気配りの解説

仕事をしていると素敵な人に度々出会います。そのような人に対して、「気配りできる」とか、「仕事ができる」という表現を当てはめることがあります。というか、上司がそんな風に言っていました。実際そのような人がチームにいると、チームの成果も雰囲気も良くなります。自分も気配りできる人になりたい!という野望から、気配りとは何かを考えてみました。

そもそも

goo国語辞書では以下の通りの意味でした。
[名](スル)あれこれ気を使うこと。手抜かりがないように注意すること。心づかい。配慮。「気配りが行き届く」「会場の設営に気配りする」
うーん、これだけだとピンとこないので、少し考えてみます。「会場の設営に気配りする」=「会場の設営に手抜かりがないように注意する」ということになります。例えば、必要な備品は足りているか、作業が滞っていることはないか、忘れられていることはないか、といったことを意識することが考えられます。責任者からしてみれば、いずれも大事なことですし、指示せずともそこに気付いてくれる部下には、「この人は気が利く人だ」という評価になりますよね。これが、気配りできるの正体になるのではと思います。

どうすれば

では、どうすれば気配りできる人=気配り上手になれるのか。答えの一つとしては、自分が責任者のつもりになることだと考えます。自分が責任者であれば、何をしなければならないか把握しようとします。結果、必要な段取りや備品を把握できます。実際には本来の責任者の考えで出来事は進みますが、情報を把握していれば、不足していることはすぐにわかるので、指示されずとも気付いて行動することができます。
加えて、責任者の思いつかないことも実行できます。責任者のつもりになれば、自分なりに必要だと思うことにも気付く余地ができます。気付くことができれば、責任者への提案もできますし、臨機応変な対応も取れます。つまり、責任者の想定を超えることもできるかもしれないということです。ここまでできると、限りなく手抜かりを無くせますよね。

結論:私が責任者意識

会社では業務の分担や役職の上下があり、すべての情報を把握することは難しいかもしれません。しかし、自分が責任者だと思って必要な最低限の情報を把握しているだけで、行動できる幅が変わってきます。自分が責任者、自分が対応しないといけない というつもりで、他者の業務を知ること。それが、気配り上手への道になると思います。そして、誰にでもできる気配り上手への第一歩になると思います。


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