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軽症から回復後のPCR検査Ct値

[6月20日更新]
6月8日にPCR検査を受けてコロナ陽性になった。その時のCt値は26。その後、6月12日に受けた検査では陽性だけどCt値は31と回復傾向。しかし、6月16日の受けた検査の結果は再びCt値26くらいに戻った。そして、6月19日と6月20日に受けた検査で陰性に戻った。PCR検査ではCt値が37度以上を陰性している。中国では今でも16元(約300円)でPCR検査を受けることができ、 Cycle threshold(Ct)値も検査結果に含まれている。ごく軽症で発熱があったのは最初の二日間だけ。短期間でスムーズに体調は回復したけど、Ct値の変化が意外だったので、その報告をここに残しておこうと思う。

大学病院の急診の入り口近くにある受付機には、「核酸検査」のボタンが表示されているので、診察券を入れて押すだけで検査の支払いができる。16元という値段はゼロコロナ政策の時に一律で設定されてものだが、ゼロコロナが終わった今も同じ値段だ。診察券とAlipay内の病院ミニアプリが連携しているので、登録の手続きは最初だけ。2回目以降は診察券を受付機に入れて操作画面でPCR検査(核酸)を選ぶだけ。その後、中庭にある検体採取プレハブで、待ち時間なしですぐに検体採取してもらえる。所要時間は料金の支払いも含めて5分以内。午前中に検査を受ければ、当日の19時までに検査結果が届くらしい。でも午後に受けた検査の結果は翌日の19時までかかるらしい。

急診にある受付機
病院の中庭にある検査プレハブ

6月8日の10時40分に受けた検査の結果は16時4分にアプリに届いた。検査は陽性。2種類のCt値が書かれていて26.363と25.398。うっすら体調が悪いかな、という程度だったので驚いた。帰宅して体温を測ると37.2度。

6月8日のPCR検査結果

12日から香港出張の予定だったので、PCR検査で陽性になったことをすぐに先方に連絡した。もし体調が回復すれば、そのまま予定を変更せず、回復しなかったら日程を変更しようという返事をもらった。渡航の条件を調べても、フライト当日の体調を自己申告する必要はあるけど、陰性証明や感染歴の報告はする必要がないようだ。ルールの範囲内なら、仕事への影響は少ない方がいいので、体調が回復すれば出張に行こうと決めた。

8日の夜に38.0度まで体温が上がったけど、9日の朝には37度台に下がっていた。そして10日土曜日の朝には36度台に戻っていた。その日の夕方に散歩して、体が完全に回復していると感じたので、月曜日から予定通り香港に行けそうだと先方に連絡した。葛根湯は飲んだけど解熱剤など症状緩和薬は服用しなかった。土曜日の夕方に薬局に行って、回復を早める薬を聞いたら、免疫力を高める「脾氨肽口服冻干粉」というものを勧められたので、とりあえず買って飲んでみた)。

体温の変化

12日の香港へのフライトは昼の12時。先に病院に行ってPCR検査を受けて、その後に空港に向かった。チェックインする前に、健康申告のアプリの質問に答える必要があったが、発熱も自覚症状もなかったので、問題なく通過することができた。そして、香港に到着後16時過ぎに、朝に受けたPCR検査の結果が届いた。結果はまだ陽性。Ct値は31と、8日の検査より5程度上がっていた。ウイルスの量は30倍くらい減ったということにある。

6月12日のPCR検査結果

ホテルに到着したら、訪問先のグループのメンバーが抗原検査キットを5つ届けに来てくれた。体調は完全に回復しているけど、香港滞在中はN95マスクをつけるなど他の人に感染させない対策をしながら、セミナーや打ち合わせなどのスケジュールをこなした。

香港の滞在先でもらった検査キット

香港滞在中はこの検査キットを毎日使ったけど、2日目に陰性になった後、3日目の朝に薄く陽性になり、午後によりはっきり陽性、4日目の朝もかなりはっきり陽性という結果になった。

香港滞在中の抗原検査キットの結果。

15日の夜の飛行機で温州に戻り、16日の朝にもう一度PCR検査を受けた。陽性になることは予想していたけど、Ct値が再び26まで下がっていることが判明して驚いた。16日も体調の変化は特になく、自分のオフィスで一日中仕事をした。

6月16日のPCR検査結果

17日、18日は週末で、自宅で緩く仕事をしながら過ごした。18日の夜には12kmランニングをしたけど、体は軽く気持ちよく走れた。

19日の午後に再びPCR検査を受けて、陰性の結果が届いた。陰性の場合はCt値は記載されていない。中国の基準では37以上で陰性。念の為20日の午前中にも検査を受けて、その結果も陰性だった。

6月19日16時に受けた検査の結果。陰性。
6月20日11時に受けた検査の結果。陰性。

軽症で回復した人は自分のように動き回るだろうし、PCR検査を受けてCt値を知る機会がなければ、周りの人を感染させる状態ということはなかなか意識できないだろうと思う。ここでは私一人の結果をシェアしたけど、回復期のウイルス量についての統計データがあれば有益だと思う。

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