見出し画像

お金のカタチ

今回の部員日記は、理工学部1年、鈴木龍一が担当させて頂きます。

皆さんお金は好きですか?
僕は大好きです❤️(笑)
お金より大事なものもあるという人も間違いなくお金は大事なものランキングで上位に入るでしょう(知らんけど)

お金は大きく2種類の資産に分けられます。
1つ目は安全資産です。
安全資産とは、例えば銀行や保険会社などに預ける資産のことです。収益率がほぼ一定です(金利0.1%みたいな)。厳密には完全な安全資産は存在しません。(例えば、現実問題では銀行が倒産したら預けたお金がなくなってしまうからです。)
2つ目は危険資産です。
今回はこの危険資産について考えていきます。
(以下、敬称略)

危険資産

皆さん危険資産という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

危険資産とは簡単に言えば、収益率が安定せずに最悪の場合なくなってしまうかもしれない資産です。

皆さんに聞き馴染みのある危険資産といえば、株式やビットコイン、不動産などがあります。

金融庁のデータによると日本人の安全資産と危険資産の保有割合は5:1程度の人が多いのに対して、アメリカ人の保有割合は1:1程度の人が多いです。ここから日本人がいかに安全思考であるかが分かります。

しかし、今世界で最も稼げる職業の一つは投資家です。ここで注意ですが、適当に投資して儲けているわけではありません。(僕のようなお金のない一般大学生が投資をしたところで運に左右されるところが大きいでしょう。)そうではなく、データに基づいた投資を行うことにより、限りなくリスクを抑え、利益を最大化しています。

ちなみに、一番稼いでいると言われている人はイーロン・マスクです。主な実績としては宇宙開発企業のスペースX社や自動車メーカーのテスラ社など様々な会社のCEOをしています。投資に関して言えば最近はツイッター社を買収しています。

前述の通り、危険資産には様々な種類があります。
株式、暗号資産、NFT...

株式

まずは、株式についてです。
株式投資は、リスクがある一方で大きなリターンが期待できる金融商品です。また、株価の見方、売買方法などの基本的な仕組みを押さえれば初心者でも始めやすいと思います。

株式の選び方について、リスクを抑えるためにポートフォリオ分析というものをします。簡単にいうと分散投資、つまり、いろんな企業の株を買うということです。これはかなり昔から投資家たちが直感的に行ってきたリスクヘッジの方法です。利益を最大化させようと思ったのなら、今後伸びそうだなと思う株式のみを大量に購入すればいいでしょう。しかし、上記のポートフォリオ分析を直感的に行なってきたことからも分かるようにプロの投資家たちも利益への期待だけでなくリスクへの不安もあったわけです。ちなみに、分散投資にあるメリットはアメリカの経済学者であるハリー・マーコビッツが数学的に証明しています。今回は簡単な説明なのでこれ以上詳しくは踏み込みませんが、株式投資をする際は株式の選び方に注意してみてください。

実際、皆さんが思っているよりも簡単に株式の取引をすることができます。しっかり調べた上では挑戦してみる価値は大いにあると思います。

暗号資産(仮想通貨)

次に暗号資産についてです。
暗号資産とは、以下のようなものです。

暗号資産は、インターネットの中だけでやりとりされる、通貨のような機能を持つ電子データです。 紙幣や貨幣などの実態は存在しません。 以前は「仮想通貨」と呼ばれていましたが、令和2年5月に施行された資金決済法の改正により、国際標準である「暗号資産」(crypto-assets)に呼称が変更されました。
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201705/1.html

有名どころでいえば、ビットコインやイーサリアムなどがあります。

皆さんは「億り人(おくりびと)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
この言葉は超低価格で入手した暗号資産が爆発的な価格上昇により価値がインフレし、それにより億万長者になった人を指します。

そんな「億り人」などという言葉を多く用いられるようになったのは、2017年の仮想通貨の急騰によるものである。その中でもビットコインは一時期777万円(2021年11月9日)を記録しています。今でこそ、かなり暴落して400万円程度(2022年6月現在)であるが、2008年にサトシ・ナカモトがビットコインについての論文を発表し、価格が提示されたのが2009年であることや2010年5月にアメリカでピザ2枚が10,000BTC(ビットコイン)で取引されたことを考えるとものすごい高騰をしています。

仮想通貨は需要と供給のバランスによって価値が決まっています。ビットコインについては「インフレさせない」という思想をもとに作られているため、発行量とペースが決まっています。つまり、発行量を上回る需要があれば価格は上昇し、需要か少なければ価格は下がります。

暗号資産で利益を出すには今後の需要が上がることを予測しなければなりません。これは大変難しく、手を出しにくい気がします。購入を検討する際は、長い目でみる必要がありそうです。

NFT

次はNFTについてです。
NFTとはNon-Fungible Token の略で、日本語では非代替性トークンというものです。
NFTとは以下のようなものです。

NFTとは、「偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」のこと。暗号資産(仮想通貨)と同じく、ブロックチェーン上で発行および取引される。
https://www.sbbit.jp/article/fj/60992

引用文にあるブロックチェーンとは簡単に言うと複製や改ざんができないようするためにNFT内に組み込まれたプログラムのようなものです。これはNFTだけでなく、暗号資産にも使われている技術です。もっと簡単に言うとコピーアンドペーストができないということです。

従来のデジタルデータはコピーが容易にできてしまうため実際の宝石や絵画のような資産価値があるとみなされませんでした。しかし、ブロックチェーンの登場により、デジタルデータの唯一性が保証されて資産価値を持てるようになりました。

NFTの実際の取引としてはイーロン・マスクが出品した音楽作品が約1億円の値がついています。また、VRアーティストのせきぐちあいみが出品した作品が約1300万円で落札されるなどしています。

また、海外では少し前に「Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)」と言うゲームが流行りました。これは世界初のブロックチェーンを導入したNFTゲームです。どんなゲームかと言うと、Axieと呼ばれるモンスターを対戦させるゲームで、成績によりSLP(Smooth  Love Potion)という通貨を獲得できます。この通貨がビットコインなどの他の仮想通貨と交換することができるのです。つまり、ゲーム内での成績がそのまま収入になるということです。フィリピンでは、実際に「Axie Infinity」で生活している人もいる(いた?)そうです。(ちなみに、フィリピンの物価は日本の3分の1程度と言われています。)しかし、当時はゲームを始める際に必要な初期Axieを購入するのに1匹約600ドル必要だったにも関わらず、現在は約5ドルになってしまっています。このことから、かなり暴落してしまっていることが伺えます。

このようにNFTは利益を出すことができます。しかし、「Axie Infinity」のように時が立ち、みんながNFTを始めてしまったら需要と供給のバランスが崩れて価値が暴落してしまいます。そこで、まだ参入人数が少ないNFTを早い段階から始めることが必要です。NFTは始めるタイミングや手を引くタイミングを見極める慧眼が必要ですね。

DAO

最後にDAOについてです。
DAOとは、Decentralized Autonomous Oganization の略で日本語では分散型自立組織と呼ばれるものです。
DAOは以下のようなものです。

ブロックチェーン上で世界中の人々が協力して管理・運営される組織のことです。
https://www.bridge-salon.jp/toushi/dao/

「これのどこがお金に繋がるの?」と思った人も多いでしょう。
その疑問にお応えするべく、詳しく内容を見ていきましょう。

まず、DAOの特徴は3つあります。
1. 中央管理者がおらず、参加者同士で管理
2. 透明性が高く、誰でもソースを閲覧できる
3. 誰でも組織に参加できる

もう少し詳しく説明すると

1.株式会社の場合は意思決定が上層部で行われて、決定されたことが上から下に指示される「トップダウン方式」が採用されているのに対して、DAOでは意思決定は「ガバナンストークン」というトークンの保有者が運営に対する提案をしたり、意思決定に関わる投票に参加したりすることができます。(「ガバナンストークン」とは株式会社でいう株式のようなものです)

2.DAOは透明性が高く、どのようなルールに基づいて運営なされているかが誰でも確認できます。DAOはブロックチェーン上で運営されており、参加者同士で決定されたルールはスマートコントラクト(決まったことをブロックチェーン上で実行するプログラム)で実行されます。また、ブロックチェーンはオープンソースなので、ソースコードを見ればスマートコントラクトの内容を確認できます。株式会社では全てのルールが確認できるとは限りません(例えば、コカコーラ社のコカコーラの製造方法など)。しかし、DAOでは組織の参加者もそうでない人も等しくルールの確認ができます。

3.株式会社では入社するために書類審査や面接などをする必要があります。一方でDAOはインターネットに接続できる環境があれば誰でも参加でき、なおかつ、「ガバナンストークン」があれば意思決定に参加することさえできます。

最近では、事業家の前澤友作がTwitter上でDAOの参加者を募っていました。もし興味がある人がいれば前澤友作のTwitterをチェックしてみてください。

まとめ

他にも様々なお金としての価値がある危険資産があります。現在、価値がついていない暗号資産もあります。そんな暗号資産に今後価値がつくことに期待して調べてみるのもいいかもしれませんね。そんなわけで、バイトや働く以外で稼いでみたい人は調べて行動に移してみましょう!(大体20歳にならないと口座開設ができず、一人では手も足も出ませんが...。成人年齢が18歳になったんだから、危険資産界隈も早く規制緩和してくれい!)

拙くまとまりのない文章でしたが、最後までご覧頂きありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?