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WACKのすすめ~その2~

こんにちは。

先日、私的WACK愛を語らせていただきました。

今日はその続きを書きたいと思います。

EMPiRE

まずはEMPiREから。といってもBiSあたりから他のグループもつまみながら行き来してザーッと巡る感じでしたので、はっきりとEMPiREを意識し始めたのがいつだったかはあまり覚えていません。ただ、もしあるとすれば、そのきっかけは今年の3/22から始まったWACK合宿オーディション2020をニコ生で観た時かなと思います。

WACK合宿オーディションとは、WACKでは毎年恒例になっている一大イベントで、新たなアイドル候補生を見つけるために開催される合宿のことです。ニコ生ではこの全7日間の様子が延々とカメラ回しっぱなしで生放送されるんです。これ、マジで凄いです。何が凄いって本当に24時間ずっと回しっぱなしっていうのもあるんですが、今年初めて観た私が感じたのは、ますますWACKを好きになってしまうということで、その仕掛けを作った代表の渡辺淳之介は超絶凄いと思います(語彙力)。

合宿オーディションでは、候補生の歌やダンスの審査はもちろん、食事、パフォーマンス練習などが全てニコ生上で晒されます。候補生たちの日常とまではいきませんが、彼女たちの人となりを良くも悪くも存分に知れることとなります。彼女たちが何を考え、どのような姿勢で臨み、どんな言動を取るのかが全部分かります。いわば、視聴者も彼女たちの審査をしているのと同じ目線になれるということです。実際に節目節目で視聴者投票がありますので、まさにWACKの中の人たちと同じ気持ちでオーディションに参加できます。これは凄いシステムだと思います。また、当然ですが生放送なので視聴者がコメントしたらリアルタイムで画面の向こうの人に届く(拾われる)可能性がある、というのもすごい。まさに視聴者参加型オーディションです。

合宿ではこの7日間の間に、毎日何名かの脱落者が出ます。なので、一生懸命画面越しに応援していた子が次の日にはいなくなることもあります。切ないですがこういう厳しい現実を突きつけられてふと我に返るとそれは画面の向こうの話だということに気付いて、何が現実なのかそうでないのか分からなくなる時もありますが、やっぱり現実なんだって気付いた時にはなぜだか分かりませんが自分も彼女たちのように頑張ろうって改めて思わせてくれます。とにかくこのオーディションは私にとって衝撃でした。

※ちなみに私はパンコ・ルナ・リーフィを推そうと思ってたんですが初っ端の歌唱審査でまさかの脱落。後になって松隈さんの動画も観ましたが、確かにぐうの音も出ないほどの正論。致し方なし。

ちょっと長くなって話が逸れてしまいましたが、この合宿オーディションにはWACKの現役メンバーも途中から参加します。ここからさらに合宿は面白くなるんですが、この話は置いといて。で、今年EMPiREから参加したのがMiDORiKO EMPiRE(ミドリコ エンパイア)でした。

正直、合宿前まではEMPiREに焦点を当てて見ていませんでしたので、あまり気にかけてませんでした。どちらかというとBiSのトギーやCARRY LOOSEのウルウ・ルに注目していました。ところが、合宿中の様子を見ていると、それまでの自分の中のイメージとは全然かけ離れているMiDORiKOを知って急激にMiDORiKO自身や彼女の所属するEMPiREが気になり始めました。これは他のグループにも言えることです。

合宿前に深堀りしていなかったグループはEMPiRE、GANG PARADE、WAggの3組でしたが、MiDORiKO EMPiREの他にGANG PARADEからは月ノウサギユイ・ガ・ドクソン、WAggからはア・アンズピアサアヤイトキラ・メイアイナスターウタウウタが参加していましたので、この合宿がきっかけでGANG PARADEやWAggも当然のように好きになりました。

合宿全体を通して言えることですが、候補生はもちろん現役メンバーもとにかく一生懸命に取り組む姿がおじさんには本当に尊く映りました。立場の違う者同士が、それも10代、20代の若くて希望に満ち溢れている子たちが自分のやりたいことや本当に好きなことに真摯に打ち込み、嬉しいことも楽しいことも、悲しいことも苦しいことも仲間とともに乗り越えていく、でも結局は全員がライバル、つまりは自分との闘いだ、みたいな青春ドラマがおじさんには堪らなく心に響きます(笑)紛れもなくドキュメンタリーなのにどこかドラマのような不思議な感覚を持って私は合宿を観ていました。

いかん、合宿の話になると本題と逸れていく(笑)

というわけでEMPiREをちゃんと聴き始めたのは本当に最近で、まだまだこれから深く知っていくと思いますが、今のところのおススメ楽曲はやっぱりピアスかHave it my wayですかね。

EMPiREの楽曲はHave it my wayみたいなどちらかというとダンスナンバー的なものが多いんですが、その中でもピアスは所謂「エモい」曲の代表なんではないかと思います。特に曲のバックグラウンドを知ると余計にエモい。

EMPiREだけでなく、WACK所属のグループはこれまでに様々なメンバーの脱退や加入を繰り返して今の形になっているところが多いんですが、個人的にはそれはあまり大きな問題ではなく、今から知る人にとってはまずは今のメンバーを存分に応援すればいいと思います。でも、過去の歴史も知ることでさらに現役グループやメンバーをより愛せるようにはなると思いますので、ちょっとだけご紹介します。まぁ偉そうに言えるほど私も知らないんですけどね(笑)

EMPiREには以前、YUKA EMPiREという子がいました。彼女はオーディション時に大学進学が決まっていて、合格してEMPiREのメンバーになってからはアイドル業と学業の両立に悩んでいたようなんですが、最終的には学業を優先して脱退という道を選びました。そのYUKA EMPiREの最後のシングルとなったのがこのピアスです。いろいろな解釈はあると思いますが、サビの最後に「いざ行け!行け! 行かなきゃ損さ 行かねばどうしよう」という部分があるんですが、私的にはこの部分がメンバーからYUKAへのエールと捉えることができてエモい。行ってほしくはないけど自分の選んだ道だから行け、行かなきゃ後悔するぞ、みたいな。YUKAが歌う時には自分へのエールですね。曲全体や前後の文脈は無視していますので実は全然違う解釈をすべきなのかもしれませんけど、それでいいと個人的には思ってます。そういう背景を知ったうえでライヴ映像を観てください。もっとエモいです。

あとやっぱり全員歌が上手いですね。というかみるみる歌唱力や表現力が上達しているのが分かるのもWACKの魅力のひとつですね。

GANG PARADE

次はGANG PARADEです。EMPiREと同じように合宿オーディションに参加した月ノウサギ、ユイ・ガ・ドクソンを見てからちゃんと聴くようになりました。ギャンパレも歴史の長いグループで、過去にはプラニメとかPOPというグループ名の時代もあったようです。そんなグループのメンバーの中で最も中心にいるのは間違いなくカミヤサキだと思います。

一番最初に彼女を見たときは、その坊主頭に驚いた記憶があります。アイドルなのに坊主…何なんこの人…どういうキャラなん?みたいな。でもずっと見ていると実はメチャメチャ格好いい。男前。噛めば噛むほど味が出るようなそんな何とも言えない魅力があります。その他にも個性的なメンバーがたくさんいますが、一番の魅力はこれだけの人数で魅せてくれるステージパフォーマンスかなと思います。以下おススメです。

今のところの定番と言えばこのあたりなんでしょうか。正直まだ詳しくないので私が今好きな楽曲も置いときます。

そんなGANG PARADEですが、先日の合宿オーディション後に衝撃の発表がありました。それが2グループへの分裂化。GO TO THE BETSとPARADISESの2つです。合宿に参加したユイ・ガ・ドクソンをはじめ、ヤママチミキユメノユアキャン・GP・マイカココ・パーティン・ココの5人がGO TO THE BEDS、同じく合宿に参加した月ノウサギの他、テラシマユウカナルハワールドの3人に加え、合宿オーディションで昇格が決まったWAggのキラ・メイの4人がPARADISESとなりました。

おいおい、こっちは今からようやくGANG PARADEを聴こうと思ってたのに分裂かよ、とは思いつつ、でもメンバーが分かれてより分かりやすくなったなぁとか思ったり。今後に期待です。

WAgg

最後はWAggです。WAggは即戦力を育てるために結成されたグループで、野球でいうところの育成枠みたいなものですね。あ、今気づいたんですけどWACKのアイドルの卵(Egg)でWAggなんかな!?いやいや、間違いないでしょ!?ロゴも卵みたいな形してるやん(笑)

まぁいいとして。とにかくここから他のグループへ昇格していくという形式です。さっきも言いましたが、今回の合宿でキラ・メイの昇格が決まり、PARADISESに加入しました。これはこれでお披露目が楽しみ。他にもCARRY LOOSEのウルウ・ルや豆柴の大群のハナエ・モンスター、GANG PARADE(今はPARADISES)のナルハワールドなどがWAgg出身です。また、先の合宿ではオーディションに合格したワキワキワッキーが新加入することとなりました。こちらも今後が楽しみです。

WAggの特徴として、育成枠ということでオリジナルの楽曲がなく、他のWACKグループの楽曲でパフォーマンスを行うということが挙げられます。ファンの間ではもはや現役メンバーで聴けなくなった初期BiSの楽曲などをやってくれるのが一つの魅力になっているようです。

今回の合宿ではア・アンズピア、サアヤイト、ウタウウタ、キラ・メイ、アイナスターが参加しましたが、合宿を通じて私が推していたのがキラ・メイとア・アンズピアでした。ただ、キラ・メイは昇格しましたが、ア・アンズピアは現状維持となりました。この差は何だったんでしょうか。それはとてもひと言では言えないことだと思いますが、個人的にはWAggとGANG PARADE(PARIDISES)の今後のことを考慮したものだったとも思えます。つまり、もしWAggからPARADISESに誰かが昇格することが前提にあったとすれば、そこはやっぱりキラ・メイだったのかなということ。グループ構成のバランスを考えると(ア・アンズピアがダメというわけではなく)キラ・メイがキャラクターや雰囲気的にしっくりくる感じです。また、WAggから今ア・アンズピアが抜けてしまうとWAgg自体のバランスが悪くなるような気がします。ア・アンズピアのスター性というか将来性みたいなものはまだまだWAggの中で磨いてほしいなという感じがしました。合宿で成長したメンバー、合宿に参加できない中でも成長したメンバー、新加入したワキワキワッキー、これらがまた一つのグループとなって成長していく様が今後はかなり楽しみなってきました。

おまけ

最後になりましたが、WACKを語る上で避けて通れないのが、代表取締役の渡辺淳之介とサウンドプロデューサーの松隈ケンタだと思いますので、簡単に触れておきたいと思います。

まずはWACK代表の渡辺淳之介。途中でも少し触れましたが、彼はある意味天才だと思います。賛否両論ありますが、良くも悪くもWACKは彼のワンマン経営で成り立っているなと今のところは思っています。私たちファンや業界関係者さえも驚かすような手法での売り込みを実行するのはトップダウンの経営でないと成り立たないのかなと思うからです。Twitter等のSNSやYouTubeを使った宣伝、クラウドファンディングの実施等、今の時代に合った戦略が立て続けに登場していますので、今後も彼の動向から目が離せないなぁと思います。

続いて松隈ケンタ。ひと言でいうと彼の楽曲はどれも素晴らしいと思います。ハズレがないと言うと大変失礼ですが、普通ひとつのアルバムの中に一曲ぐらいはあまり好きじゃないというか好きになれない曲ってありませんかね。でも、WACKの楽曲にはひとつもそれがありません。エモーショナルな楽曲やしっとりとしたバラード、または激しいロック、パンク、ダンスナンバーまで、彼の音楽性の幅広さとそれを具現化するスクランブルズの才能に惚れ込んでしまいました。本当に一曲一曲に拘りを持って制作しているんだろうなと思います。

ところで最近、彼のYouTubeチャンネルでWACKのおすすめの曲を紹介する動画がアップされました。他にもBiSH編でいくつか上がっていましたが、一番見てほしいのが以下の動画です。※以下、ネタバレあります。

私の好きなEMPiREのピアスが第三位にランクインしていたのも嬉しかったんですが、驚いたのが第一位の「アゲンストザペイン(BiS2nd)」でした。今はもう存在しないグループの楽曲が第一位だなんて。どんだけ思い入れのある曲なんだと。私はこの動画を観て初めてアゲンストザペインのMVを観ましたが、なるほどなと思いました。これは当時のBiSでないと成立しなかったんだと思います。また、ちょっと面白いのが同じ曲でBiS1stと2ndそれぞれのバージョンでMVがあるということです。

ん~どっちもエモいな。

今となってはパン・ルナリーフィとYUiNA EMPiREはCARRY LOOSEだし、ムロパナコはHer Knuckleとして活動を始めたし、その他の人も別のフィールドで活動していたり、どうしてるのか分からなかったり。その辺も面白いですよね。

終わりに

前回と今回で私的WACK愛について語ってきましたが、何日もかけて細々と書いてきたので前後の文章が繋がっていなかったり何が言いたいのかよく分からなかったりする部分はあっても(間違いなくある)見逃がしてください(笑)とにかく今後もWACKについていくつもりです。よろ。

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