所属している生徒の名前のモチーフには花が使われている。
最初はあまり気にならなかった。花の名前なんだな〜と。ただ物語がある程度進んだ頃、花火が打ち上がるシーンがある。
そこでなぜか花火の花言葉がそこで気になった。
まず花火に花言葉があるのかないのか、そこすらわかっていないのに……

あった

花火の花言葉は「口実」らしい。
この言葉の意味の中に言い訳という語がある。
百花繚乱編を読んだ先生たちなら、この言葉ナグサを指している言葉なのではないか?と受け取ることができないだろうか。
ナグサはアヤメという委員長、幼馴染のようにはなれないという言葉でその奥にある自分の言葉を隠していた。これは一種の言い訳にあたると考えた。
このストーリーでは花火=口実=ナグサ
このように見ることもできる。

そしてストーリー終盤、百花繚乱の生徒たちは苦境に立たされるが、壊れかけていた仲間や友情を取り戻し戦いに勝利する。
その後花火が打ち上がるシーンがある。
ここでの花火は前の花火とは意味が違くなっていると考えている。
花火の花言葉は口実と説明した。そしてもう一つ花火に関する花の花言葉が存在する。

夏花火という白い花である。そしてこの花の形は、ナグサの髪飾りに似ている。
夏花火の花言葉は「友情」「楽しい思い出
この花言葉、このストーリーを説明してるように思う。この打ち上がった花火は咲き始めた花のように、ナグサが百花繚乱に入りまた百花繚乱として歩き出すという白い花火、夏花火としてかかれていると解釈できる。
4人の友情や関係を示す上で適した言葉なのは間違いない。

これに気づいた時にこのストーリーは至る所に考察できる要素や気づいたらもっと楽しめる要素を秘めてるのでは思った。
もしかしたら名前のモチーフの花言葉だったり見てみたらもっとわかることあるかなと考え調べた。
最初に調べたのはナグサのモチーフ、「勿忘草」について。
ナグサの髪や髪飾りなどは白い。勿忘草には色が何種類かあるが白い勿忘草が存在する。
白い勿忘草の花言葉は「私を忘れないで」
正直あまりわからなかった。
一方で代表的な色の青の勿忘草は「真実の愛」などである。どうやら少し友情を含んでいる解釈もあるだとか。


が、その時知る。
ワスレナグサ色」という色があることを。
何かヒントになるかもしれない。そう調べていた時このワスレナグサ色の英語が書いてあった。

「Forget me not blue.」
青を忘れないで

この言葉を見た時1人の生徒を思い出した。
百花繚乱の委員長アヤメである。
アヤメも名前に花のモチーフがある。菖蒲だ。
そして菖蒲という花は青い花である。

この想いを共有したい、そして深めたい。
そう思い私はここで人に頼ることを決めた。


2.Forget me not blue.

私にはそれほどすごい話す人は少なく、どうしようか悩んだ。
そして先日カルバノグ二章について語り、毎日キャラへの愛と解釈を呟いている先生に話すことにした。以下、キヴォトスの雑誌編集者先生こと編集者先生とする。(仮名)


私:(上記のことを話す)

編集者先生: !?!!?!?!?!,!??!?!?!??????!??!!!?


編集者先生は感極まっていた。結構返信に時間がかかってそうだった。


編集者先生: その花色の言葉の意味は広く解釈できて面白いですね。青くしないでみたいに受け取ることもできそう。
そういえばナグサ先輩の腕ってあれはシンプルに色彩に当てられたという感じでいいんでしょうかね……?


青くしないでの面も確かにありそうだな、なるほど、と思う。そしてストーリーの中でナグサの腕は負傷していると言及されており、それは確かに色彩に当てられたという解釈もできる。


私:それはあると思いますね。
ナグサの腕に言及されてるシーンぐらいでアヤメが色彩に当てられたみたいなちょっと考察できるところありませんでしたっけ。あそこ当てられてシロコテラーみたいに灰色になるなら、青を忘れるなってそういうところも効いてきますよね。

編集者先生:めっちゃアリますね!「青を忘れるな」って青春を忘れないようにともとれますし、ブルーアーカイブという世界からアヤメ先輩はどこか別の次元に行ってしまったのでは!?みたいな。その辺りの意味があってくれると勝手によろこびます。


青を忘れないでの意味を考えざっとまとめあげた。
ナグサの名前から判明したワスレナグサ色。
これの英名から考察できる、アヤメについての考察やアヤメとナグサとの関係。

そしてその後は軽い先生(オタク)トークをしながらこのぐらいの解釈の共有をしただけだった。
会話に花を咲かせていた時、編集者先生が何気ない一言を放った。

編集者先生:クズノハに会うにはどうすれば良いんでしょうか


この一言をきっかけにこの考察はクズノハの正体、デイリーミッションのAPの仮説やキヴォトスの世界と現実世界の交わりについて迫ることになる。

後編「掴んだ虚実」に続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?